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都農ペレット工業 代表取締役 河野章弘さんの職業講話を聞いて

文章:1年生 伊藤 宙(FORZA AICHI:愛知県出身)

都農ペレット工業さんでは、再生可能な次世代燃料として期待されている木製ペレットの製造を行っています。

河野さんの作るペレットは、原材料に杉と桧を使用して8対2の割合で配合されています。さらに製剤端材などの粉末を混ぜた
おが粉を、乾燥・形成させて作られています。
完成したペレットは、すぐに店頭に出されるのではなく、一般社団法人日本木質ペレット協会の定める基準が満たされているか検査を行い、合格した物だけが店舗に並びます。1袋作るだけでも、これだけの手間や時間がかかっているそうです。

講師は都農ペレット工業 代表取締役 河野章弘 さん
ファシリテーターは、松森U-18監督が担当

私が、河野さんの話を聞いて驚いたことが2つあります。
1つは、都農ペレット工業さんがペレットを使用して環境問題に取り組んでいることです。野菜のハウス栽培などでは、冬の寒さをしのぐために重油を使用して熱を確保しているそうです。この方法では、大量の二酸化炭素を排出してしまうデメリットがあります。そこで、重油に代わりペレットを使用するそうです。二酸化炭素の排出しないゼロカーボン農業を可能にし、持続可能な社会の実現を目指しているそうです。ペレットを農業などの他の業種にも使用する発想や取り組みで、環境問題の解決にも取り組んでいるが凄いと思いました。


2つ目は、ペレットを燃料以外の用途にも使用できる商品についてです。都農ペレット工業さんでは、燃料目的以外に利用できるペレットを開発しています。現在は、牛の飼料や畜産用敷材。猫のトイレ用のペレットが商品化されているそうです。私は、ストーブなどの燃料用しかないと思っていたので、様々な使用方法があることや、家庭から畜産まで幅広く使用されていることに驚きました。

今回の講話では、1つの商品から、環境問題への取り組みや畜産業などへの取り組みができるすごさを知りました。私も、決めつけてものごとを考えるのでは無く、色々な角度から見ることで新しい発見ができることを知ったので、自分の生活でも取り入れていきたいと思いました。


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