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美しいボケを作る。一眼レフカメラ初心者が覚えておくべき基本用語〜f値〜

今回の記事から、実用できるカメラスキルや知識をお伝えしていきます。是非読んでみてください。

最近は、カメラ任せに自動モードで撮影しても、きれいな写真を撮れるようになりましたが、せっかく一眼レフを使うなら、基本的な用語と意味を理解して、どの値を操作したら、写真がどのように変わるのかを覚えていきましょう。

今回は、絞りについて解説していきます。絞りを調整することで、主役を引き立てた写真を撮ることが出来ます。

絞り (光とボケを調整する値)

絞りとはカメラについている穴のことです。絞りを調整することで、カメラに入ってくる光の量を調整します。

絞りを大きくすると、光の入ってくる量が多くなるので、明るい写真が撮れます。絞りを小さくすると光が少なくなるので暗くなります。

この絞りの大きさを「f値」と言います。

・f値が小さいと絞りが開いているので明るい        
・f値が大きいと絞りが閉じているので暗い

また、f値は被写界深度と密接な関係があり、絞りを大きくするとボケも大きくなります。レンズごとにf値の最小値が決まっており、絞りが一番開いている時の状態を「開放f値」と言います。

※被写界深度とは、写真の焦点が合っているように見える被写体側の距離の範囲のこと

https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/19/05.html

下記の図にf値によって明るさとボケがどう変わるかをまとめてみました。

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プロのように主役にピントを合わせて、背景をぼかした写真を撮りたいと思ったら、レンズをズームして、f値を小さい値にして撮影するといいでしょう。

絞り優先モード(Aモード)

初心者の方におすすめしたいのが、絞り優先モードです。f値を任意に設定することが出来ます。f値を調整すると、適正な明るさになるように、シャッタースピードをカメラで自動的に設定されます。ISO感度も自動的に調整されるカメラもあります。シャッタースピードやISO感度については、また別の機会に詳しく説明します。

私がカメラを始めた時も、絞り優先モードで撮影していました。f値を調整するとシャッタースピードが自動的に設定されるので、シャッタースピードとf値の関連性を理解するのに適しているかと思います。

絞り優先モードで、f値を調整して撮影してみたので、実際に写真とシャッタースピードの数値がどう変わるかを確かめてみてください。

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f値が小さいと光の量が多いため、シャッタースピードが早く調整され、f値が大きいと光の量が少なくなるためシャッタースピードが遅くなりました。

ボケの具合を見ると、f値が小さい方がピントがあっている部分以外のボケが大きくなり、f値が大きいと全体にピントが合っているように見えます。

まとめ

f値を理解して調整することで、プロの写真のように背景をぼかした写真や全体的にピントがあった集合写真や風景写真などを撮ることが出来るようになります。

写真の上達のためには、まずは、f値を調整しながら色々な写真を撮って、写真がどうか変わるかを試してみましょう。

実際の写真はインスタにて更新しておりますので、良かったら見てください。

@tsunophoto

https://www.instagram.com/tsunophoto/?hl=ja

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