子供に「早くして!」を言わない方が良い理由_その2
前回、この記事を書いてから、早速「早くして〜!」と言ってしまい、ハッとした、つのみです。
そう、毎日完璧なんて絶対無理。
でも、知識を知っているか、知っていないかで人の行動や思考は変わっていくと思う。
だから、学ぶことって楽しい。
その声かけが「アラーム」化してしまうから
「早くして〜!」と毎日毎日子供に言っていると、子供には、その声かけは一種のアラームになってしまう。
目覚ましや、タイマー、アレクサのリマインダーが鳴るのと同じように。
そうすると、子供は所謂、思考停止状態となってしまい、自ら考え、行動するということをしなくなってしまう。
アラームが鳴れば(ママが早くしてと声を掛ければ)、動けば良いとなってしまい、なぜ動かなければならないのか、ということを考えることをしなくなってしまう。
こうなってしまうと、大変。
時間管理だけではなく、何をするにも、「なぜするのか?」を考えなくなってしまうので、母親や父親の声かけなくしては動かないということが発生しかなねない。
「次は何をしたら良いと思う?」と常に子供に問いかけてみる。
ではどうしたら良いのか?
思考力が少しついてきた子供(だいたい4歳以上から)には、「早く準備して!」ではなく、「もうそろそろ保育園に行く時間だけど、次は何をしたら良いと思う?」と聞いてみたら良い。
子供に考えさせる習慣をつけさせることが大切らしい。
もし、子供の返事が「わからなーい」などであれば、(うちはだいたいこのパターンが多い)
オープンクエッションではなく、選択型の質問を投げかける。
例えば、「服を着替える?歯を磨く?どっちにしようか?」のように。
この質問形式であれば、比較的行動まで持っていきやすくなる。
子供は、自ら決めた、という自己決定感を感じ、その選択に責任を持とうとするため、行動に移す確率が高くなる。(もちろん、これも100%ではないが)
子育ては、面倒の連続。
今回の学びを通じて、やはり、子育ては面倒なことが多いなぁと感じた。
一声でパッと動いてくれたらどんなに楽なんだろうと思うけど、ここまで、声かけにも工夫してあげないと、思考停止状態になってしまう可能性があるなんて・・。
そうじゃなくても、イヤイヤと泣かれることだってあるし、思うように行かないことの連続で、こちらも創意工夫をして毎日を乗り切っているのに。
それでも、子供には少しでも幸せで豊かな人生を歩んでほしい。
その礎を、私たちが親が毎日の生活のなかで創っていけるなら、どんなに面倒であっても私自身の考えや行動を少しづつ変えて、子供の成長を支えていきたいと思う。