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私が好きな山小屋の光景

山小屋で働いていると毎日色々な景色を目にします。

山々を煌々と照らす朝日、燃えるように沈む夕日、満天の星空、あるいは台風が来たり前線がかかったりして、凄まじい暴風雨が吹き荒れる様子。
そういった変化を常に眺めてられるのが山小屋で働く一つの楽しみです。

ただ私が最近好きなのは、
そういった景色を登山客が眺めているところを、さらに後ろから眺めることです。


登山客が美しい景色を見て感動している姿を間近で見られる、

自分が良いなと思っているその感動を、その場で共有し合えることが何より嬉しく感じます。


また別の例を上げると、景色を眺めながらビールを飲んでいる、ソロ登山者を見るのも好きです。(男女問わず)

昼過ぎくらいの小屋前で、その日の行程を終えた登山者が売店で買った生ビールを眺めのいい場所に腰を下ろし美味しそうに飲んでいる、
飲みきったと思ったらまたおもむろに売店にお代わりを買いに行く。

そんな様子を見てると山での時間を純粋に楽しんでいることがすごく伝わってきて、こちらも嬉しくなるのです。

(2人以上で楽しんでもらってももちろん良いのですが、他人ではなく純粋に景色と向かい合っているという点において「単独」で楽しんでいる人は良いなと思っています)

山小屋で働くのは自分が素晴らしい景色を見たいという理由もありますが、

やはり色々な方に来ていただいてその景色を見てほしいから、その景色を眼前に置いて、良い時間を過ごしてほしいからだと最近思います。


そんな場所を支えるために今年も働こうと思いますし、
知っていただくためにnoteやインスタで細々と投稿を続けていければと思っています。


つの

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