仲居もたまには「もてなされたい」⑨ 〜月のホテル〜(山形・酒田市)
地方の山に行く時は、同時に地方のホテルに泊まるチャンスと捉えています。
もし山が悪天候で楽しめなかったとしても、
普段泊まることのできない個性的なホテルに宿泊できれば、その旅の第二目標は達成できたといえます。
今回紹介するのは東北屈指の名峰・鳥海山の下山後に宿泊したホテル。
秋田県と山形県の県境に位置する犀潟登山口から車で50分ほど。
酒田駅前の「月のホテル」です。
酒田駅前の図書館などを併設した施設の中にあります。地域の人と旅人が行き交うコミュニティホテルにあたるでしょうか。
私が訪れた時はまだプレオープンの状態だったため、まだ旅人と地元の人が行き交う雰囲気はありませんでしたが、今後が楽しみな様子です。
仕切りの無いロビーを進むと壁面には本棚が。
外部の方でも利用できそうです。
ロビー突き当たりのフロントでチェックインをしてお部屋へ。
客室は比較的コンパクト。
窓際の明かりは月をイメージして
球状の明かりです。明るさ調整できます。
ベッドの足元のスペースが座れるようになっていて、その前にデスクと窓が。
コンパクトな部屋を上手く使ったつくりになっています。このベッドの足元がもう少し柔らかい素材だったら言うことなしでした。
それからお風呂には窓がついていてベッドルーム挟んで外が見えます。高層階であれば開けていても問題無さそうです。
味気の無いユニットバスと比べると
滞在する楽しさがあります。
極め付けは窓からの景色。
朝登っていた鳥海山がよく見えます。
あー、あそこの頂上に立ったんだな、と思って
余韻に浸りながら寛ぐのは
アフター登山としては最高です。
鳥海山に登りに行く際はぜひおすすめのホテルです。