劇場版わたしに××しなさい!

これ本当に世間一般ではウケてるんですか…?

あらすじ:” 学内で絶大な人気を誇るイケメンの時雨(小関裕太)は、雪菜(玉城ティナ)にある秘密を知られたことから、彼女の恋のミッションを受け続ける羽目になる。「わたしに××しなさい!」と矢継ぎ早に突きつけられる要求は次第に過激になっていく。”(yahoo映画より引用)

イカレ女とイカレ男、夢の狂演!まともな人間は誰ひとりとしていない新感覚ホラー映画!あなたの常識を揺さぶる!とか言われたらまぁ信じるかもしれませんね。それくらい、みんなイカレてました。常識がない。

そもそも主人公が一番おかしいんですよね。人の弱みを握ってそれをネタに自分を抱きしめることやキスを強要ってお前…セクハラだよ…引くわ…って感じです。それ以外にも常識のない描写がいくつもあるんですが、そもそも自分の小説のネタにするために他人を脅迫するようなやつなのでさもありなんです。いや自分の小説のために他人を脅迫して利用するって小説家としてどころか割と人間としてもクソですね。
喋り方もきっつ……やっぱり二次元のものをそのまま三次元に持ってくるとつらいですね。いや現実でそれはないだろみたいな…そういうところを違和感なくすのが原作の改変でやるべきことなんじゃないですかね?この映画は関係ありませんけど。
そしてイケメンで性格良さそうに見えるけど裏では腹黒の疑似恋愛相手の生徒会長くんは…別に言うことないかな…腹黒っていうか単純に性格がクソってだけで別に言うことは…
あとは負けヒロインの生徒会長の幼馴染と負けヒーローの主人公のいとこと、生徒会長の兄にバカデカ感情抱いてる主人公のライバル小説家の弟です。前二人はともかく弟はイカレ男です。小説家はクズという伝統を踏まえてのキャラ設定かな?

ストーリー自体はまぁ…あの…恋愛ものとしては普通なんじゃないですか?恋のつもりじゃなかったけどいつの間にか好きになってて、自覚したら波乱があって、でも乗り越えてくっつきました〜ハッピー!って感じなので、ストーリーはおそらく王道だと思います。問題は、主人公があの通りのイカレ女なので、好きになる要素ないだろ…と思うところですね。男の方もまぁイカレてるので好きになる要素ないです。致命的〜!
あと、主人公に自己投影してキュンキュンするのが主題なので、主人公が3人の男から迫られるんですが、それがいらないんだよ。そこをカットしてどうして二人がくっついたのかをやるべきだと思います。そのノルマクリアみたいな壁ドンバックハグ顎クイをやめろ。007のノルマ濡れ場じゃないんだからさぁ…

これ本当に世間一般ではウケてるんですよね…?だからこういう恋愛映画って数あるんですよね…?理解出来なくて怯えてしまいました。しかも評価が星4(amazonで)だったので余計に震えました。でもこういうのってストーリーより誰が出てるかで、好きな俳優が出てるから高評価みたいな人多いんですよね…そういうの本当やめてほしいですね…いやまぁ着眼点が違うから仕方ないよね…
ただ、他の原作ありで恋愛映画でないような映画にまでそういうのはやめてほしいなと思います…それで高評価してしまうと笑うせぇるすまんみたいにそういう人だけ向けにキャスティングするようなのがまかり通ってしまうので…
死んでくれ〜!

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