女が眠る時
とりあえず逮捕した方がいいと思う
あらすじ:”作家の健二(西島秀俊)は妻の綾(小山田サユリ)を伴い、リゾートホテルで1週間の休暇を取ることに。処女作がヒットしたもののその後スランプに悩まされ、作家の道を断念して就職を決めた彼は妻との仲もぎくしゃくしていた。到着した日、彼はプールサイドにいた初老の男性(ビートたけし)と若く麗しい美樹(忽那汐里)のカップルに惹(ひ)かれる。”(yahoo映画より引用)
いや…なんもわからん…なんだこの映画…?
ストーリーがほっとんど意味不明な映画です。amazonでもトップレビューが考察なくらいですし、他のレビューサイトを見ても考察が多いので、まぁ見た人みんなわかんなかったんだな〜!と思って安心しました。
ストーリーは本当に意味がわからず、答えを観客に委ねるというよくあるやつです。ただ、これ委ねられるほどちゃんとした作りか…?というのはちょっとわかりかねます。というのも、正直作中で描かれてたのはひたすら西島秀俊が犯罪をしているところだけなので、ストーリーがどんなものなのか、考察するだけの情報が開示されている感じはあまりしないんです。
なので、どういう話だったか考えてほしい作りの割に、見終わったあとにそういうことを考える気にはなりません。どうせわかんないだろうし考えても仕方ないな〜って気持ちになってしまう…ってこの手のストーリーとか真実を観客に考えてみてね〜って委ねるタイプの映画としてはちょっと…だめじゃない…?
そのため、この映画で描かれていたのは主人公が年の差カップルを気にしてつきまとい、覗きをして、部屋に不法侵入して、奥さんNTRそうになったら今まで放っておいたのにやばい!と焦りだすところ…、いやカス…?
ホテルで作家の主人公がおかしくなっていって、奥さんとギスギスして、現実と妄想の境目が曖昧…というと、やはりキューブリック監督のシャイニングを連想します。なので個人的には、ビートたけしと忽那汐里のカップルは存在してないのかな?と思う反面、シャイニングと違って曰く付きのホテルというわけでもなく、主人公も錯乱するほど追い込まれた状況にも見えないので、幻覚とも言い切れない…奥さんがこの二人が見えてるようだというのはシャイニングでも奥さん見えたしな…犬の気ぐるみのお楽しみ中同性愛カップル…
まぁ、そんなこと一生懸命考えるほど面白くもなんともないので、別になんでもいっかな!というのが正直な感想です。
ただ、この映画いいところが一つだけあって、それはリリー・フランキーです。
特別出演ということもあり、さほど出番があるわけではないのですが、印象は抜群に残ります。
最初は物腰柔らかなのに突然やばいやつの雰囲気を出してくるところは、やっぱりカルト宗教に勝ちそうだな〜!(個人のイメージです)と思いました。あのリリー・フランキーは多分人間を消したことがありますね。しかも死体が見つかってないか、事件性なしと判断されたと思います。あと怪しい葉っぱとかを取引とかしてます。イメージするリリー・フランキーにぴったりです(個人の感想です)
これは余談ですが、西島秀俊はカルト宗教に勝てそうにないので(個人の感想です)、リリー・フランキーに圧倒されてるのは ”””””わかる〜!”””””” って感じでした。監督と同解釈ですね。カルト宗教に勝てない西島秀俊、あると思います!(個人のイメージです)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?