実写版テラフォーマーズ
G滅ぼすべし、慈悲はない。
あらすじ:”時は、2599年。人口が爆発的に増えた人類は、火星への移住を検討していました。しかし、火星は平均気温マイナス58度と、人間が住める環境ではありません。そこで、火星を人間が住める環境にテラフォーミング(地球化)するため、火星に苔を植え、ゴキブリを放つ計画が持ち上がります。火星の地中には二酸化炭素が大量に凍っているため、火星を一度温めてしまえば、二酸化炭素が溶け、地球の環境に近づくというものです。生存能力の高いゴキブリによって、地表を黒くすることで、太陽光を吸収しようという計画です。テラフォーミング計画は半ばまで上手くいきかけますが、火星の厳しい環境下におかれたゴキブリが巨大化しており、人類移住のためには、ゴキブリを倒さなくてはならなくなったのです。バグズ手術を秘密裏に受けさせられていたバグズ2号の乗組員たちは、自分たちの体を勝手に改造されていたことに憤怒しながらも、火星のゴキブリ(テラフォーマー)を倒すという使命のもと立ち向かいます。しかしもうひとつ、新たな企みの影が忍び寄って...。”(ciatrより引用)
前評判はめちゃくちゃ悪かったので、これは進撃の巨人クラスか!?ときた…怯えていたのですが、正直言うとそこまで突出して悪い映画とは思えなかったですね。人類最強の男シキシマさんにはかなわなかったか〜!!
原作を一切読んだことがないので、知っているのは火星がゴキブリでやばい!ってことと、人間と昆虫の合成手術したってことだけで挑みました。
ゴキブリ人間はめちゃくちゃ気持ち悪くて、こいつが仮に人間に敵意がなくても滅ぼしたいな…見た目が気持ち悪いので…っていう感じで、そういうゴキブリ人間の気持ち悪さとか、合成手術された人たちの変身した後とかの映像はすごい頑張ってたな〜って感じです。進撃の巨人とかいうやつに比べるとかなりいいと思います。
その代わりと言ってはなんですが、脚本はちょっと…いまいちだったかな…
キャラクターがちょっと多いのと、そのキャラクターが変身するたびにこの昆虫の名前は〜、特徴は〜ってやるので、テンポが死にがちです。あとこいつの回想シーンとかいるかな?!っていうやつの過去の話もやるので、そこはカットして、もっと他に回した方がよかったです。主人公とヒロインの関係とか、死ぬ間際になって主人公と友達だったことになってた山Pとか…山Pのキャラと主人公が死ぬ間際に友達だぜ!みたいなこと言うんですけど、そんな素振り全くなかったので、こちらは困惑です。別に親しくなってる風とかなかったけど…?なんか…知らないところであったのかな…ちょっと…わかんなかった…
配役についてはあんまり気にならない方なのですが、この映画に限ってはちょっと気になるポイントでした。
まず主人公の年齢がいくつなのかわからないのですが、伊藤英明だと武井咲と幼馴染設定はちょっと無理があると思います。18歳差なので、ちょっとな…どういう年齢設定なんだよ…他にもっとあるだろ配役が…というのが正直な感想です。
あと、山田孝之もな…聞いた限りではそもそも盛ってるキャラを見た目でバランス取ってる感じなのに、それを山田孝之にしちゃったら””優勝””してしまうが…?久々にヒゲ生えてない山田孝之見たら顔かわいい系でびっくりしました。
この映画、噂によれば続編があったが興行収入がいまいちだったので立ち消えになった…みたいなのを見かけるのですが、そもそもこの映画で続編作れるほどドッカンドッカン売れちゃうぞ〜!というのは、あまりにも……その……現実が見えてないのでは…?と思います。
・俳優のファンでお客を呼べるような出演者ではない(ジャニーズが主演ではないのでそこのファンが呼べないという意味です)
・昆虫が好きじゃない人は多いし、ゴキブリに至っては見るのも嫌な人のが多い。
・グロいのでそういうのが苦手な人は来ない。
・そもそも実写化ということで避ける人が一定数いる(原作ファンが見込めない)
等々考えると、続編はおよそ無理だと思うので、みたいな中途半端なことはせずこれで完結するように作るべきだったと思います。売れたら考えればよかったんじゃないですかね。
総じて前評判ほどはクソ映画とは思わなかったです。ただこれは原作を見ていないからの感想で、原作の熱心なファンがどう思うかはわからないな。
実写映画は原作知らずに見るのが一番だな!
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