デスノート light up the new world
「銃はノートより強し」 ンッン〜 名言だなこれは
あらすじ:デスノートの力で多数の凶悪犯を破滅させた夜神月と、彼を追い詰めた天才Lの伝説のバトルから10年の歳月が経過。またしても死神がデスノートを下界にまき散らしたため、世界中が混乱していた。夜神総一郎が設立したデスノート対策本部は健在で、キラ事件を熟知する三島(東出昌大)をはじめとする特別チームが事態を注視しており……。
検索でバカノートって検索すると出てくる映画こと、『デスノート light up the new world』ですが、個人的にはそこまでバカだこいつら!とは思いませんでしたね、虚無映画であることには変わりませんが。
バカ、というよりも自分の考えた作戦でなにかした!みたいなのが全くないんです。とにかく先代のやった作戦をただなぞってるだけです。いやこれやっぱりバカかもしれん…
まぁそもそも6冊のデスノート!という設定を全く活かしていない脚本がバカと言われればその通りでしかなく…
6冊のノートが、本編始まる前とその直後くらいで既に3冊は敵のものになっているので、6冊もある!という驚異が全くありません。4冊目もあっさり手に入れるのでその通りです。
脱線しますが、4冊目のデスノートを持っていた人物が、殺す標的を2chの書き込みで決定していたのには驚きました。すっげぇバカのやつが使ってくるやつじゃ〜ん!しかもそれが最高裁判事なのでもうこの国は終わりです。
6冊あるなら6冊あるなりの話を展開すればいいのに、これだと2冊、多くても3冊あればいいじゃん…という展開なので、6冊のノートという設定は完全に死んでいます。
しかも最後に月の使徒を名乗る菅田将暉が銃で撃たれて死ぬしね!ノートより銃!アバダ・ケダブラより銃!ノートいらねぇだろ。
これは私がバカか脚本がバカかの一騎打ちになるんですが、後半、ノートの死因が即死と書かれているようになるんですが、即死って死因か?
即死は、即時死亡したってだけであって、死んだ原因そのものではないのではないでしょうか…?例えば、「脳挫傷により即死」ってあったら死因は脳挫傷の方ですよね?詳しい方いたら教えて下さい。
あと、これクソ映画あるあるなんですけれど、特にキャラに思い入れとか、仲間の絆とか全く感じることが出来ません。なので、松田さんが死んだときにみんながショック受けてるのも、ついていけなかったです。
もちろん確かに職場の人が強制的に笑顔で自殺させられるのはショックだとは思いますが、そのまぁそれは普通だよねという域を出ない程度にしか仲間の絆みたいなものを感じていなかったのに、主人公の三島が捕まったときに仲間が駆けつけてきても、えっお前ら別にそういう素振り全くなかったよね?としか思いません。熱いシーンかもしれないけど別に全然…そんなことないが…困ったな…
大体キャラに思い入れがないのはキャラの掘り下げがないからなんです。どうして掘り下げが出来ないのかというとストーリーの要素がありすぎるからだと思います。人智を超えたノートを持った天才と世界一の名探偵の頭脳戦というシンプルな物語ならキャラの掘り下げも出来ると思うんですが、この映画は、その2つに加えて…いや別に天才も世界一の名探偵もどっちも出てきてないんですけど…それはともかく、この映画はそれだけではなく6冊のノート・ノートの所持者・月とLの後継者チャレンジとか色々入れたので、それらの展開で忙しくてキャラの掘り下げは皆無です。
そのため、主人公が実は月の後継者だった!とか出てきても、別にそれにつながる展開も何もないので、あっそう…くらいしか思わないです。しかも6冊のノート所持者とか雑に片付けたんだから、そこを掘り下げればいいのに…
最後にこの映画で一番面白かった呪怨の俊夫?みたいになっているLの画像を貼っておこうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?