SPEC結〜爻ノ篇〜

黒歴史ノート御開帳

あらすじ:”野々村(竜雷太)を失い、復讐に燃える当麻(戸田恵梨香)。しかしシンプルプランに侵されてしまった当麻は、熱と咳に悩まされていた。心配する瀬文(加瀬亮)と吉川(北村一輝)のもとにシンプルプランの解析が終わったと馬場(岡田浩暉)たちがやってきた。それは一同驚愕の内容だった。シンプルプランの正体を聞き推理を始めた当麻は、湯田(遠藤憲一)がトウダではなく、裏切り者ユダ(JUDAH)、すなわちプロフェッサーJであることを突き止める。一方、警察病院に入院していたユダは、大人のスペックホルダーを虐殺し、子供のスペックホルダーをシンプルプランに感染させ、姿を消していた。当麻は後のことをすべて瀬文に託し、スペックを使うことを決意する。そしてセカイ(向井理)、潤(大島優子)、ユダとの最終決戦に臨むのであった。”(TBSチャンネルより引用)

この映画作った人、エヴァンゲリオンを100000000000000回は見て勉強してほしいですね…

とにかく見ていて恥ずかしいし、いたたまれないです。他人の黒歴史ノートを見せられるのってこんなにつらいんだなと思い知らされて大変つらい気持ちです。
なんかガフの部屋とかファティマ第三の予言って言ってりゃ深いっしょ?かっこいいっしょ?みたいな感じがして本当にうわぁ…って感じです。
本当にノートに適当に書いてたろくに作り込みもされていない中学生の黒歴史ノートを見せられている感じなので、覚えがないとは言えないだけにこちらも傷つきます。
世界観の核心部分がこんななので、セカイと当麻のやり取りも寒いです。人類を滅ぼしたいセカイの考え方もあっさいあっさいものなので、あーはいはいって感じです。敵に魅力がないと主人公もかっこよく見えないんですよね。
また、シリアスなところでちょっとギャグを入れるのが制作側の持ち味なのかもしれないのですが、これも滑ってるので、これもまた恥ずかしい。いやこれ別に今やらなくてもいいでしょ…って冷めてしまいます。ストーリー自体はそこまで意味がわからないわけではないと思うのですが、それを構成する一つである世界観の出来がよくないので、見ていてもひどいなと思います。

とりあえず、そういった…なんていうんでしょうか、中二病的なことに対するセンスと理解のなさが滑っているので、話がとにかく恥ずかしいしかっこ悪いです。それが映像にも現れていて、敵の真っ白な服とか、堕天使みたいになってる遠藤憲一とかとにかくつらい。CGもあんまりよくないのか、UBWルートの慎二みたいになってる当麻のCGが特にいまいちでした。
何より、死んだあとに次元が一つ上がった当麻を表す演出が特につらいですね。監死カメラのビルの霊魂みたいでした。ギャグかな?と思っちゃうほどです。

この映画を一言で表すと銀魂の「痛い痛い痛い痛い痛いよ~お父さ~ん!」
「絆創膏もってきてェェ!! できるだけ大きな人一人包み込めるくらいの!」ですね。私もほしいです、絆創膏。

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