009ノ1 ゼロゼロクノイチ The End of the Beginning
頭の悪さがモンスター級!
あらすじ:世界がウェスタンブロックとイースタンブロックに二分されたた近未来。ウェスタンブロックのスパイ・ミレーヌ(岩佐真悠子)は、両サイドの国境地帯にあたるJ国に潜入して移民売買摘発の作戦を実行。その際、彼女は移民の青年クリスに目が引きつけられ、作戦が成功した後もなかなかその姿が忘れられずにいた。その後、ミレーヌには新たな任務が下され……。
この映画何したいかわかんないよ〜!
見ていても映画の着地点が全くわかりません。スパイものというとどうしてもミッションインポッシブルと007くらいしか知識がないのですが、あの2つは、今回のミッションはこうで、これが達成できないと世界がどういう危機に陥るみたいな話をしてくれるんですが、それが全くありません。ただひたすら主人公が頑張ったり苦しんだり頑張ったりしているだけです。これ大きな物語がほとんどないんですね。なので、見ててもどうなるの!?何がしたいの!?わかんないよ〜!という感じです
また、主人公の心の動きが書きたいんだかなんだかわかんないんですけど、サイボーグの主人公がモンスターだ!って人々から言われまくって傷つく…っていう描写があるんですけど、じゃあそれを最後にどうしたのかっていうと別に…何も…結局サイボーグとして組織で働き続けるぜ!エンドなので、特に何もありませんでした。とってつけたようなサイボーグの悩みを入れても映画は深くならないんですよ。
あと、主人公の頭があんまり…よろしくないので、起こっている問題の半分くらいがこいつのせいなんですよね…
後半の物語の核となる、主人公を作った女博士誘拐のくだりも、弟に似ていて気になる男を見つけてそれに気を取られてたら誘拐されちゃった〜!でも博士のことは追いかけずに男と一晩しっぽりしま〜す!そしたら組織クビになっちゃったよ〜;;
バカじゃん…いや全部自分が悪いじゃん…
まぁでもこの主人公自分が組織クビになったことを気にしているシーン一切ないんですけど!(しかもそれが障害になるシーンは一切ない)
一応なんか博士が攫われたことは罪悪感があるのか、女博士の行方を探します。まぁ博士裏切り者だからどうでもいいんですけど…ここも女博士がいい人だったみたいな描写がないので、あっそう…なんですよね。
今回の悪人はしっぽりやってた実の弟なんですが、弟は、なんか家族で暮らしたいから、お母さんそっくりのアンドロイド作るね…そのアンドロイドにお姉ちゃんとセックスさせるね…
なんで!?
もう倫理壊れちゃ〜う…意味わかんないですこいつ。わかるのは絶対お母さんアンドロイドともやったんだろうなということくらいです(そんな描写はありません)
アクションはこの映画の中ではかなり頑張っていると思うんですけど、敵の倒し方が徒手空拳一択なので、何回も見ると飽きてきます。それしかないんか…特にサイボーグであることを生かした戦闘とかは全くないです。強いて言うならおっぱいに仕込まれたマシンガンかな…ほとんど生かされてないし、撃つときはいつも後ろ側からだからなんだかわかんないんですよ。でもそのおっぱいマシンガンを封じるための鋼鉄のブラジャーは笑えました。あと鋼鉄のブラジャーでの真剣白刃取りも面白かったです。
ちなみにR15なのでえっちなシーンがあるんですけど、ただ主人公の顔が上下してるのを見せられるだけなので虚無です。
ていうかそもそもサイボーグの話だと思ってたのに、最後に出てきたのがゾンビなんだよな、もうなんもわかんないよ〜!
この映画がわかんないよ〜!になってしまう原因の一つが、邦画特有のぼそぼそしゃべりです。本当に信じられないくらいぼそぼそしゃべるので、何を言っているかわかりません。
もしかしたらそこでなんかちゃんとした物語があったのかもしれないのですが、声が小さいなと思って音量を上げると、SEやBGMがバカデカ音量になって耳が壊れる!するので、もうぼそぼそ喋ってるときは大切な話はしていないものとして聞き流すことにしました。聞いてもらいたければそれなりの態度ってもんがあるよね?
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