SP・野望篇

あらすじ:チームリーダー尾形(堤真一)の、耳を疑うような発言に疑心をぬぐい切れない井上(岡田准一)は、表面的には平和な姿をしている日常の中に、特殊能力で脅威の存在と四六時中シンクロしていた。そんなある日、六本木で大規模テロ事件が勃発(ぼっぱつ)。テロリストの魔手は笹本(真木よう子)ら第四係のメンバーにも向けられていた。

映画そのものの出来は、なんの面白みもない虚無タイプのクソ映画です。うっすあじ〜な映画です。
ストーリーは何も褒めるところがなくて、強いて言うならアクションはすごいんだと思うんですけど、全部徒手空拳で戦うので、飽きるんですよね。
それになんで徒手空拳にこだわるの?要人警護が最優先なんだから、武器を使いなよって思ってしまう。銃を使えっていうんじゃないんですよ、スタンガンとかそういうの使えばいいじゃん。アクションを見せたいあまりに、SPとしてイマイチに見えてきてしまう。

ストーリーは全然意味わかんなかった。なんか上司の堤真一が裏切り者で、大学時代に香川照之率いる左翼思想サークルに属してたら思想が煮詰まっちゃって、この国は終わってる!革命だ!!となりました(京都大学っぽいですね。もちろん偏見です)。それからウン十年、権力も能力も手に入れたしやるぜやるぜ 俺はやるぜ やるのか やるならやらねば になりました。
岡田准一は有能だから仲間に入れたいな〜、交渉してみるか!…失敗しちゃった。っていうだけのストーリーにちょこちょこテロが挟まってきます。
後編に続くので、今回はほとんどなんにもわからないですね。これはまぁ…仕方ないと思います。でもそれならそれでもっと興味が持てるようなストーリーにしろよって思いますけど…

ただ、この映画で一番どうかな〜と思うのは、ドラマ版を見ていない人には一切話がわからないというところです。
本当に何もわからないんですよ、なんか岡田准一は超能力使ってるぽいけどこれはなんなの?とかなんで主人公と堤真一はギスってるの?とか、それどころか、そもそもキャラの名前も一人たりともわかんないんですよ。名前呼ばれてるけど、それだってそんなに回数あるわけじゃないからこいつ名前何になる。
この映画ってつまり、ドラマ版を見ていない人には、名前すらわからないキャラが、何を目的にしてるかわからない陰謀に立ち向かうことになる前フリを見せられた。っていうクソ映画になってしまう。私はドラマ版を見ていないので当然クソ映画です。
配慮をしろ!と言うわけではな…いや言いたい、ドラマ版を見ていなくても見られる出来にするか、ドラマ版を見ていない人はお断りと看板を下げるか、どちらかはしてほしい。

うーん…こういう映画の作りってこの映画に限れば2回も見に来てくれていいかもしれないけど、長期的に見たら観客を騙してるわけだから、どうかと思いますね…この内容だったらテレビSP、後編を映画館とかでも良かったと思う。まぁ、完結編を見るかと言われたら見ません、一切興味を持てないので

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