【実写版】進撃の巨人 End of the World

こんな映画が作られる世界は残酷だ

あらすじ:”100年以上ぶりに現れた超大型巨人に多くの人間が捕食され、生き残ったエレン(三浦春馬)は調査兵団の一員として外壁修復作戦を決行。しかし巨人に襲われてしまい、アルミン(本郷奏多)をかばったエレンは巨人に飲み込まれてしまう。その直後、黒髪の巨人が出現し、ほかの巨人たちを攻撃するという謎の行動を見せる。人類の存続を懸けて彼らは巨人たちと戦い続けるが……。”(yahoo映画より引用)

前編でだめだったところは一切改善されていないのでそこらへんについては前回の感想を見ていただくとして、今回は…正直…虚無なので…何も言うことはないんですね…見る前はシキシマ部屋!ってウキウキしていたんですが、それだけを楽しみにするにはあまりにも…虚無でしたね…

待ってください…本当に何も言うことがありません…えーっと、前回話していたピエール瀧演じるソウダ(やっと名前がわかりました)なんですが、冒頭で死んじゃうんですよね…ど、どうしてそんなひどいことするんですか…?こんな映画で傷ついた心を癒やしていたのに…でもちょっとしか出てなかったけど出番自体は良かったです。前回終盤に突然有能顔してた理由がわかったし、流石に死に慣れているだけあって、死ぬシーンも上手かったですね。口の中で花火をあげられただけのことはある。

じゃあ気を取り直していっぱいある悪いところなんですが、とりあえず、全体的にセンスがないんですよね、ダサいし滑ってる。シキシマ部屋なんて本当ひどくて、真っ白い部屋、オシャレBGM(しかもジュークボックス)、そしてシャンパン…この世界の真実を話してるのにもう背景とシキシマが面白くて死んでくれ〜!って言いながら笑っちゃいました。こんなやつがリヴァイづらして出てるなんて信じられませんよ。ちょくちょくライナーが入ってくるのも度し難いですね。
次に、キャラに一貫性が見られません。え?今までと言ってることが違くない?みたいな行動を次々取るので、もしかして私が見たのは前編じゃなかったのかな…?と疑心暗鬼に陥ります。ミカサがやたらエレンのこと気にし出して、みんなそうだよね〜って納得してるんですけど、正直今までエレンとミカサの間で何かしらの関係性が築かれているようには見えなかったので(だってリンゴ食べ食べあったし)なーに言ってだとしか思わないんですよね…万事こんな感じです。
もうこれで最後にしますが、話の展開が天丼です。死んだと見せかけて実は〜という展開が90分の中で2回あります。45分に1回やるな。嘘みたい。
映像のだめなところは前編でも述べたので割愛します。よくなってないしね。

総評としては、噂に違わぬ出来と言ったところです。原作を知っている人、そして好きな人ほどこの映画のことをよく評価するのは難しいだろうなと思います。ストーリーもだめな上に、特撮出身の監督がやったという映像も、特撮が好きな人は違うかもしれませんが、決して褒められるものではないと感じます。やっぱり実写化はクソ、はっきりわかんだね(バカデカ主語)

本編の出来とは関係ありませんが、関係者がツイッターで出来が悪いという感想に対して、そんなに言うなら札束で顔を叩くハリウッド映画でも見ろと言って炎上したというまとめがあったのもこの映画のがっかり度を上げています。正直言って、札束で顔を叩くとか叩かないとかそういうことではないと思います…いや、札束があればスタッフ全員変えられるかもしれないからやっぱり札束…

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