3代続く家業。時代が変わっても生き残るには?
このnoteは、大人気、仮想銀座高級クラブ「かほこ」のママが、みなさまの人生相談に時に鋭く切り込み、心のおしぼりを配る #voicy人気番組の 好評回を書き起こしたものです。
詳細→https://note.mu/tsunesalo/n/n87d8a57309bb
◆本日のご相談内容
「実家の商売が、この先の時代生き残れるのか不安です」
私の実家は自営業で、祖父から始まり50年が経ちました。親子三世代の小規模な会社で、建築金物や電動工具、装飾金物を扱っている販売店です。
時代の流れとともに衰退していく産業は、いつの時代でもあると思いますが、金物屋のこの先が不安に思います。
大きなホームセンターやネットの存在によって、安く買える場所が溢れている昨今、廃業に至る金物屋は後を絶ちません。価格競走が激しいので、メーカーや問屋が直接顧客に売るような時代です。
そんな中でも、生き残っていくにはどうすればいいのでしょうか。
◆今⽇のおしぼりポイント
■時代背景によって、マーケットは広がりも狭まりもする
時代の流れには、上りエレベーターと下りエスカレーターがあると聞いたことがあります。例えばベビーシッターは、共働き世帯の増加に伴って必要性が高まる、というように、時代背景にあった、上りエスカレーター的な商品はありますよね。
今、家に和室を作りたい人は少ないので、畳屋さんはもしかすると下りエスカレーターなのかもしれませんが、海外に販路を求めるというやり方もありますよね。
眼鏡屋さんのオンデーズが、日本だと一番になれないからと、東南アジアに進出したように。日本では上りエスカレーターに登れなくても、海外で探すという方法もあります。
■未来がないと思うなら、答えはひとつ
テレビドラマでも、今までの事業が衰退産業となり、新しく開発するようなお話がありますよね。ご相談者さまも、このままでは未来がないと思うなら、やはり新規事業が重要ではないでしょうか。
会社の平均寿命は30年と言われていて、どんどん短くもなっているそうです。スマートフォンが出てきたのも、記憶に新しいこの何年かのことですよね。そもそも、50年も続いていること自体がすばらしいことです。
三代目がご相談者さまが、今の時代の流れに合っていて、今の人脈や顧客も活かせるような事業を新しく考えるのがベストではないかなと思います。
■すでにあるリソースを活かし、事業を発展させ新たな柱を作る
かほこママの親友 香保子さんのキッズラインも、ベビーシッターはこれからニーズが増えていくと思われるけれど、一方で子供の世代が少なくなっていくのであれば、家事代行など横にマーケットが展開していくことを考えて、事業のポートフォリオを組んでいるようです。
この事業は大丈夫なのかと心配するよりも、どんな事業に発展させればいいのかを考えましょう。ゼロから起業するわけではなく、すでにリソースもあるので、それをポジティブに捉え、新しい事業で次なる売上の柱を作っていくことです。
最初は反対されるかもしれませんが、信念を持って新たな未来を描き、切り開かれることを心からお祈りしています。
◆かほこママの今⽇の教訓
・時代の流れによって衰退する下りエスカレーターではなく、新たなマーケットが広がる上りエスカレーターに乗りましょう
・答えはひとつ。新規事業を立ち上げること!
・たとえ反対されても、信念を持って行動し、事業を発展させて新たな売上の柱を作りましょう
本日の内容を音源できいてみたい方は、以下の第247夜になります。↓
仮想銀座高級クラブ「かほこ」
第247夜 不条理な世の中 / 実家の商売が不安
https://voicy.jp/channel/630/39389
テキスト/染石佐恵
仮想銀座高級クラブ「かほこ」は本日もオープン中
https://voicy.jp/channel/630
かほこママへの人生相談はこちらから(匿名で相談できます)
https://peing.net/ja/kahokotsunezawa
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