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ADHDが最低限度の生活を保つために買って良かったもの7選
こんばんは。
私、ADHDその他もろもろを抱えながら一人暮らしをする社会人です。
仕事と家事の両立は誰にとってもラクなことではないですが、とりわけ背負っているものが違う発達障害民にとっては大変なことだと思います。
今日は、ADHDその他もろもろを抱える私が、最低限度の生活を保つために買って良かったもの7選を紹介します。
① 週間投薬カレンダー
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これめちゃくちゃ便利です。
これを使うようになってから飲み忘れ・飲み間違いが激減しました。
ADHDの人って短期記憶が弱いこともあって、数分前の自分の行動を忘れてしまうことが多いんですよね。
んで「あれ、夜のお薬ってもう飲んだっけ?」と分からなくなる。
あるあるですよね(笑)
このカレンダーはお薬をセットさえしておけば、飲んだかどうか一目瞭然です。
② 大きな箱
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大きな箱。
正確に言えば、買ったのではなく近所のスーパーでもらったダンボールです(笑)
何に使うかというと…
・ 未開封の封筒や商品
・ とっておくべきか悩ましい書類
・ 外出先でもらってきたフライヤーやパンフレット
・ そのうち使おうと思っている試供品
・ ガラクタ
といった、どこにしまったらいいか分からないものや未処理のものを全部ここにぶちこむのです。
これで部屋の散らかりを防げるし、何かを探すときはこの箱を漁れば、だいたい出てきます。
本当はダンボールじゃなくて、スリーコインズに売っているようなおしゃれな箱を使いたいんですけどね。
ホコリたまってきて掃除するの面倒なので、汚れてきたらポイッと捨てられるダンボールを私は使っています。
③ 食洗機
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ADHD民は、様々な要因から疲れやすいと言われています。
多動性からエネルギーを消耗しやすかったり、感覚過敏で不快刺激が多かったり、薬の副作用で不調を起こしやすかったり。
日々を生活するだけで精一杯だから、機械に頼れるところは徹底的に頼ったほうがいいと私は思います。
食洗機を導入すれば、可処分時間がドドンと増えます。
手洗いに1日10分かかるとしたら、1ヶ月で5時間、1年だと60時間、10年で600時間(日数にしたら25日間)もの時間が浮きます。
④ 紙皿、紙コップ、割り箸
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もう食洗機を回す気力すらないくらい…ってくらい疲れているとき、便利なのは使い捨て容器です。ポイッと捨てるだけの手間で済みます。
エコ的にはよろしくないですが、エコよりも自身の休息を確保する方が大事だと私は考えます。
⑤ 大きなハンガーラック
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これがあれば衣類の片付けの手間を激減できます。
外に干してた洗濯物が乾いたら「かけるだけ」。ワンステップでOKです。
もしクローゼットに入れるなら「扉を開ける」「かける」「扉を閉める」の3ステップ。
もしタンスにしまうなら「ハンガーを外す」「たたむ」「引き出しを開ける」「入れる」「引き出しを閉める」の5ステップかかります。
部屋の景観的には、クローゼットやタンスにしまったほうがスッキリ見えていいですが、ADHD的にはステップを極限まで減らしたほうが部屋は片付くと思います。
通勤着、部屋着、プライベート用の服、趣味の登山ウェアから、タンクトップやキャミソールといったものまで、すべての衣類をかけています。
⑥ 重い毛布
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ADHDの人は高い確率で睡眠問題を抱えています。
寝つきの悪さ、中途覚醒のしやすさ。
重い毛布にはこれらの睡眠問題を改善する効果があることが明らかになっています。
北欧では重い毛布が発達障害に保険適応になっているそうです。
私自身、この毛布を使うようになってから熟眠感が増した感じがします。
⑦ 借金玉さんの著書
発達障害界隈で大きな話題になった借金玉さんの著書2冊。
マジでマジでおすすめです。
文章が面白いしライフハックもかなり具体的です。
発達障害の人に限らず、「仕事や生活を要領良くやるの、なんとなく苦手だな」と感じている人にも役立つかも。
『すごい仕事術』の「第5章」と「あとがき」、
『サバイバルガイド』の「第8章」と「おわりに」のところは、
希死念慮の底にいるときに読んで、ちょっとに涙ぐみそうになりました。
人生の修羅場をくぐり抜けてきた借金玉さんの言葉には凄みがあって。ああ、これは発達障害民へのエールだなと感じました。
発達障害を抱えて生きるとは、泥臭いことの連続です。
壁にぶつかることも、綺麗事を言ってられないことも、もう何もかも投げ出したくなることも、たくさんある。
それでもどうにか生き抜いていけたらいいなと前を向かせてくれる力のある文章です。
おしまい。
お読みいただきありがとうございました。