【日本・ひふみ祝詞】覚えておいた方が良い日本に古くから存在した言霊
今回は以前ブログでも書いた「日本の元々あった数え方」の最後の方に書いた「ひふみ祝詞」について書いていきます。
そのブログはこちら↓
https://ho-bukan.com/budolabo/20230303-2/
数え方で「ひふみよいむなやこと」は1〜10の数え方。この数え方には現在の数字の数え方ではない「言霊」と言うものがあります。言霊は、国語辞典で調べみると「古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。また言葉に宿る霊の意。」と書かれています。そしてこの言霊を日本人は昔から意識しております。例えば、祝いの席で「切れるや別れる」と言う言葉を使わない様にしていたり、受験などの試験がある時は「落ちる」などの言葉を使わない様にしたりしていますね。
と言った様に昔から言葉には力があると何となくわかっているのです。
そしてそんな言霊も違った視点から見られてきています。ネガティブな事を言わないでポジティブな言葉を使おうなど、ネガティブ要素が強い言葉を使っていると精神的に良くないよねって事がよく言われています。
さて「ひふみ祝詞」ですが、言霊を宿した祝詞なので、厄災が幸福に転換されることから除災招福のご利益、鎮魂法(行法)としても使われてきました。
数の数え方の最初「ひふみよいむなやこと」の10までの数え方ですが、何故この数え方を変えられてしまったのか?戦後GHQが日本を恐れたのか?この一つに日本語・言葉・言霊が物凄い力を秘めていたのが分かったからではないかと思います。戦後は、日本人が使っていた日本語を英語に変えろと言う動きもあった様です。しかし当時の国の偉い方々は何としても阻止した様です。いや〜本当に残っていてありがたい限りです。
ひふみ祝詞は全部で47文字から構成されています。「あいうえお」や「いろはにほへと」と同じです。
そして以前のブログにも書いた様にそれぞれ一文字一文字に意味が込められています。
47文字は以下
ひふみ よいむなや こともちろらね
しきる ゆゐつわぬ そをたはめくか
うおえ にさりへて のますあせゑほれけ
(ゐ=”い”の旧字、ゑ=”え”の旧字)
最初の10文字の意味は以前書いた通り
ひ「日」
ふ「風」
み「水」
よ「世」「命」
い「葦」「大地」「出現」「植物」
む「虫」
な「魚」
や「鳥」
こ「動物」
と「人間」
です。その後「のもちろらね」は
も・・百
ち・・千
ろ・・万
ら・・億
ね・・兆
となります。数を表す言葉です。「ひ~と」までは1ずつ加算、 「と~ろ」までは10倍ずつ増え、「ろ~け」までは10000倍ずつ増えるとなります。それは宇宙の加速的な広がりを表していると言われています。
ひふみ祝詞には意味があると言いましたが、その意味をそれぞれの意味ではなく現代語風に訳します。
ひふみ よいむなや こともちろらね
森羅万象は、宇宙の偉大な恵みによって、生をうけて生まれてきたものです。
私たちは、日常生活の中においても、すべては日の神、月の神の慈しみによって、生かされていることに大きな感謝を感じなさい。
しきる ゆゐつわぬ そを
日の神、月の神は常に、死や老い、病の苦悩を取り除き、悪神が私たちを苦しめるのを取り除きます。
たはめ くかうおえ にさ
陸地では毎年豊かな実りを与え、海では毎日豊漁を与えてくださいます
りへて のます
老若男女、全ての人が毎日を喜びと共に働いて、飢えることなく生きています
あせゑ
朝に起きて、仕事に出て、汗をして働き、夜には夫婦の営みをして子孫は繁栄します。
ほれけ
常に熱心な心で、日の神、月の神の出現を祈り、信仰心を持ちましょう。
この訳はそれぞれあるのですが、解釈はどれも同じ意味合いです。意味を理解する事が大事な所です。
そしてこの祝詞を唱えると効果が様々あります。
・負の力を追い払う
・明るい氣を呼び込む
・体調が良くなる
・家庭内の関係が良くなる
・仕事運が向上する
・良縁に導かれる
などポジティブな効果です。
この祝詞を正しく1日に3回唱えると良いそうです。これを信じるも信じないも自由ですが、日本人が使っている言葉には言霊があります。
その言霊をポジティブに使うのかネガティブに使うのかそれはその人の選択ですがポジティブに使いたいです。
唱え方はYouTubeなでで調べてみて下さい。慣れないと変に聞こえるかも知れませんが上に書いたい様に意味があるのです。
そして、元々ある日本語(大和言葉)は素晴らしき言語であり、そんな言葉を巧みに使う素晴らしき国であるという事を今一度理解する時かなと思います。
それではまた〜
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