記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

角野武道館 2024.7.14

2024.7.14(日)18:00開演 日本武道館

ヘッダーは武道館に貼ってあったポスター。武道館公演発表当時からすごく好きになった写真。Amaoさんお写真ありがとうございました。

角野隼斗お誕生日Live@日本武道館行ってきた。
凄かった。圧巻だった。感動した。これに尽きる。
たくさんの有識者、レポーターの方々が来ていたようで、素晴らしいレポートがたくさん上がるであろうから、また9/1にWOWOWでの放送もあるから、note書くのはどうかとも思うのだが、記憶が熱いうちに記さなければならない。そんな公演だった。完全に自己満足でしかない、(一部MCなど記憶あやふやな)いちファン目線の実況的レポートです。ネタバレ、記憶の上塗りNGな方は読まずに閉じてくださいませ。

すでに公式から投稿された記事はこちら。お写真がたくさん見られます。


九段下から…見えてきた大きな玉ねぎ
7/14 13:00頃 雨上がりの武道館すでにグッズ販売の列が…
スタッフさん準備中
となりの公園でしばし休憩
じっとりとした暑さ。セミの声が聞こえる。
13:30頃より日本武道館公演限定ピクチャーチケットを獲るべく
Human Universe CD予約付近に待機
(待機列はなく適当に開始時間14:00を待つ)
Human Universeアナログ盤予約完了
かてぃんピアノと再会
フォトスポット巨大タペストリー
15:00-17:00 ホテルで大学の友人3人とアフタヌーンティー
久しぶりの再会で楽しいひとときでした


17:20頃にグッズを購入して会場入りしたのは17:40頃。私が円形の武道館に足を踏み入れるのは20数年ぶりか。坂本龍一さんのコンサートをアリーナの後ろの方から見た事がある。(大学の時の友人が坂本さん好きでついていっただけで、あまり覚えていない。ラストエンペラーでアカデミー音楽賞を取った後で「これが世界の坂本か…」と思った記憶だけある。)今回の席は1階東ブロック最前列。何と隣はカメラクルーの機材席であった。大学の親友4人組の同窓会を兼ねたコンサートで、眺めの良さに興奮しながらおしゃべりを楽しんだ。(残念ながら坂本龍一さんのライブに誘ってくれた友は諸事情でアフタヌーンティーのみ。コンサートは来れず変わりに別の友人の息子さん(高1)が親子で参加。彼は神席で人生初武道館。とても感謝されてこちらもいい気持ち)
ここでパンフレットを確認したのだが、仰天!ショパンにリスト…え?!ってなったよね。KEYSの前半と違う…スケルツォ1(アルバムPassionの1曲目)だしハン狂(HAYATOSMのラスト曲)だし、2020年応援しはじめた頃の曲。ここで聴けるんだと思ったら感慨深い。

舞台は八角形のセンターステージにグランドピアノが1台のみ。よく見ると円形の装置があり、あ、回るな!となる。HNKのテレビ番組SONGSで大泉洋さんがセンターステージの真ん中の地下から登場(そこまでは地下をトロッコで移動)するのを見たことあるがそんなスペースはなさそう。テレビカメラが北を狙ってスタンバイ。花道もあるので、歩いて登場するのね!とワクワク。

暗転して角野さん登場。わぁ、蝶ネクタイ。武道館、お誕生会。浅はかな私はもっとお祭り的なフランクなライブを想像していたのでこれには正直驚いた。演るんだな。身ひとつ、グランドピアノ1台で勝負するんだな…。急にドキドキしてきた。

MCなくお辞儀のみで始まったスケルツォ1番。東スタンドはグランドピアノ越しにお顔を見られる席。上のモニターもはっきりすぎるほど解像度も良く、さまざまな角度から映し出してくれて楽しい。カメラさんスイッチャーさんありがとうございます。ただどうしても映像の方が多少遅れるので、映像はチラ見しながら目視あるいは双眼鏡でガン見した。口を一文字にして緊張の様子。指慣らしの1曲目にショパンのスケルツォって…小学生の頃から馴染みの曲とはいえチャレンジングだなぁ(笑)。途中のコラールでも柔らかい表情はあまりみられず終了。拍手に応えるもそのまま2曲目。ショパンワルツ。
私プログラムをさらっとしか見てなくて、短調が始まってあら?!となった。(てっきり華麗なる〜と思ってた)この曲の生演奏聴くの初めてかしら?ショパンコンクールでの自己アピールで載せた動画で小学2年生の角野さんが弾くホ短調。ラジオでも「この曲に出会ってショパン美しい、ショパン好き、ってなった」と言っていたな。全曲聴けて嬉しい。3曲目は間髪入れずそのまま開始。エチュード木枯らしは一時ショてぃんの代名詞でもあった。紀尾井ホールの演奏は情熱大陸でも流れたし、ショパン国際ピアノコンクールの予備予選の時、(この曲で崩れる奏者が多い中)見事な演奏を披露した。いつも何の気無しにダーっと演奏しちゃう(そんな風に見えてるだけかもごめんなさい)かてぃんさん、この曲、本当は難易度高いんだよね。きっと。久しぶりに聴くけど、もちろん練習するんだろうけど、チャイコンやデスナーや劇伴やらやってた人が直ぐに戻って来れるのか。プロってすごい。そんな事を思って聴いてた。表情は相変わらず真剣そのもの。やっぱりまだまだ緊張してたな。この頃になると耳も慣れてきてPA音響心配したけど全く問題なく楽しめている事に気がつく。ありがとうございます音響さま。

MC 自身のピアノの生い立ち、コロナ禍での活動 等。
ピアノのまわりをゆっくり回りながら。
そして「安心してください、回ります」の名言。
とともに回転するピアノ。おおぉ〜!!!
どんな席も特等席、と。ありがたい事です
24調のトルコ行進曲について色で転調識別、等説明

ピアノが180度回転したので今回はお背中眺めるロケーション!24調のトルコ行進曲変奏曲、表情は見えないけどだんだんノッてきたのが背中から感じられる。曲が進み転調していくたびに八角形の舞台の格辺につけられた照明が鮮やかに色調変化させていく。数日前にこの楽曲を5度圏色相サークルの円と共にYouTubeにアップしてくれていたため(転調についての理解が乏しい私でも)曲の構成、次の展開が予測でき、過去3回伺ったKEYS公演のどの公演よりも、(頭を使う事なく)ゆったりと鑑賞する事ができた。1つの音楽としてとても楽しめた。よく考えてあるよねこの変奏曲。24あるのに全く飽きないわ、天才かっ!

そして拍手の後そのまま次のリスト:ハンガリー狂詩曲へ。最近さ、リスト聴いてないけどさ、角野さんのリストもいいんだよね〜。私最初のslow section好きで、今日聴けてよかったわ。背中で語るトムジェリの曲。fast sectionに突入してまもなく、音色が変わる。え?って思いモニター見ると茶色のタオルと白いマレットで何やら始めた。えええぇ?!スタインウェイって内部奏法やって良いんだっけ?どんどんやる事がエスカレートするので目はモニターに釘付けになってしまった。カデンツァは今までこの曲では聴いた事ないコード進行(不気味でオシャレな)で始まりその後は気迫が凄かった。両手を広げて88鍵フルで使う奏法は悪魔の儀式のようでゾクゾクしました!背中、筋肉ついて逞しくなりましたね。2020年のソロ公演で息きらして限界の演奏をしていた姿もよぎり頼もしさも感じました、あっぱれブラボーーー!

MC 宇宙や数学にある美しさのお話し、古代ギリシャ人の天体の音楽の事など。秋に発売される新アルバムの話題へ

Human Universe きたー!嬉しいー!!!(プログラムに記載あったっけ?と見直す。あった。どんだけ適当に眺めてたんよワタシ。)武道館へ向かう電車で、この曲聴きたいとPostしていた私。前日見ていたmiletちゃんの武道館ライブで天井のミラーボール回すととても綺麗で…それ込みで聴きたいと思ってたのだが、まさに思い描いた画に一瞬会えた!一瞬というのは、角野さんの楽曲、超絶技巧だからあまり照明や演出がすぎると演奏しづらいんだろうなと思った次第。ブルーライトの中、宇宙空間にいるみたいな感覚になった。2023年のツアーファイナルでのパイプオルガン演奏とまた全然違った印象になったHuman Universe。変拍子に乗せたキレのよいピアノのリズム、グルーヴ感。かっこいいの8810乗だよもう昇天。アルバムを引っ提げた世界ツアーがあるのなら、もし叶うのであればこんな照明演出で演奏して頂きたい。きっと全世界度肝を抜かれるはず。

前半終了。すでに満足感でいっぱい。

休憩中、自席よりパンフレットと会場を撮る

休憩中に特大モニターにQRコードが映し出される。アクセスすると昨日告知のあった19時からのYouTube生配信のリンク(電波がグルグルしてしまい友人も私もつながらず)。QRコードの下に消音にしてお楽しみください、とある。え?ここで見てもいいの?クラシックコンサートホールだと口うるさく電源オフを言われるので、さすが武道館!PA入って雑音気にならないからかな?でも前半、多少の咳払いはあるものの、そういえば電子音全く鳴らなかったよね?聞こえてなかっただけなのかな?1万人以上が集まってるのにこれって凄くない?かてぃんファンのマナーの良さがうかがえる。
そして休憩中にかてぃんピアノが運び込まれる。先ほどからまたグランドピアノが90度回転して北に椅子が配置されている。かてぃんピアノが東側に配置されたのでいやーん。私の側からはアップライトピアノの背面しか見えないじゃーん(泣)。仕方ないモニターがある、うん。
北の出入り口からスモークが噴射され会場内が若干煙った印象に。後半の照明演出にさらに期待が高まる。

20分の休憩後後半スタート。
お召し替え&何と黒のトイピちゃん持っての入場。

あ、西側行っちゃった見えない〜笑。モニターでトイピを床に置きあぐらをかく角野氏。武道館初告知の時の黒いトイピアノだ!始まったのは3分間クッキング。2020年2月トイピアノとグランドピアノで1人で2台弾きの駆け出し動画だった。しかも変奏曲だったよね。どうアレンジして壮大にしたのかのnoteも出たりして。楽譜をダウンロードしてコロナ禍練習したりしたな、懐かしい。からのラプソディ・イン・ブルー。こちらは記憶に新しい。武道館Liveの告知動画でしたね!

MC YouTube生配信のリスナーに向けた挨拶。自宅から持ち込んだ鍵盤楽器を使って、今日は武道館から配信する旨説明。(勘の悪い私はここで初めて自宅のNYスタインウェイだった事に気づく)。会場にいる方も是非コメントしてと言いたいところだけど、人が多すぎてネットに繋がらない事を僕は知っています(笑)。たまたま繋がった人はコメントしてみてください、と。そして、前半の演奏時に背中にセミが止まっててたち上がった時に飛んでいったと。えーーー。(双眼鏡も使って)ずっとお背中見ていたのに気が付きませんでした。私の目は節穴だよトホホ。ほんと特等席で聴いていたのね、セミくん…。

武道館の円形ステージ上の鍵盤ランドでの演奏始まる。自席からは弾き姿見えない(頭だけ見える)ので、主にモニター、そして繋いでみたら繋がっちゃったので(笑)スマホでYouTube見ながらチャットのコメント参加。当日、分かった曲名はガーシュウィンのパリのアメリカ人、アイ・ガット・リズム、ラヴェルのパヴァーヌ、怒りの日、トッカティーナ、バッハのパルティーダ、坂本龍一の千ナイフ、そして胎動。(途中、あれ?!聴いた事ある何だっけ?あー思い出せなーい…の曲はPenthouseのLive in This Wayだったと後日アーカイブで気がついた。)過去の自身のツアーを踏襲するセットリストに感激!YouTubeの配信は同接1.3万いってた。すごい!(フジロックの同接4.5万には及ばなかったが)世界中からここ武道館に注目が集まっていると思うと胸熱。角野さんは鍵盤ランドで縦横無尽に動き回り、マイクに向かって指パッチン、シンセサイザーの操作、グランドピアノの内部奏法などなど、まぁ忙しい…。途中でポリリズムでポリってるし、もう凄すぎて泣き笑いです。最後メロディだけの胎動始まって、まもなくアルペジオのいつもの演奏になって、転調と同時にステージ下から一斉に白い光が天井に!神々しかった…ここ感動的だったな…。

YouTube配信にお別れ。「盛り上がってますかー?」ウォォーと声を出せて嬉しかったぞー(笑)

期間限定だそうですがCateenチャンネルに上がっている武道館ライブ(一部)の動画あげておきます。頭出し済み。

MCあったか忘れてしまったが、ステージが180度回転してコの字型のコックピットがこちら(東側)に向いてくれた。う、嬉しい!…始まる追憶。アップライトピアノに向いた背中にライティングの演出。水の中に浮かぶ光の揺らぎのような模様が映り、楽曲のゆらめきも相まって幻想的な雰囲気に。何というか、聴くシチュエーションによって違う曲か?と思うほど変化するよね、追憶。初聴きの2022ツアー、配信もあった東京国際フォーラムでのアップライトでの演奏、渋谷リビングルームで撮影されたYouTube動画、ショパンコンチェルト1番のCD(初回限定盤)に納まった演奏、Apple Music Classical で配信された演奏…。世界デビューアルバムにも入るので嬉しい。まさか武道館で聴けるとはね…。今回は邪念なく純粋に音と見える景色に酔いしれた。セットリストに入れてくれてありがとうね、かてぃんさん。

MC 自作曲の3つのノクターンについて。2曲目のAfter Dawnは2024KEYSツアーで披露していた曲と。3部作の1曲だったのね!3曲目のOnce in A Blue Moonはどこの国で見た月かは言いませんが想像しながら聴いてください、と。

武道館で自作曲を初出しするとは、かっこいいよねHayato Sumino…。コンポーザーピアニストだね…。2023年11月のフランスソロツアーでお披露目した3ノクターン、ずっとずっと気になってた。1曲目のPre Rain、ハーモニー、コード進行が完全に坂本龍一オマージュだった。聴いててくれるといいなぁ坂本さん…。After Dawnは直接聴くの4回目。出だし、miletさんのOrdinary Daysに似てて、前日に見てたmilet武道館DVDでのセッションもチラリと思い出す。夜明けの前のしんと静まった風景と明るくなるにつれ始まる今日1日への期待感。いい曲。Once in A Blue Moonどんな風景の月が見えるかワクワクしながら聴いた。ドビュッシーのような南の国の穏やかな海、水面に映る月の光…って感じでは全然なくて、冬の深々とした寒さ、澄み渡る空気の中、凛と輝く月だった(あくまで自分の感想)。世界観としては秒速5センチメートルのラストのイメージだった。アップライトピアノに向かう背中をずっと眺めながら聴けたこの時間、ずっと忘れない…

舞台暗転。始まるスネアドラムのリズム。ひとりボレロの開幕だ。KEYSで3回見たけど、こんなに正面で見られなかったよ。まさか武道館で見られるとは!鍵盤ランドを縦横無尽に行き来して、グランドピアノでは内部奏法も駆使して。今回はチェレスタではなくシンセサイザー2台の豪華バージョン。いろいろやってて見てるだけで目が回る(笑)。でもスネアドラムは一定リズム。集中してリズムを刻んでゆく。上のモニターにさまざまな角度からの映像が映る。KEYSの初期の頃はどうやって演奏を成し得ているのかSNS上で話題になってた。かてぃんラボで解説もあったけど、今日、1万3000人が見つめる中、盛大にネタばらしという訳だ。さすがディズニーランドになりたかった男。エンターテイナーが過ぎる。圧巻の演奏でボーッと見てしまっていて記憶が定かでない。フィナーレに向かう転調で舞台が赤く燃え、演奏しながら鍵盤ランドが回転して、舞台下からの8個の赤いスポットライトが天井に集まりフィニッシュ!ひゃーかっこいい!演出も最高!!

全方向から惜しみない拍手。今日もやられた(射抜かれた)。「ありがとうございましたー!」と挨拶あり一旦退場。当然拍手鳴り止まない。1万3000人が同時に拍手って経験ない、迫力すごい。徐々に手拍子に変わる。かなりの時間があったが、かてぃんファン音楽性が高いんだか共感力が強いんだかマナーがいいんだか、バラけずにずっと手拍子が続いて何だか感動してしまいましたワタクシ。

北の出入り口の一点に視線が集まる。かてぃんさん着替えて再登場!先ほどは黒基調で宇宙の雰囲気ある紫差し色のシャツだったが、グッズの白いCateen Tシャツだ!赤の差し色が素敵。インに白が入ると上着の黒い羽織、横に深くスリット入ってておっしゃれ〜。ボトムも広がりのあるワイドパンツでとてもお似合いでした。

アンコール。会場暗転し北方向から斜めに角野さんに白いスポットがあたる。(多分アップライトピアノで)主よ、人の望みよ喜びを を奏でる姿を右手側の真横で見ていたんだと思うけど、それはそれは美しかったのだ。武道館で1万3000人…を忘れるような静寂、神聖な空気。教会でひとり音楽で神様と会話する…みたいな映画を見ている様だった。

MC Tシャツの話題からグッズのお話。グッズには興味ないというか…今年はあまり力入れてなかったんですが、せっかく武道館という事で頑張っていろいろ用意しました。トートバック、武道館の天井の模様です。8角形。ハヤトの8。角はすみのの角ですからね!881024の24が分からないといってる人がいましたが(それ私だわw)2024年、24の調性ですね。全部の紹介をするつもりはありません。あ、もう一つだけ言わせてください。タオルハンカティンは僕の発案じゃありません。ダジャレ好きじゃないです。スタッフさんのアイデアです。

ピアノの周りを歩きながら…音楽家を目指そうとしたのはそう遠い過去ではない。コロナ禍で外に出られず、YouTubeに演奏動画あげるなどしていた頃は、まさか武道館の舞台に立つ日が来ようとは思いもしなかった。聴いてくださる皆さんのおかげです。これからも皆さんに面白いと思って頂けるように頑張っていきますので、ついてきて下さい!!!

(このタイミングでこのMCだったか記憶が曖昧で自信ないです。違ってたらごめんなさい)

こんなにたくさんの人に応援してもらえて、僕は幸せ者だとかそんな感じのことを朴訥と話しながら、うろうろもじもじ…ここでアリーナ南側方向より「お誕生日おめでとう!!!」の掛け声!会場全体がナイスお言葉ありがとう渡りに船と思った瞬間(笑)。「こんなシチュエーション滅多にないので、せっかくなので一緒に歌ってもらえますか?」盛大な拍手。もちろんだよー歌いたくてうずうずしてたよー。

マイクを持ってグランドピアノに腰掛けどうしようか…ってなるより先に会場から手拍子。慌てて合わせるかてぃん。マイクも弾きながら置いて…(笑)。手拍子のテンポ速かったんだけど前奏のピアノでコントロール。私の席からはグランドピアノ越しに正面からのお顔が見えて、弾き振りで出だし合わせてかてぃんの生演奏で歌うという、奇跡の時間、空間を体験した。最高でした!おめでとう歌いながらこっちがありがとうの気持ち。

「ありがとうございましたー!!!」と挨拶後、数秒拍手を煽ってからの下行グリッサンドからの〜英雄ポロネーズ!キタタタタタター!!!歓声とどよめきが沸き立ちフィナーレを皆で見つめる。英雄だよもうかっこよすぎ!終わった瞬間思わず立ち上がる。アリーナ席も360度取り囲むスタンド席の2階後方までも一斉にスタンディングオベーション。忘れられない光景だ。一生の思い出だ。大切にしますね。最後にご自身のNYスタインウェイに今日の日付でサインを入れて終演。

英ポロ後の一斉スタンディングのお写真、ご本人が投稿してくださったので載せておきます。

モニターに映し出された
スタインウェイに記されたサイン

本当に夢のようなワンダーランド、一瞬で終わってしまった感がある。規制退場で大人数なのでかなり時間がかかり、外に出ても人混み。靖国神社のみたま祭り(そうなんだよ、東京はこの時期お盆なんだよな)もあって九段下方面とんでもない混雑だったが、それも含めて誕生祭!熱気に包まれふわふわした気持ちで帰路についた。帰りの電車内の自分のPost。


中央ステージに1人だけで1万3000人を熱狂させるコンサートもあまりないのではないだろうか。ゲストを入れてワイワイ楽しむやり方もあったと思うが(それはそれで絶対に楽しい)それをせず、ストレートに今の等身大の角野隼斗を見せつけてきた。クラシックの基盤を軸に、即興、編曲の才能、自作曲を初披露するというコンポーザーピアニストとしての覚悟も見えた。これからも面白い活動をしてくれそうで楽しみしかない。今後はワールドワイドに活動の場が広がってゆくと思う。ついていくのは大変だがついていくしかない。目が離せないのだ。角野隼斗というアーティストに出会え、同じ時代を生き、応援できる喜びを噛み締めた

終演後の武道館
ライトアップされるとまた美しい


武道館の正面入り口にはいちアーティストのコンサートとしてはあり得ないくらいのたくさんのフラワースタンドが並んでいた。私は出会えなかったけど、これまで関わりのあった方たくさん来場されてたようだ。Penthouseのメンバーねぴらぼのメンバーよみぃさんmiletさん蔦谷好位置さん菅野祐悟さん…もちろん金子先生美智子先生(お母さま)も。終演後次々に上がるSNSの投稿を見て盛大な誕生会が開かれた事を思い知る。そこに我々はお呼ばれしたのだ。ありがとうかてぃんさん。

武道館正面入り口に飾られたフラワースタンド
これでも一部である
扉横に飾られたスタンドたちを写真に収めるの忘れた


そして初お目見えのあのシンセサイザー。楽器に詳しくないので私にはよく分からないが、坂本龍一さんも愛用していた名器だそうだ。お盆の時期にふらっと会場に入り肩にとまって演奏を聴いていたセミくん、きっと教授だね。



あとがき

武道館公演翌日にはPenthouseのレコーディングをしていたらしいかてぃんさん、武道館公演についてのラジオ収録(7/21のJ-WAVE MUSIC OF THE SPHERES)もあるだろうし(後述:収録はNYのご自宅からでした)、取材もたくさん来ていたと思われ…7/17の未明にはNYに戻ったとのインスタ投稿があり、余韻も何もないよね。飛行機移動時間が唯一ゆっくり自分と対峙する時間かな。
自分としては翌日の休日にこのnote書き始めたのだが、家のエアコンが武道館前日に壊れたため修理の事やら、仕事もあるししっちゃかめっちゃか。そこにPenthouseの新曲が投下され、すごくよくて良すぎて情緒も乱高下(笑)。1週間かかってようやく書き終えた次第です。

Penthouseの新曲情報解禁も角野武道館を考慮しただろうし、かてぃんさんもPenthouse を鑑みつつ武道館公演の情報を小出しにしてきて…。フォローした当初から思ってたけど、「SNS使い」だなぁと。(魔法使いという意味です)。Instagramでの投稿が立て続けにあり、一斉配信チャンネルとやらも始まって、これからは世界を想定してSNSもインスタにシフトしてゆくのね…インスタ、見る専だったけど動かさなきゃかな?(笑)。英語も世界地理も歴史も勉強しなきゃですよね。人生折り返した人間をこうした気持ちにさせる推し、尊し!!!

そして今日(7/21)はこれからラヴィニア音楽祭!マリン・オルソップさんとシカゴ響と、ショパンピアノ協奏曲第1番で音楽祭デビュー。北米での活躍も期待してます。かてぃんファイティーン!