
芸術家らしい休日
この前の休みの日、午前は美術展からの午後から宝塚。
なんとも芸術家らしい休日でした。
『日本の美術』は、たくさんの作家さんが1点ずつ出品するタイプの展覧会です。
見知った方もちらほら出品していたので応援がてら行ってきました。
芸術って正解がないから難しいと言うか、もはや良し悪しではなくて完全に好みの世界だなぁと、たくさんの作品を前に思ったりしました。
創作活動にかかる労力に対して見出だしてもらえる価値が追いつくことはなかなかなさそうで、表現活動の厳しさや難しさにジャンルこそ違えど共感したりもしました。

その点、午後から観てきた宝塚は強い!
人ではなくハコにファンをつけて勝ち続けているのは物凄いことです。
感動は歌劇やショー自体より、そのまわりにたくさんありました。
手の込んだ美術や演出は素晴らしかったです。
真っ先に書きたいのは生演奏。
ところどころオケの使用もあったとは言え、ピットに見える姿には興奮しっぱなしでした。
#ステージよりピットを見ちゃう職業病
プロだから当たり前って言ったらそれまでなんだけど、とにかく正確な演奏には脱帽です。
舞台や映像にミュージシャンとして関わりたいという野望はあるけど、今の何十倍も上手くならなきゃだなって打ちのめされました。
あくまで脇役のようで、ダイナミックでカッコ良くて。
とは言え諦めるつもりはなくて、あんなミュージカル全編みたいなのは違うかもだけど、何かしら絡みたい思いは強まりました。

プロの仕事で言うと、照明にも目が行きました。
特にピンスポット、最後列の席だったから光のラインがはっきり見えるんだけど、あの距離で寸分の狂いもなくカットインするのはしびれます。
#元照明屋だから自分事になっちゃう
美術セットや演出については、専用劇場の強みを改めて感じました。
スペックをフルで最適化できるのはやっぱり強いです。
休憩込みで3時間という長さや、人数多くて見分けつかずにストーリーに追い付かない感じは、時代に逆行しているように思えて仕方ないのが本音。
新規の人にはハードル高めだなぁと感じました。
それでもチケットは即完、コアファンでまわる強みです。
大衆うけを目指さずに、独自の文化を醸造して勝ちきる姿には、凄みすら感じました。

夜は‥‥‥‥大義名分のない呑みw
イベントやエンタメの話で盛り上がり続けました。
挑戦ということ、相場感、集客について等々、色んな話が出来て有意義な時間でした。
もちろん、それ以外の他愛もない話でもたくさん笑いました。
そして料理がすこぶる美味しい!
久しぶりの目黒flat最高でした。
#お通しのパンがおかわり自由
たくさん楽しみながらも、有意義な刺激やインプットになったように思います。
アウトプットしてこそのインプットだと思うので、自分も全力で挑んでいきます。

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