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保育や福祉で働く人のこと

こんばんは。

私は、保育専門の職業紹介と、児童福祉施設を経営している零細企業の名ばかり社長です。

もともと保育士の働く環境をどうにかしたいと思い事業を始める中で、保育園の職場環境は経営者次第である(そりゃ、当たり前ですが)という結論に至りました。

そこで、働きたくなるような職場を作ろうと、児童福祉施設をたちあげました。

起業して4年になり、うっすら見えてきたのは、保育士や支援者は「目の前の利用者(子どもたち)に、しっかり貢献したい」という気持ちが特に強いということでした。

保育士の待遇改善と人間関係

保育士のTweetなどをみると「待遇改善を!」というのは珍しくありません。もちろん、それは必要だと思いつつ、そのような発言をする背景には、その人の職場における様々な不満が渦巻いてるように思います。

人間関係とよく言われますが、たぶんそれは表面的な話だと思います。「保育士は人間関係とかですぐやめちゃうから〜」というのは、少しまとめすぎかもしれません。

保育士が辞めるのは、ほんとに人間関係?

もっと根本にあるのは「この子にどう関わるか?」という保育士として一番重要な点で、食い違いが起こることなのではないかと。

その食い違いが、ときにはハラスメントやイジメ、孤独、はたまたストレスの捌け口として利用児童への虐待という形に発展するのではと思います。

「私は、こんなに考えて頑張ってるのに、なぜあの人はあのレベルなのか?」 

「この子は、もう少し待ってあげたら自立のための一歩に繋がるのに。なぜ先輩は急かすんだろう」

「落ち着かない子ども達がいなくなれば、私のクラスはもっと良くなるのに」 

そんな誰にでもある、ふとした考えや気持ちが、なかなか理解し合えず、また対話の機会もないくらい多忙なことで、大きな問題に発展するように思います。
※ハラスメントや虐待等をする保育者を擁護するつもりはありません。 

保育士の人間関係の苦しみを減らすために

こういった考えの違いって、実は最初はものすごく小さな違和感から始まるような気がします。

そういう違和感を、気楽に話せる組織風土があるか。

それが大事だと思います。

ちょっとした違和感を、
軽やかに
爽やかに
笑顔で

「先輩のあの声掛けって〜、〇〇だからこうしたんですかね〜?」

「私って、こう思っちゃうんですけど、みなさんどうですか〜?」


なんて聞ける保育者や支援者が増えることが、実は巡り巡って社会の発展に繫がる気がします。

違和感を限界までこらえたり、
言うべきときに言わずに陰で漏らしたりするのは、もう僕ら大人世代でやめたいところです。

日本人の奥ゆかしさを表現するのは「職場でない」といつも思うところです。

そういった、軽やかな組織風土をつくる上で、何よりも大事なのはトップである経営者だと思う次第です。

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