行間を訓む vol.33 メジャーデビュー&EPリリース記念 ~ AZKi「エンドロールは終わらない」編 ~
プロローグ
開拓者の皆様、こんあずき~!!⚒️ 今や「右手にマイク、左手に地図!あなたのハートをゼロゲッサー✨」でお馴染みの「あずきち」こと「AZKi」さん。本日10月4日にビクターエンタテインメントさんからのメジャーデビューとなりました!おめでとうございます!!🎊🎉🎂
さらに、メジャーデビューEP「3枚目の地図」のリリースが決定 !うおおおお!止まらねえ!快進撃が!!!本日から予約開始だ!!
クロスフェードはこちら!▼
さて、そんなあずきちのメジャーデビューの幕開けを飾りましたのは「エンドロールは終わらない」という新曲です。もういきなりタイトルからして意味深そうで。私の食指がうずきました。
AZKiさんについては過去の記事でもご紹介させて頂いておりますので、そちらも是非ご覧下さい!▼
選ばせて頂いた理由としては、華やかで輝かしいメジャーデビューを飾る新曲であると共に、「if」ルートが存在した(活動終了もあり得た)と語っていたあずきちの開拓の足跡とこの曲のタイトルが非常に深いものに感じられるからというところです。
特設サイトにも下記のように記されています。▼
また、そんな彼女の夢は「誰かの記憶に残る音楽を作ること」とあります。そう、旅はまだ終わらないんです。だからこそ、このタイトル。そしてEPのタイトル「3枚目の地図」。もう、エモ過ぎませんか!?
皆まで言うな、まずは聴こう!
ということで下記にリンクを張らせて頂きましたのでどうぞ!▼
ぽつりぽつりと語られる気持ちと、本心から溢れる想いを感情を込めて歌い上げられており、彼女自身の気持ちや決意、受け取り方によっては踏み出そうとする人へのエールのようなものも感じられます。それでは次の章から歌詞に注目して振り返りをしていきたいと思います。
注)セクション分けや歌詞の内容の考察ついてはあくまで筆者の個人的主観です。私自身は専門家でも何でもありません。もしかすると表現や言葉使い等に間違いもあるかもしれませんし、解釈違いが起こることは否めませんので万一の場合はご容赦ください。
歌詞訓み(§1)
扉一枚隔てていた新たなる世界。希望を抱いてその手を手を掛け、気持ち新たに開いてみたけれど。想像していたよりも障害が多く躓いてしまい、両手に抱えていた夢が零れ広がってしまった。思わず出る溜め息。
私が伝えたいことは沢山あるわけじゃない、だからこそ儚く脆い自分の声は早速掠れてブレてしまった。しかし立ち止まってはいけない。立ち上がらなければならないのだから、「よし」と気合いを入れ直す。
誰かが言った「三度目の○○」という言葉を借りつつ、自分がこの道を歩み続ける理由を探し求めて旅を続ける。未だ見ぬこれからが自分で「歩んできて来て良かった」「諦めないで良かった」「これが私なりの答えなんだ」と胸を張って言葉にできる、その日まで。
今歩むのを辞めれば、名無しの誰かの物語として語られるだけに留まるのだろうか?だとすればきっと「こうしていれば」という後悔ばかりを思い出す日々を過ごして独りで背負い込みながら周りに合わせて笑っているだけの"今"になってしまう?
少し先に居る私から過去の私へ、「どうかそんな悲しい顔をしないで」と声を掛けてあげたい。あなたが進む道はいつかきっと必ず花を咲かせ実を結ぶから、間違いだったということには絶対にしないし、させないから。
歌詞訓み(§2)
数多の苦難や障害無しに生きることはできないのだから、多少のすれ違いやいざこざがあっても気にしないように過ごしてきた。未だ成長を遂げる力を宿しているこの身体にも愛着があり、なにより自分自身が愛しているから。
結果を出すことができず焦って藻掻き苦しんだ時間ごと、全てを包み込んで肯定できるかというと、自身が無い。無いけれど、それだけのハードルを乗り越えられたという自身があれば、辛かったとしても後に笑い話のひとつにもなるだろう。応援してくれる声も聞こえてくる。そう、大丈夫。私は大丈夫なんだ。立ち上がって。
有頂天で世界が輝いて見える日も、どんなに頑張りが報われない辛い日であっても、私は「音楽」と共に足跡を残してきたんだ。これが「私の生き様なんだ」と自分で肯定ができるのなら、この旅にピリオドなど一生存在しないだろう。だからやっぱり私は諦めきれない、ごめんね。私なりにもっとやってみたいという気持ちが勝ってしまう。
歌詞訓み(§3)
今まで何度神に願い、何度涙を滲ませ、何度となく怒り、何度嘘をついて過ごしてきてしまったのだろうか。数え切れないくらいのみすぼらしく恥ずかしく真面目過ぎてしまう自分を、この際隠さずに吐露しようと思う。
長らく誰にも見せることができなかった心持ちを吐き出してしまいたい、けれどそうしたら君を傷つけてしまうかもしれないという怖さがある。
始めて「夢」を語り歩み出した時からどれだけの年月が経っただろう、ふと気がついて周りを見渡すとみんながいなくなっていた。この旅は出会いと別れの繰り返しで、ただその時間が過ぎて物語の幕を下ろす…本当にそれだけ?
「これでいいのか?」「後悔はしていないのか?」その答えはもう既に自分だけが知っていて、あとは一歩踏み出すだけ。この私が歩む物語をひとつの作品として歌に仕立て、この世界に何度でも、何回でも誰にでも届くように歌い続けよう。
この厳しくも苦しくもある自分が目指した夢の世界で、今日も誰かの歌う声が響いている。そんな音楽に救われながら、自分の終わりなき旅を一歩ずつ前に進めていく。悲しいエンドロールを流さない為にも。
エピローグ
自分が抱いた夢を実現させるために飛び込んだ世界での苦しみ・悩み・葛藤。厳しい現実を前に何度も挫けそうになりながら、それでも終わりなき旅を自分の意志で。迷って見失ってしまうようなこともあるけれども、間違いなく「音楽」によって私は生かされているという彼女の生き様のような物が垣間見える作品でした。
自分がこれだと思って進んだ道が間違っていたのかもしれない、やめたい・苦しい・辛いと感じることは多くあるかもしれません。しかしいつか努力が実を結んだときに、そんな時もあったと笑って振り返ることができるように、今の自分ができることを着実に積んでいく。泥臭く・這いつくばってでも一所懸命食らいつく。その努力は無駄だったという振り返りにならないように。
一旦幕間としてのエンドロールを流したときに、応援してくれた人や過去の自分が今の自分を形成してくれていることが証明できる。歪かも知れないし、綺麗かも知れないけど、受け取り方は人それぞれ。だから自分なりの物語や旅路をどんな形であれ歌って何度でも届ける。そう、「誰かの記憶に残る音楽を作る」までは。
エンドロールは終わりではない。終わりなきエンドロールにするべく、まだある続きを告げるものでありたい。3枚目の地図を手にした彼女の物語はまだまだ続きます。
そして物語の主人公であり「開拓者」はあなた自身 ―――
ご興味を持たれた方は是非AZKiさんのチャンネルに
遊びに行ってみて下さい!エモめな曲が多いのでオススメです!▼
AZKi X (旧Twitter):https://twitter.com/AZKi_VDiVA
メジャーデビュー特設サイトはこちら▼
それではまた次回の「行間を訓む」でお会い致しましょう!
おつあずき~👋
2023.10.04 つなな