【オリジナル】晩夏

寒くなる前に海に行こう
夏の終わりに君が呟いた
僕の目を見て微笑んだ

僕らはまだあまりにも子供で
夕日が落ちても大丈夫だと信じてた

失うものが増えて退屈な時間が流れて
大人になってしまった僕らは
あまりにも簡単に離れてしまった
くだらない理由すらも告げられないまま

きっと何も間違ってないんだ
大人になるとはそういうことなんだ
頭で理解しようとしても
僕はあの日の続きを探してしまう
今君は誰と海を眺めているのかな
もう海なんて忘れてしまったのかな

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