【考察】この生きづらい社会と学校はどう違うの? そんな社会でどう動いたらいいのか
蛙化現象という言葉は、好きなものが悪い方で想定外を発揮したときに使われている。
仕事でも蛙化現象というのはある。
しかし、社歴が長ければ長いほど、気がつかないふりをしている。
新入社員のようなフレッシュな気持ちでやろう! とか言うくせに、会社に馴染めば馴染むほど新入社員の気持ちを思い出せない薄情者が錬成されていく。
そんな薄情者でも、日常生活を支えるお金が発生しているから生きられている。
むしろ社会では鈍感力があればあるほど国宝のように扱われるため、薄情であればあるほどいい。それが社会だ。
人は支え合わないと生きていけないと学校で教わった。学校で教わった理論でいくと薄情者は村を追放されてゲームオーバーなはずなのだが、現実ではそうなっていない。
社会に出て、私はありがたいことに正社員としていろんな会社に勤めてきた。
全ての会社で共通して言われたことがある。
それは人を駒のように使いなさいだ。
社会では薄情者になることを強制される。
そうなりたくないから転職しているのに、転職先でも同じことを言われてしまう。
よくテレビで「真面目に仕事をすれば、人から嫌われる。だから、仕事は嫌われて正解なんだ」とお話しを展開する人がいるが、真面目であろうとなかろうとその人が気に入らなければ嫌われるのだから、単に嫌われない努力をできない人間の戯言だと私は思ってしまう(ちなみに仕事をしていれば嫌われて正解なんだというお言葉も全ての会社で言われたことがある)。
まとめると、
学校適応型は、嫌われない努力ができる人間。
社会適応型は、嫌われる努力ができる人間。
となる。
以上のことから、学校で真面目であればあるほど社会に出て苦労するのは、教わってきた内容が違うからだろう。
初めから「人を蹴落としなさい」「できない人は見下しなさい」とか教わっていれば、今と結果は変わっていた気がする。
今思えば、生徒から嫌われる先生はきまって社会ではうまく生きられるであろうタイプの人間だった。
お金が人を変えてしまったのだろうか。
お金ってすごい。
ある程度の欲は叶えてしまう力がある。
現代社会はその場その場でお金という神を召喚するバトル型のカードゲーム。
もし現代社会に名前をつけるなら『転生したら神を召喚できる紙を手に入れたので、もっと仕事してみた』だと思う。
過労死まっしぐらな嫌なラノベである。
最近転職をする人が増えた。
都市伝説風な言い方をして申し訳ないが、みんな気づき始めている。
「今の若い人は……」とか文句を言う人もいるけれど、その環境で頑張りたいと思える環境を整えられていないのが問題なのだ。
例を挙げてみよう。あなたがこのように言われたらどう思うだろうか?
創業からいるメンバーでやっている1号店は夜18時以降は無給で終電まで仕事をしていました。なので、支部の人もそれくらいの気持ちで仕事をしてください。
こんな企業は早いうちに倒産した方が社会のためである。
お金を受け取りに来ている会社から、熱意のこもった分厚い紙をもらっても、召喚できないただのいらない紙でしかない。
一方でこの情報から分かることもある。創業者たちにとっては最高の職場なのだ。
地獄の苦しみを味わっても楽しめるもの。
実はこれが一番人生で必要なものだと思う。
わかっちゃいるけどやめられねぇ
あほれ
スイスイスーダララッタ
スラスラスイスイスイ
「スーダラ節」の一節だ。
いい方の意味でわかっちゃいるけどやめられない。中毒になるくらいまで自分の好きなものを突き詰めていってほしい。
そうして他人の夢より自分の夢を叶えてほしい。
自分が創業者になればどんなことでも必死になれる。だから自分自分の夢を叶えてほしい。
そう願っています。