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『しおまちとワークショップ』㏌尾道市瀬戸田。プロジェクトが続々スタート!

先日のブログでも紹介しましが、商店街にある郵便ポストやシャッターを黄色く塗ったワークショップ。https://note.com/tsunaguwa/n/n712b4581d5db 尾道市瀬戸田(生口島:いくちじま)にある「しおまち商店街」を盛り上げる『しおまちとワークショップ』です。これまでの成果報告会が、3月27日(土)瀬戸田にある「ベル・カントホール」で開催されました

No3847_しまなみ海道サイクリング

※瀬戸田(生口島)は、しまなみ海道で尾道から3つ目の島。ちょうど四国側の今治との中間点ぐらいです。国内レモン生産量日本一。景色最高、気候抜群です。

2019年に始まったワークショップは、瀬戸田レポート(地域データ集)をベースに「基本計画・施策立案・空き物件活用」3つのユニットが動いています。「子供や孫たちの時代、50年先を見据えて地域づくりを推進する」という想いのもと、地域の人、私のような島外のメンバーが意見を出し合い「住みたい街、しおまち。レモンとアートと人情と」というビジョンを策定しました。今回の報告会では、このビジョンをベースに考えられた施策立案の説明がなされました。簡単に紹介したいと思います。

ハッピーレモンプロジェクト

国内レモン生産量NO.1の「瀬戸田」で、自分のレモンを植えてもらおうというプロジェクトです。企画したのは、レモン研究家の国吉純さんと、商店街にある中野生花店さん。クラウドファウンディングを通じて、全国の方にオーナーになっていただき、100本のMYレモンツリーを商店街に植える予定だそうです。実は、この日「恋するれもんの木」として、瀬戸田港にシンボルとなるツリーを植樹。すでに第一歩を踏み出されています。クラウドファウンディングは、準備中とのことですが、黄色のポストに、黄色のシャッター、そしてレモンの木。今からワクワクします。

瀬戸田版「グリーンスローモビリティー」

コンパクトな電気自動車「グリーンスローモビリティ」を活用し、観光者の足、住民の足として利用してもらおうというプロジェクト。既に昨年、実証実験を終了しており、本格運用が見えてきている段階です。プロジェクトは、地元のバスを運行している本四バス開発株式会社が主導。地域に寄り添った運行、DOOR TO DOOR(ラスト1マイル)を意識した運行、そして脱炭素ゼロカーボンを意識したプロジェクトとして、期待できそうです。

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画像引用 https://setouchitourism.or.jp/ja/info/setoda_mobility_press/

レモン傘プロジェクト

商店街歩きながら、空を見あげると鮮やかな傘。とても素敵ですね。以前、埼玉の「ムーミンバレーパーク(画像)」で見たことがあり、とっても楽しい気分になったのを覚えています。この企画は、西日本旅客鉄道株式会社が提案するプロジェクト。傘を飾るだけでなく、1家に1本レモン傘を置いて、瀬戸田の傘はレモン色に統一。ポルトガルの“アゲダ”という町で見られる傘の祭典、通称「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」が有名のようなのですが、瀬戸田は「レモン傘」。世界の”SETODA”の象徴的なコンテンツになる予感がします。

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再生可能エネルギーで「しまなみ応援プラン」

総合商社の丸紅株式会社も、瀬戸田に注目しました。「電気」で、しまなみ地域を応援しようというプロジェクトです。嬉しいのは、電気料金の一部を子供たちの教育サポートにあてるということです。既に瀬戸田高校2年生とワーキングセッションを行ったとのこと。生徒がノリノリで、アイデアが止まらなかったという話を聞き、とれも嬉しかったです。このプロジェクト、まさに「しおまちとワークショップ」の想いを体現してくれていますね。

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「しおまちペイ」

全国的には「○○ペイ合戦」も、勝負がみえてきた感がありますが、「しおまちペイ」は、NECソリューションイノベーター株式会社による、しおまち商店街、地域独自のデジタルサービス。デジタルとリアルの組み合わせが可能とのことです。瀬戸田ぐらいのエリアで、ネットに詳しくない高齢者が徐々に慣れていくのに良いサービスかなと思いました。先日、瀬戸田で行われたレモン祭りでも、スマフォでお得なクーポンを配布されており、私も恩恵にあずかりました。個人情報をとらないという意味でも、ハードルは低かったですし、とても簡便で、”誰も取り残さない”サービスだと感じました。

しおまち商店街のブランディング

「しおまち商店街」の人たちと、この地域が好きな島外の人たちが一緒に街の未来を描いていこうと始まった「しおまちとワークショップ」。その事務局を担っているのが、地域商社である株式会社しおまち企画です。そして、「しおまち商店街」全体のコンセプト作り、ブランディングも、しおまち企画の担当です。報告会では、商店街のロゴと、ホームページが紹介されました。とてもスッキリしていてよい感じ。ホームページの感想あれば是非コメントください。

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特別出演

ここまで、ざっと施策立案(プロジェクト)を紹介しましたが、このほか、JR尾道駅に出店する株式会社島ごころの新プロジェクト。また、そもそも「しおまちとワークショップ」開催の端緒となった「Azumi HOTEL」を展開する株式会社瀬戸田リゾートの瀬戸田への熱い想い。またYahoo!&紀尾井町戦略研究所からは「withコロナ時代 瀬戸田と尾道の観光を考える」と題して、データによる解説をしていただきました。

まとめ

長文になってしまいましたが、とにかく”BIGNAME”が集う瀬戸田。この熱は、当分冷めなさそうです。ワークショップも継続開催されるとのコメントもありました。ワークショップに最初から参加した者として、また尾道に根を張る者としてしっかり絡んでいき、この熱を拡散していきたいと思います。これからも是非、注目してください!!
とりあえず、次は瀬戸田の”街のリビングルーム”「SOIL SETODA」4月10日OPENです。また、このブログで報告したいと思います。

※オープニングイラストは https://shiomachi.jp/about/ からの引用


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