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遊びは学び
4歳と5歳の子供達4人と積み木をしていると2歳のAくんがやってきてちょこんとそばに座って様子を見ています。
5歳の女の子2人(あっちゃんさっちゃん)とが相談をしながら何かを作り始めました。そこに4歳の男の子2人が「いーれて」と「いいよぉー」とそれぞれに遊びが始まりました。
4歳の子供たちは、自分が作ることて夢中そのうち、積み木の取り合いが始まりました。結構激しい言い合いです。
突然Aくんがしくしくと泣き始めました。
それに気づいた、あっちゃんが
Aくんの手を引いて「喧嘩やだよね。怖かったね。大丈夫だよ。こっちで遊ぼ」と自分たちの遊びにの中に、でもAくんは少し戸惑っています
自分で積み木をもってきて自分の前で遊び始めました。でもさっきの4歳のふたりの様子が気になる様子。
スタッフが介入する頃かなと動き出そうとすると
さっちゃんが4歳児のところに近寄ると「ねえ。喧嘩は、ダメだよ
みて、A君泣いてるよ。悲しいってさ。
これ1つしかないんだから、どうしたらいいの?教えてよ」と聴くのです。
その対応にも驚きましたが
4歳の2人はどう解決するのだろう?
落ち着いた2人は、「僕がこっちやるから先使っていいよ」と言い出すと「ありがとう」って実にあっさり。でもさっちゃんが「貸してくれたんだから、終わったら貸してあげるんだよ」とひと言
あっちゃんとさっちゃんとAくんは自分たちが作った積み木のお家でままごとを始めました,Aくんはお迎えに来たお母さんに、「貸してー、どうぞー」と何度も繰り返している。どうやらあっちゃんとさっちゃんにやり取りを教わったようです。
Aくん、たくさんの体験をしたんだろうなぁ。きっと温かい気持ちとか感じだと思う。その気持ちが心を育てるのだと思います。
あとからさっちゃんに喧嘩の仲裁とても上手だったね。驚いたと話すと
「だって、取り合いっこ私もしちゃうから、いつもママに言われてるの。ママは、あなたの気持ちわかりません。だからどうすればいいのか教えて欲しいんだけど…って聞かれるから」
そしてあっちゃんにAくんを仲間に入れてくれてありがとうと伝えると
「ううん、私お兄ちゃん達の喧嘩聞くのすごく嫌だったから、Aくんも嫌かなと思った。一緒に遊んだら楽しいかなぁってだってAくん可愛い」と
2歳から6歳近くの子供たちの成長
ほんの短い時間の出来事に
なんだか心が温かくなりました。
そして、さっちゃんのお母様の対応。
ご自分のお子様のこと理解しての言葉なんだろうなぁ。
共感、共有、そして日常の体験…
遊びの体験とても大切だと思うのです。
共感(empathy)「他者の感情の理解を含めて、他者の感情を共有すること」