社内勉強会で反応が良かったストーリー:ドラッカーの石切り職人の話
あなたは何のお仕事をしていますか?
そう聞かれて何と答えるでしょうか。答えを少しメモして読み進めていただけると気づきがあるかもしれません。
今回は、ドラッカーによる仕事の本質を語る
お話を紹介します。
社内でマーケティングの勉強会を開催した時、営業のメンバーから一番心に残った話がコレと言われました。
こちらの書籍に掲載されています。
3人の石切り職人のお話
あるところに3人の石切り職人がいました。
通りがかりの人が3名に、何をしているかをたずねました。
すると・・・
1人目の職人はこんなふうに答えました。
「暮らしを立てている」
2人目の職人はこんなふうに答えました。
「最高の石切りの仕事をしている」
3人目の職人はこんなふうに答えました。
「教会を立てている」
-------------------------------------------------
さてここで質問です
マネージメントができる人間は、誰でしょうか
何となくわかりますかね。
ドラッカーは以下のように言っています。
❝ 第三の男こそマネジメントの人間である ❞
ー Peter Ferdinand Drucker、1909-2005
ドラッカーは1人目と2人目の職人に対して、こんなふうに言っています。
第一の男は、仕事で何を得ようとしているのかを知っており、事実それを得ている。だが、マネジメントの人間ではない。将来もマネジメントの人間にはなれない。
問題は第二の男である。熟練した専門能力は不可欠である。組織が最高のスキルを要求しなければ彼は二流である。そして第二の男は、単にスキルが高いと、注目を集めているにすぎなくとも、自分が重大なことをしていると錯覚しがちである。
ドラッカーさん、厳しい(泣)
あなたは第二の男ですなんて、直接言われたら泣いちゃいそうですね…
専門能力を磨くのは、全体のニーズに沿う事が前提になっていないも意味がないという教えだそうです。
全体のニーズやビジョンを理解せずに仕事をしてはダメだと言っているように解釈できます。
第三の男のようにまず「教会を建てている」という全員に共通したビジョンを持つことが必要だというお話のご紹介でした。
私も、忙しくなると、ついタスクをこなすことに一生懸命になってしまいます。
でも、”なぜ私がこの仕事をしているんだろう”と「そもそも」や「なぜ」を定期的に見直しながら仕事に向き合いたいで
勉強会で使ったワークシートを掲載しておきますね。良かったらご自分のふりかえりにご利用ください。
今日もさわやかな一日を!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?