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「カリプソ・ローズ」と言う映画を見ました。

8月24日

「高橋 ひでのり」t

「カリプソ・ローズ」と言う映画を見ました。
https://www.youtube.com/watch?v=IUXFrWEEKMU


すごい映画です。
連れ合いのスチールパンの先生からの情報で観に行ったので、スチールパンのすばらしさを伝える番組かと思ってみたら大違い。
カリプソという中南米独特の音楽の「女王」と呼ばれる女性が自分の一生を静かに語るドキュメンタリーです。
彼女は幼いころに、アフリカら奴隷としてトリニダードトバコに連れてこられた曾祖母から、故郷のアフリカの話や奴隷の生活の話を聞きます。私は、奴隷の経験を身内の話として語るのを聞いたのは初めてでした。
「いつも夜に寝ているときにメロディーや歌詞が下りてくる」と語るように、彼女にとって音楽は、体の中から湧き出てくる根源的な欲求そのものです。そして彼女の歌を聞いてたくさんの女性たちが目を輝かし、解放されていくのがすごい。
そして最後には、「なぜ人が人を売るのか?」という疑問への答えを求めて、奴隷貿易の場所、西アフリカのベナンと言う国に行きます。
生きること、歌うことが、差別や抑圧の中で生きる人々への励ましになっている。すごい人だなあと思いました。
神戸での上映は、新開地アートビレッジセンターで、8月20日まで。時間は16時20分からで85分です。(17日休み)

https://www.facebook.com/hidenori.takahashi.773/posts/5017678291581135

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