新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
本日より、通常営業となります。
さて、年末の投稿にも書きましたが、2023年は7期目に突入します。
つなぐデザインオフィスは「私がやりたいこと」ではなく、「お客さまがやりたいこと」を最優先で考えます。
「お客さまのやりたいこと」を叶えるための道筋を立て、そのための手段をご提案していきます。
それって普通じゃない?と思われるかもしれません。
過去にこんな事例を伺いました。
■実際にあった事例
お客さま「予算〇〇万円で鉄骨造の平屋の住宅が欲しい」
建築家「過去の事例で実績があるので、大丈夫です」
〜数ヶ月後〜
建築家「概算見積もりで□□万円になりました」
お客さま「□□万円は予算オーバーなので出せません」
〜さらに数ヶ月後〜
建築家「鉄骨造ではなく、木造ならご予算に近い形でご提案出来ます」
お客さま「ではそちらの方向でお願いします」
この時点で、方向性は鉄骨造から木造へとシフトしました。
しかし、ご希望のご予算と間取りの関係性を見ると、当初から無理があったように思います。
お話を頂いてから、構造が変わるまでに要した時間はおよそ1年。
鉄骨造にしたかった理由はあるにしても、それは古い木造への疑念が払拭出来なかったことが根底にありました。
それでも、この1年間はお客さまにとっては長く感じられたと思います。
予算に合ったご提案となっていれば、既にお住まいになられていた可能性があるのです。
■まとめ
私たちはこれらを防ぐために、お客さまのご要望の中にある、本質的な部分を探っていきます。
なぜ、そうしたいのか。
どうして、それが欲しいのか。
本当に必要なのか。
そういったことをたくさん質問させて頂きながら、ご要望の中の本質的な部分を明らかにします。
こうした丁寧なアプローチを経ることで、最短の道筋を立てています。
少々長くなりましたが、今年はこの「丁寧に」を目標に、一つ一つの案件に向き合っていきたいと思います。
それでは、本年もどうぞよろしくお願い致します。
(文:井澤)