クラーク広報委員会
広報委員会は全国のキャンパスから選ばれた代表生徒が月に一度zoomでつながり、クラークの広報について話し合う場です。
ハワイの森林火災を受けて支援のための募金活動をしたり、高校野球の応援を率先して行うなどさまざまな活動がありました。
活動ではブレイクアウトルーム機能(小グループを作り話し合う機能)を使い、様々なアイデアや課題の共有、意見交換を行いました。
そんなクラーク広報委員会の一年間について顧問の生駒先生に話を聞きました。
自分の学校をより知って好きに変わった時、他の人に広めたり地域社会にクラークの認知をあげていく活動を生徒主体に行う。
クラークの中には2年前から名前だけの広報委員があった。
当時から今と変わらないコンセプトがあった。ただ、実現していなかった。
生駒先生は以前から学校説明会実行委員会などの企画行事が好きで、中心で活動していた。「生徒会のような活動を全国的に動かせるならやりたい」そんな思いを持つ中で、「広報委員」の存在を知った。
クラークは全国にキャンパスあるのになかなか横のつながりがない。キャンパスによって文化が違う。キャンパスごとの文化を知ったら面白いし、知っているだけで自分の学校をよくするきっかけになる。そう考え、交流をメインに会議を進めていった。
いざ始まってみると、難しかった。
一人一人が文化が違う。「生徒会」という言葉一つでもイメージややりたいことが大きく違っていた。生徒から話を聞き出せば聞き出すほど、やりたいことが増えていく。
月に1回の会議で実現すること。全国を一気に動かす決定をすること。全国規模ゆえに行動に至るのに時間を要すること。そんな難しさがあった。
日本でもクラークだけかもしれない
2023年度の広報委員ではハワイの森林火災の支援について取り扱った。その中でも生駒先生の印象に残っていたのが名古屋の募金活動だ。
地図や絵だけでなく、一目で火災があったことがわかるモニュメントを作り、テレビモニターで募金活動をどんどん知らせていく。
認知を広げていく工夫があった。生徒が積極的に行い発表している。動画まで作っている。「素直にすごいな」これぞ広報委員がなるべきモデルだと感じた。
やることを提示された時、生徒主体に動ける。テーマは一つでもいろんなやり方があり、キャンパスによって全然違う。北海道から九州、鹿児島までの生徒が全国規模で一気に動ける。
これがクラークの明確な武器だ。
今後、この武器を広報委員が中心にうまくコンテンツ化し、告知していければ、絶対に「クラークすげーな」っていう自慢になる。「全国のキャンパスが動ける高校」をブランドにしていきたいと考えている。
そのほかに印象的だった活動としてあげられたのがクラーク広報委員のロゴを作成するプロジェクトだ。
生徒が0から考えていく。生徒から色々な提案があり、形にできた。3本線の意味を調べ、思いをのせたロゴ。いいものが作れた。生徒がより積極的に思えたプロジェクトだった。
今後、オンラインでつながる形をうまく使い、生徒が広報委員を自分の活動の実現の場にしてもらえると嬉しい。
まだまだ、これからが楽しみなクラーク広報委員会
昨年の活動を総括するなら、生駒先生の自己評価は35点。厳しいとは思うが、広報委員を導きたかった形と現状を考えた結果だ。
まだまだ至らぬ限り。これからが楽しみで、伸び代しかないという感覚。
来年度が終わるまでには広報委員として全国に自慢できるものを形に残したい。そのための土台作りの一年間だった。
もっといいものを見せていきたい。
そのためにも生徒が主体的に動ける組織図を作りたい。地区リーダーを決め、地域で取りまとめた上でチームで動いたり、チームを集約して会議を開いたり。さらには全部を統括する全クラーク広報委員のリーダーを決めたり。そんなシステムを作って大きなことを動かそうと考えている。
クラーク広報委員としての今の目標は二つ。
一つはコンテンツ作り。
動画でもいいし、文面のような記事でもいい。キャンパス自慢のようなものがまとめられたものを何かの形で作れたらいいな。
二つ目は、クラークのコンテストに「取材班」として活躍すること。
来年以降もクラーク広報委員の躍進を目指す。
取材後記
クラーク広報委員会の顧問、生駒拓也先生にお話を聞きました。
ご協力ありがとうございました。
私は広報委員会が始まった昨年の5月から会議に参加していました。つながる部屋で今まで取材した多くの生徒が広報委員を通じて知り合った生徒です。広報委員会にはつながる部屋の可能性を大きく広げていただきました。
今回の取材では委員として活動を楽しませてもらったその裏側を知ることとなりました。とても興味深く、昨年の活動を新しい角度で振り返ることができました。
今年度からは広報委員の名称から「クラーク広報委員」に改称し、よりアップデートされた活動がなされるでしょう。つながる部屋でも記事にしていきたいと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も様々な記事を発信していきますので応援の程お願いいたします!
ライター Maho
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