恐れが狼をもっと怖くする
Fear Makes the Wolf Bigger Than He Really Is
今日聞いていたMel Robbins のポッドキャストの中で出てきたアフリカの格言にハッとさせられた。
ちなみにこの動画のトピックはお金の管理に関する話。英語学習とは全く関係がない。
狼が大きくなるとき
恐れれば恐れるほど、というか、「知らない」「やってない」ことを知っているだけで表情が曇る。
英語の練習を狼、として例えてみよう。
私の英語教室に来る子どもたちやオンラインで参加する生徒たちの表情はとても素直だ。
準備してレッスンに臨む子たちの表情は一様に明るい。
一方で、先週のレッスンから練習をしてこなかった子、取り組みが不十分な生徒たちは教室に入ってきたらすぐわかる。
表情が曇っている。
明らかに狼を大きくしてしまっている。
狼を犬にするのは指導者の仕事
生徒たちには練習や課題を「やりなさい」と頭ごなしにいう必要はない。
課題の指示と期限を明確にすること。
取り組みやすいフォーマットにすること。
その課題をやる意味や目的が分かりやすいこと。
これらは指導者の仕事だ。
あとは日頃の接し方で、学習のオーナーシップをどう育てるか。
学びのオーナーシップとは「学ぶのは自分のためになることであり、自分の責任である」と知って行動できること。
保護者の役割
一方で、保護者の役割もある。
先日ある保護者にメッセージを送ったので、少し手を加えたものを以下に書いてみます。
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発表してもゴールドステッカーやスタンプもらえない子もたくさんいます。それでも何度も時間ギリギリまで発表の列に並びます。
時間がなくなると「えー、もっとやりたい」という声が上がります。
(私の教室ではレッスンの最後に個人発表タイムがある)
合格よりも、諦めずに繰り返すことが大事だから、へこたれない強さを身につけてもらっています。
外国語を使う、ということはへこたれずに繰り返す積み重ねだからです。
正直、子育ては親が放っておくくらいの方がうまく行きます❤️
ですが、こと英語学習に関しては、小学5、6年そして中高と現実的な問題になります。「やりなさい」と言うのではなく、ご家族で話し合って、子供も納得するような毎日の学習習慣をつけるような工夫が必要です。
例えば
「一日10分必ずクイズレットで練習する」
「一週間に2本必ずパドレットをあげる」
「パドレットアップロードの曜日を決める」
などのように決めて、サポートいただければと思います。
指示ではなく、習慣で学習が回るようにしてみましょう。
また、
「いつまでにテキストを終わらせて、表彰ボードにのる」
など目標を決めるのも大切です。
達成できたら大袈裟なくらいご家族で大喜びしてください❤️
英語習得は学習量の確保と切り離せません。
今やっているテキストにご家族が興味を持っていただくことも、励ましに繋がります。保護者が学習している姿が日常的に見えるのもいいですね。
小学生のうちは、ざっくり意味がわかって、あとは必死にモノマネで大丈夫です。
音を聞いて同じように真似して発声する。まずはこれに特化するようにサポートをお願いできればと思います。
そして、親が心の奥底から子供の成長を信じていること。
これは子供にしっかり伝わります。
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狼を飼い慣らす
小さいささやかな日々の一歩。
大きな変化は感じないかもしれませんが、その一歩を踏んでいることが、「狼を恐れないハート」につながります。
今できることをやっている。
そう感じることで、英語を使うための勇気につながります。
さて、本日ご紹介したMel Robbinsはモチベーション研究の権威で、世界中で人気のポッドキャスター、YouTuber、そしてベストセラー作家です。
彼女の飾り気のない喋り口にいつも私は勇気づけられています。
https://www.youtube.com/@melrobbins
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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