究極のナルシズムを経て
代々木にあるcafe nookで開催された
「一人一展」に出展した作品。
控えめな光沢感が好みそのものの、
月光ブルーラベルにプリントしたモノクロ作品。
目線を一気に作品に向けたかったのでマット幅は広く加工してもらった。
フレームは抑えめなシルバー色。
今回は作品を選んだ段階ですでにイメージが出来ていた。というか、出展作品のチョイスもまったく迷わなかった。
モデルは昨年撮影した七五三の女の子。
突然、妙なパフォーマンスを始めて
ご家族も私も一瞬びっくり。
稲荷神社の前だけに神がかりかと(笑)
でも、午後の傾きかけた西日を背に受けて
取り憑かれたように踊る姿はとても美しく、妖しく。
女の子の呼吸に惹かれるままにシャッターを切り続けた。
何かに導かれるように始まった「たわむれ」の時間。
そんな奇跡に出会えることが写真のもつ魔力であり、それを写しとれることがカメラマンの醍醐味。
プリントして、額装して、写真に新しい生命が宿る。
タイトルという名前をつけ産み落とした我が子を愛でる。
そして、晴れの舞台でお披露目をする。
作品展とはなんというナルシズムの極みなのだろう。
新年をこんな陶酔の気分で迎えられる「一人一展」
私には大切な一年の幕開けのイベントになる。
足を運んで見てくださったたくさんの方々と
場を提供してくださったcafe nookのマスターに
心から心から感謝。
cafe nook
https://retty.me/area/PRE13/ARE1/SUB102/100000058954/?sc_e=utm_y_sp_res_title
いつもありがとうございます。いただいたお気持ちは、写真家として、表現者として、もっともっと突き進むための糧として大切に使わせていただきます!