1年の寂しさの次には
3月から息子が家に帰ってきました。
去年、新卒で入社と同時に一人暮らしとなり、
私は予想以上にじわじわとした寂しさを感じまして。
1年近く経ってようやく慣れつつあった矢先。
本人も予想していなかった転勤辞令が出ました。
社会人ともなれば朝は早く家を出て、
夜もほとんどご飯は食べない。
週末もなんだかんだ出かけていく。
顔を合わす時間はほとんどなくて
帰ってきてる実感は薄い。
それでも、真夜中の二階の物音とか、
早朝の洗面所の水音とかが聴こえると、
ああ。いるんだなって感じる。
このユルっとした安心感が家族ならではの醍醐味なのかもしれません。
この感情が穏やかな心持ちをつくる要のような気がします。
次なる転勤がいつになるのか。
はたまた別の理由でいつ家を出るのか。
いずれにしても、今は絶対じゃなくて、
いつかは完全に巣立つときがやってくる。
その時になって、今度はもう寂しさにフォーカスするんじゃなくて、
新しい場所でも、この家にいたときと同じ物音を立てているんだろうと、
そのことに安心感を抱けるようになっていたいと。
そんな風に思っているのです。
1年で私も成長したかな。笑
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