「アイラブ言う」幸せ
いや、このMVめっっっちゃいい。
これを観て、聴いて、泣かないヲタクがこの世にいるんだろうか、ってくらい好き。
自分の推しのいいところをうれしそうに語るヲタクたちが、本当に幸せそうで、キラキラ輝いている(誰が何と言おうと自分にはそう見える)し、最後にアイラブユーを叫ぶところとかもうね…涙なしには観られない。
そのMVのなかで、特にフィーチャーされている、ひとりのヲタク、マグロさん。
推しである、きのホ。の御守ミコさんに対する愛を熱く語っているんだけど、その言葉がいちいち胸に刺さってしまって、MVを止めながら何度も観て、そのインタビューをテキストに起こしてしまいました。
「日常生活の中で、その瞬間を、いつでも思い浮かべれるんで、特典会の時のミコちゃんとの思い出を」
「特典会っていうのは永遠っていうのを手に入れるための部屋みたいなもので、部屋から出て、日常生活の中にそういうミコちゃんとの永遠てのがずっといっしょにいるんですよ」
「永遠じゃなくても、ぼくはずっと永遠って言い続けたいんですよ」
「向かおうとする意志なんですよ」
インタビューで、とっさに自分の想いや感動をここまで言語化できるってものすごいことですよ…
そして、その語りがあまりにも共感できすぎて感動したし、「よく言ってくれた…」とスタンディングオベーションしたい気持ちになりました。
ホント彼の言う通りで、自分も、特典会での推しの表情やしぐさや声とか、言ってもらった言葉とか、そのあとの日常生活のなかで何度も反芻して、そのたびに幸せに浸っています。
忙しくても、多少つらいことがあっても、全然平気。常にバフがかかっている状態。
そして、「永遠じゃなくても…」のくだりが特にめちゃくちゃ好き。
これは以前に書いた、春ねむりさんの曲についての自分勝手な考察記事なんだけど、そのなかで、
って書いたことがあって。
自分が思ってるだけなので違ったら申し訳ないんだけど、自分とすごく似た考えだなと思って、勝手にうれしくなってしまいました。
そして、推しに対する愛を語りながら、推しのライブを観ながら、感極まって泣いてしまう彼が、とても愛おしい。あなたはわたしですか?笑
ちなみに、御守ミコさんは以前からnoteでフォローさせていただいていて、ミコさんの文章も考え方も人柄もとても好きなんだけど、このマグロさんの語りを聴いているだけで、ミコさんのこともますます好きになってしまいました。
ミコさんのヲタクはものすごく愛が深い方が多い気がする。ミコさんの人徳ですね。
…MVの感想を書いているようで、実のところ、ここまではアイドルヲタクに対する共感、特にマグロさんの語りに対する感動ばかり書いておりましたが、実際、MVは当然この曲ありきのものですし、曲自体がすばらしくて、すでに何度も聴いてしまっています。
歌詞も、もう、本当によい。よすぎです。
自分がいちばん大好きなところは、
からの、
からの、
の部分。
これ、きっと、多くのアイドルヲタクの本質をついた、天才的な歌詞だと思うんですよね。
推しを傷つけるすべてのことから推しを守りたいし、そのためだったらどんなことでもしたい、心からそう思うけど、ただのヲタクには、実際のところ、そんなことはしたくてもしてあげられないわけで…
だから、ヲタクにできることって、きっと、「アイラブ言う」ことだけ。
言葉で、態度で、表情で、行動で、「大好き」を伝えることだけ。
それが、きっと、推しの力になるんだ、ってことを信じて。
推しに覚えてもらいたいとか、よく思われたいとか、そういう小さな欲も、もちろんないわけじゃないだろうけど、でも、「大好きを伝えたい」っていう想いって、基本的には、見返りを求めない、純粋な「愛」だよね。
笑いたい奴は笑えばいいし、馬鹿にしたければすればいいよ。
でも、誰が何と言おうと、自分は、これより純粋できれいな「愛」ってそうそうないんじゃないかと思っているよ。
そして、もうひとつ。
この、「アイラブ言う」行為そのものが、ヲタクにとっての幸せなんじゃないか、という話。
偶然なんだけど、このMVが公開される数日前に、自分もこんなツイートをしていて。
これは前から思っていたことなんだけど、推しのことが大好きってつぶやいたり、リプライしたり、チェキを注文した時の備考欄に書いたり、(緊張してなかなか言えないけど)特典会で伝えたりしたときって、言ってるだけで、この上なく幸せな気持ちになって、なんだか泣きそうになるよね…って思ってて。
そして、言うだけでも幸せなのに、それを推しが喜んでくれたり、肯定してくれたりするという、さらなる幸せ…
実際の話、実生活で、恋愛的な意味であってもなくても、好きな人に「好き」って伝える機会って限られるじゃないですか。家族や恋人ならともかく。
でも、アイドルとヲタクの関係においては、ヲタクは誰にはばかることなく「大好き」って気持ちを伝えられるし、そして、大好きな人が、それを喜んでくれて、肯定してくれるわけですよ。
こんな幸せなことってあります?
この喜び、幸せ、ヲタク冥利に尽きる感じ、そういう諸々がすべて詰まった、すばらしい曲であり、すばらしいMVだと思いました。
これからも、敬愛してやまない大好きな推したちに、今まで以上に、「大好き」を伝えていこう。