QOOPIE 2024年10月16日(水) 代官山SPA
初めて迷わず行けたSPACE ODD。
レイラも板歯目も水中スピカもQOOPIEもとにかくカッコよかった。
板歯目は3月のサヌキロックで見た直後にベースの人が脱退した気がする。
顔も名前も覚えてないけど、あの激しく叩くスラップだけは覚えてる。
バンドは何があるか分からないよね、一期一会だなと思う。
水中スピカはインストにボーカルが乗った感じ。
ボーカルは添え物で主役は楽器。
ボーカルの女性が繊細な指使いでギターを琴のように弾いてた。
ノースリーブから細長く伸びた腕が美しかった。
QOOPIEは観る度に良くなっていく。
今だから言えるけれど、 去年の3月にSEQUOiAと対バンした時に初めて、ここSPACE ODDで観た時はあまり印象に残らなかった。
残らなかったのはSEQUOiAが大好き過ぎて他のバンドに興味がいかなかったのもおおいにあるんだけど。
その時のライブで、SEQUOiAの物販でメンバーとお話していたら、隣のQOOPIEの物販が欲しいと何度か声をかけてくる人がいた。
その度にギターの純平さんが「QOOPIEのグッズ欲しいですよね。ごめんなさい、僕たちは違うバンドなんで勝手に売れないんですよね。もう少し待っててください」と言っていた。
以前似たようなシチュエーションで小さく舌打ちしていたシンガーソングライターの人を見た事があるから、こんなに優しく親身な雰囲気で話す純平さんに少し驚いた。
優しい人だ。
ライブではあんなに激しいのに、普段の喋り方は穏やか。
声を荒げた事が人生で一度でもあるんだろうか。
SEQUOiAが去年半年ライブをしなかった時期があり、その頃にSEQUOiAの皆がQOOPIEがすごくいいと仕切りに言っていたのを思い出した。
改めて音源を聴くと本当にものすごく良かったのでライブにも行った。
SEQUOiAがお休みしていた事に感謝してしまうほどライブもめちゃめちゃ良かった。あのままだとSEQUOiA以外のインストバンドに興味がなかったかもしれない。
そこからライブに通い出してSYNCRONICITYで大バズりし、どんどんライブにお客さんが増えていった。
ストイックで真面目で誠実で、応援してついて行くしかないバンド。
先日インスタライブでギターのせいすけさんが言っていたけどお酒は断っているそう。願掛けという訳ではないけど、今はそれよりもバンドを頑張りたい、飲む時は夢が叶った時だと。
よっぽど酒癖悪いのかな?なんて思ってしまったけど、それくらい本気で音楽をやっていて、欲に飲まれない人をバンドマンで初めて出会った。
そんなQOOPIEの夢、武道館ライブが叶いますようにと応援して行きたい。
ライブ後、タワレコで買ったQOOPIE初の全国流通版のCDを手に持ち物販でサインをお願いした。
「せいすけさん、さっきMCで言ってた春にライブが決まったってあれ、SYNCRONICITYでしょ?」
「ん?」
と中途半端にとぼける様子に予測が確信に変わる。
「楽しみ、絶対出ると思ってもう2daysチケット買ってるから」
ちなみに今は解禁されて第一弾でQOOPIE出演が発表されている。
RegaもLITEも発表され、ただただ楽しみ。
ここにSEQUOiAも出演してくれたらどんなに素敵かな。
次にもう一人のギター加藤一貴にサインをもらう。
「加藤一貴、今日もギターかっこよかったね!」
「音、出なかったんだよね」
「え?いつ?」
「VANで。気づかなかった?」
「あぁ、だからアンコールはもう一回VANやって、音出ましたって言ってたの?」
「ほんとに気づかなかったの??」
「うん、全っっ然。だって顔はずっと弾いてる風だったじゃん」
あきれた顔をする加藤一貴。
ごめん、言い訳するとライブハウスの音圧は相当で、後半になればなるほどもう耳が麻痺してる。
後、あなたの魂の音が私の心に届いてたよとカッコつけて言わせて。
ドラムのキノさんとベースの辻さんともお話ししたかったけど、接客中だったため、何とか辻さんに「『Alaska』前のベースソロめちゃめちゃカッコよかったです!」と伝えられた。
QOOPIEのソロは毎回アプローチが違って本当にかっこいい。次のライブではどんなアレンジをしてくるのか楽しみ。
12月にRegaとも対バンが発表され、とっっても行きたいけど名古屋・・・。
悩む。