武蔵野音楽祭 2024年4月6日(土)吉祥寺PlanetK 「蓮の音ツアープレミアム」W)ITAZURA STORE / レトロリロン / ポップしなないで
Opening Act.にITAZURA STORE 、レトロリロン、ポップしなないでの3組が出演。
【音】と【遊ぶ】吉祥寺発のミュージックエンタテインメントというイベント。
私のお目当ては勿論レトロリロン。
吉祥寺のライブハウスでレトロリロンを見られるなんて思いもよらず、ライブが発表されてすぐにチケットを取ったおかげで整番7番。
2週間前のサヌキロックに続いて最前を無事に確保。
『Document』でジャンプするため、手すりがあった方が断然楽なので、ありがたいポジション。
近いというか、もうゼロ距離。
ただでさえ、前過ぎない???という客席側にギリギリまで詰め寄ったセット、それよりも更に前に出てくる涼音君。
突き上げた拳が涼音君と、ベースソロで前に出て来たぬま君に当たる。
プレイ中のぬま君に当たらないように反対の手に替えたり。
このライブ前のお昼にKPOPアイドルaespaのVRコンサートに行って「ひぁぁあ!近い!照れる!!あー触っゃう!!!」を体験してきたけど、それをリアルで行く近さ。
普段はゆったりとパーソナルスペースが確保されるし、「是が非でも最前で!!」という最前厨もいないライブハウスなのだと思う。
ただ人気のバンドが出た時は、ステージと客席の差がほぼ無い小さなライブハウスって最前だけ大いに得する仕様に様変わり。
後ろの方の人はステージ見えてるのかな?キーボードのmiriちゃんとドラムのタイキ君は見えないだろうなと心配したりする。
私は身長が低いので、後方の人の視界の妨げになる事はまずない。最前の時だけは誰にも迷惑かからない事にこの身長で良かったと思う。
40分のステージ、7曲の演奏はあっという間。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
Planet Kはいいライブハウスでした。
最初のスタッフさんの誘導もテキパキして感じよくて分かりやすかったし、ハイボールにレモン入れてくれるし(そこ?)何よりうるさ過ぎず音のバランスが取れていい。
吉祥寺のライブハウスはWARPとキチムくらいにしか行ったことないけど、熱狂するというより、文字通り音を楽しむ人が多いと感じる。
なので反応が薄め。だけどノッていない訳では無い。
それ故にオープニングアクトのITAZURA STOREからいい雰囲気でスタートしてた。
ITAZURA STOREはレトロリロンのぬま君が大好きなバンド。
ライブを数多くこなしてるバンドだなって瞬時にわかる客席との一体感の作り方が上手い。
若手のオープニングアクトだと、客席との温度差があるうちに色々ぶっこんでくるから増々温度差がひらく。
見てるこっちが恥ずかしい、もうやめてくれ。
今目の前のお客さんをちゃんと見たステージをお願いしますと願いながら聴くことになる。
ITAZURA STOREも若そうだけど、その場に居合わせたお客さんに合わせながらも自分達のペースに引き込むベテラン感。
曲もいいし、演奏も歌も上手いし、メンバーの雰囲気も良し。
まんまと気に入って、帰りに物販でCDやパスステッカーなど買いました。
メンバーさんとお話して「去年の春のパリ祭り(Paris on the Cityというバンドが主催するイベント)出てましたよね?見たかもです」と言いましたが、よくよく考えたら、私あの日学校の授業終わりにダッシュしてGOOD BYE APRILとParisだけ見れたのを思い出しました。なので見てなかった事を発言してすぐ思い出しましたが訂正できずそのまま。
(言い訳ですが年間100本以上行くともう訳が分からなく時があるんですよ。後ライブ終わりとか高揚感溢れてる時は記憶がホントに飛んだり記憶の書き換えがあったり。なのでこの感想日記をつけるに至りました。
後2022、23年は毎日睡眠時間3時間取れたらいい方の激ヤバな生活送っていたので、生きている事の方が不思議なくらい。病気はしてしまったけど今はすっかり元気。)
ライブ見たのにファンになってくれなかったのかよ、ときっと心の中で思われていたに違いないです。
ホントに失礼な事言っちゃいました、ゴメンなさい。
ベースのかをりさんが「GOOD BYE APRILのギターの吉田君とパリ祭りの時ずっと喋ってましたよ。吉田君は前のバンドの時からの付き合いなんです」と言うので
「え?アーバン…なんとか…」
「そうですUrban Midd West」
「え?あれタカシ19とかそのくらいじゃ?」
「そうですね、遠征でこっちでライブしてた時対バンしてました」
「……お姉さん、まだ20代だと思ってるんですけど、まさかタカシと同じくらい(35歳)の年齢なんですか?」
「私達平均年齢36歳です。」
レトロリロンと同じ27歳くらいだと思っていた。
いやいやいやいや、間近で見ても4人とも肌がキメ細やかでハリがあってお綺麗で36歳は信じ難い。
奇跡の4人。今の時代皆こんなに綺麗なのが通常なの?
そしてとても親しみやすい人柄で何て素敵な方達。
あぁ、だからあの安定したステージング、ベテラン感。
全て合点がいきました。
「出会えて良かったです、ホントに素敵な出会いでした、ありがとうございます(後、ホントはパリ祭り見てなかったです、すみません)」と深々頭を下げてお別れ。
皆さんも丁寧にお辞儀を返してくれました。
ポップしなないでも素敵なバンド、2人組なのでユニットというべきなのかな。ピアノボーカルのお姉さんが可愛い。明くる夜の羊というバンドのベースのナツキさんが好きなのですが、そんな雰囲気。メガネが似合うカッコ可愛い女性が大好き。
"マキちゃんは実家に帰って魔法使いになった"とか不思議な歌詞が多いけど、かえって印象に残るし、メロディ素敵だし何より初めてでも楽しい。
最前の高校生くらいの女の子がとっても幸せそうな顔で、ずっとステージを見てる。
その表情で彼女がいかにこのバンドを心の拠り所にして大切にしているかがわかる。
彼女の青春に寄り添い続けているバンドなんだな。
それにしても、とってもいい表情。
こんなに笑顔で観てくれたらバンドさん嬉しいだろうな。客席の私でさえこんなに嬉しいのだから。
どんな絶世の美女もあなたのその笑顔には適わないよ。
彼女と彼女が好きなバンドに幸あれと本気で思いました。
3組とも三者三様の素敵なステージ。
「自分達の音楽が大事、メンバーが大事、お客さんが大事」それは根底に共通としてあるから変なブッキングだなと思うイベントではなかった。
ライブハウスで数多くのミュージシャンが切磋琢磨して成長していく。
それって一見すると聞こえがいいけど、都内だけでも毎日何百本のライブがあるの?
実際私も昼と夜のライブはしごなんてよくあるし、この日も他に行きたいと思うライブが後2本あった。
お客さんの取り合いで早めに発表した者勝ちみたいになってるような現状。
レベルがものすごく高いのにまだライブハウスを回っているバンドの多さ。
この中からファンを増やして一歩前に出るって本当に大変。
努力したから報われるなんて事はない。皆努力してる人達だもん。
それでも腐らずに頑張っている彼らのことは心から尊敬してるし、いつもエネルギーをもらってる。
ホントに素敵な時間を過ごさせてもらってありがとう。
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