"SANUKIROCK・サヌキロック2024" 2024年3月23日(土)・24日(日)!
私の地元香川県で毎年開催されている音楽サーキットフェス『サヌキロックコロシアム』。今年はなんと15周年という事です。
そんな記念すべき年に、私の大好きなレトロリロンが出演するという事で、初香川どころか、初四国だというレトロリロンを応援するべく、里帰りしてまいりました。
バンドがめちゃめちゃ好きな人なら「おぉ!」
そこそこ好きな人なら「へー!」
興味ない人「一人も知らん」
というラインナップ。ヘッドライナーみたいなバンドがいないフェスですね。いや、強いて言えば23日の9mmなのかな。それでも知らない人かなり多いですよ。
なのでこれに参加する人は、私みたいにそこそこ以上の人たち。
主催のデューク、なかなかマニアックなフェスを香川で15年もやっていたんですね。(学生時代デュークのアルバイトで物販の売り子していました)
2年前にYONA YONA WEEKENDERSが出演した時帰省するか悩んだのですが、遠征続きだったので断念しました。
今その時の出演者のラインナップ見たのですが強過ぎ。
mol-74、ユアネス、w.o.d、Kroi、キタニタツヤ、竹内アンナ…
いや、凄いですね!伝説の年じゃないですか。
後々思うんですよね、もうあの人をこんな所で見られる事はもうないな...と。飛ぶ鳥を落とす勢いのKroiなんて、このフェスで見る事もうないでしょうね。
きっとレトロリロンもすぐそうなるでしょう。
なので、大好きなバンドが出て気になるなら絶対行った方がいいフェスです。1日券で5,500円と言う金額も破格の安さだと思います。
私が見たのは24日のこちら。
レトロリロンとFIVE NEW OLDのHIROSHI君とWATARU君を見に来たので、それを中心に組んだマイタイテです。
見る予定にしてた出演者が体調不良や、当日濃霧の影響で飛行機が降りれず出演キャンセルになってしまったバンドが何組かあり、アクシデントに弱い私はなかなか焦りました。
由薫さんの後に秋山黄色を見ようと思っていたのですが、レトロリロンが出演する箱が結構小さい所で、人気と合ってないと思いました。
しかも出演キャンセルが多い中お客が流れ込む事も予想でき、トッパーから入場規制がかかっていた箱なので、これは悠長に他を回っていたら絶対見られないなと秋山黄色は断念して2時間前から待機。
小さな箱に身動きもままならない状態で、ものすごい熱気と湿気でサウナのよう。
4列目だったのですが、背が高い男の人に要塞のように囲まれてNOMELON NOLEMONを楽しむ余裕もありませんでした。
その苦労の甲斐あってレトロリロンでは最前へ!
最前で初めて「息が吸える!」と安堵。
エアコンかかってたんですね、飾りなのかと思うほど2列目以降はその恩恵は受けれてないと思いました。
よく誰も倒れなかった。
レトロリロン、ものすごい盛り上がりでした。
思い出してもあの時の興奮が蘇ります。
「初香川!やってきました、みんなお待たせー!」の涼音君の第一声に観客は大歓喜。
東京で何度もライブを見てきたレトロリロン、その何倍も楽しかった。
私香川大好きなんですよ、一生ここで暮らしたいと願ってたほど。
結婚と転勤で今関東で暮らしてますが、できれば香川から出たくなかった。
自分にとっての居場所。(その割に全然帰らないけど)
そこにレトロリロンの皆んなが来てくれた!
本当に嬉しくていつも以上にはしゃいでしまいました。
この5曲にぎゅぎゅぎゅっと詰まっていました。
最近のライブのスケジュールが凄いことになっているレトロリロン。
どんどんお客さんとの一体感を増す術を身につけて、私達を煽るのがうまい!
沼君もmiriちゃんもタイキ君も、今一緒にこの時間を大切に楽しく過ごしてくれているのが演奏で伝わってくる。
レトロリロンを初めて見たのは2022年8月下北沢WAVERのGOOD BYE APRILとの対バン。
予習していた音源ですでに心を掴まれていた私はライブを見て更に心を掴まれました。
涼音君が目の前に来て、いつものように煽ってくる姿に、ふとその小さなライブハウスでの思い出が蘇りました。
涼音君の歌のうまさと楽曲の良さに圧倒された事。
狭いステージで沼君がギタリストかのように動き回って、思わずケラケラと笑ってしまった事。
miriちゃんのまとう空気感に居心地の良さを覚え癒された事。
タイキ君のスタイリッシュなのに笑顔でドラムを叩く瞬間の事。
ライブ後レトロリロンの皆と楽しくお話して随分とリラックスできた私は、この日初めてGOOD BYE APRILの皆とお話しする勇気を持てたのでした。
私の心を解放してくれたレトロリロンの皆。
あなた達のおかげです。
あの時からすでにライブは良かったけど、今は更に進化してる。でもあの頃から何一つ変わらない4人。
レトロリロンが大好きだよ、香川に来てくれて本当にありがとう。
会場は案の定入場規制がかかり、前のバンドから並んでいた人も結局入れず悲しむ人達が大勢いたようで。
屋内のサーキットフェスはこういうのがあるから、初めての人はそんなの分からないよね。
今度はもっと大きな会場で皆んなが見れるといいな。
ライブ後の物販ではレトロリロンの4人がいつものように出てくれてお話ができました。
涼音君に「最高だったよ!うぇい」とパリピモードでグータッチ。
「最前でしたね、香川までありがとうございます」と涼音君。
「私、香川が地元なんだよ、ほんとすぐそこにあるお店で働いてたんだ」
そう、私が4年間働いていた常磐町商店街にみんながいる。
不思議な気持ち。
沼君にもそれを伝えると「わかります。僕も広島にみんなが来てくれた時本当に不思議なのと嬉しい気持ちで忙しかった」と。
香川県民には沼君がちょっと怖かったようで、大学生カップルに「派手な服で金髪で色付きメガネで体がでかい。反社の人じゃないよね?」とコソコソ言われてました笑
「全然怖くない人だよ」と言ってあげたかったけど、おいおい色んなメディアで沼君という人を知っていけばいいし、よく分からない女に突然そんな事言われても…ですよね。
人懐っこくてお喋りでサービス精神旺盛で、沼君は一番話しやすい人だと思う。
miriちゃんもお喋りしたいのに喋れない学生の女の子グループに話しかけたりと気遣ってました。ふわっとした雰囲気で癒されるのに演奏ではかっこいいmiriちゃん。ますます素敵な人になっていってる。
タイキ君を見た香川県民の感想は「すらっとしてイケメンで優しくてガチ恋ファンがいそう」でした笑
確かにそうかも。それを言った女の子が「カッコ良すぎて目も見れんかった」と友達に報告しながら悶えていました。ガチ恋ファンになりそうな反応が可愛いね。
「涼音さん、一生懸命私の話し聞いてくれたー」と泣いてる女の子も。
みんなレトロリロンを待ってたんだなぁ。
本当にまたすぐ香川に来てほしい。
ラストはこれも楽しみにしていたFiNOの弾き語り。
開始前にFiNOと仲良しのレトロリロンの皆んなも会場に入ってきてお酒を飲みながら楽しそうに聴いていました。
HIROSHI君とWATARU君のトークが面白くて笑いが止まらなかった。
ジップロックをどう使うかであんなに話し広がる?
「食品いれるだけやろ」で終わりそうな所を色んな用途を提案するWATARU君、歌よりも喋りたいと山崎まさよし見たいな事を言ってたHIROSHI君。
でもしっかり決めるところは決める2人。
この箱の最後だから押してもいいよね?と自らアンコールするHIROSHI君。
これが終わったら四星球見に行こうかと思ったけど諦めました。存分に歌ってください。
会場の皆からリクエストを募ってそれを少しづつ全部歌ってくれました。
「What's Gonna Be?」を歌って欲しかったけどタイトルが出てこない。
ドゥララードゥドゥダッダアって歌うやつ。
出てこないままリクエストのアンコールを歌いあげてしまったHIROSHI君が「じゃあラスト一曲、どんだけやんねん」と1人ツッコミで歌い始めたのがドゥーララのやつだった!
聴けた!一緒に歌えた!
こんなにアットホームで近い距離のライブはやっぱりこの曲でしめたいよね。
それにしてもWATARU君ギター上手すぎない!?
太い指が繊細に奏でるメロディーがあったかい。
素敵なアコースティックライブで締めることができたサヌキロック、最高すぎない?
この日はいつも聴かないジャンルを聴くことに重点をおきました。
メメタァは見たかったけど下北で2回見た事あるしなと、気になってた板歯目に行きましたが、すごく良かったです。
カッコイイ!
彼女のギターと歌声に終始痺れました。
板歯目、変なバンド名だけど演奏も上手くて凄いバンドに出会ってしまった。
ベースが一生ダウンピッキングしてる曲があったけど、なんの曲だったのか思い出せない。
エグいバンドでした。
後、オリーブホールトッパーのLaugh TONICはさすが徳島ブランドのバンドだけあって楽しかった。
徳島はmol-74、アンジェラ・アキ、米津玄師、勢喜遊と名だたるアーティストが活躍してます。
音楽偏差値が香川と何故こんなに差が開いてるのか気になるところです。
声が綺麗で歌のうまい男の子だったなぁ。
ステージから降りてフロアで歌って、熱いメッセージ。
青春パンクロック。
でもmol-74味もあったな、同じ徳島だから?
終演後ボーカルの男の子が入口でチラシをくれました。
こういうチャンスを逃さない、出来ることは全てやる精神のバンド大好きです。
サヌキロックからの夏のMONSTER BASH出演らしいですからね。
レトロリロンがこれに出てくれるのか気になるところです。
朝から夜まで充実したライブ漬けの1日、来年のラインナップも楽しみです。
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