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Nobuyuki Shimizu Presents 稲垣潤一×安部恭弘 Special Live with 清水信之 2024年9月26日(木) Billboard Live Tokyo
『Nobuyuki Shimizu Presents 稲垣潤一×安部恭弘 Special Live with 清水信之』
という何の予習もせず行ったBillboardライブ。
稲垣潤一さんは流石に存じてますけど、清水信之さんも安部恭弘さんも初めて名前を聞く方々。
AIに聞いて略歴を教えてもらいました。
安部恭弘(あべ やすひろ)
安部恭弘さんは、1956年生まれの日本のシンガーソングライター、作曲家、音楽プロデューサーです。彼は早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、音楽の道に進みました。1982年にシングル「We Got It!」でデビューし、シティ・ポップやAORのジャンルで活躍しています。代表曲には「Hold Me Tight」や「Double Imagination」などがあります。
清水信之(しみず のぶゆき)
清水信之さんは、1959年生まれの日本のキーボーディスト、作曲家、編曲家です。彼は多くの楽器を演奏し、EPOや大江千里、平松愛理などのアーティストと共演しています。特に編曲家としての活動が多く、EPOの「う、ふ、ふ、ふ、」や稲垣潤一さんの「クリスマスキャロルの頃には」などのヒット曲を手掛けています。
稲垣潤一(いながき じゅんいち)
稲垣潤一さんは、1953年生まれの日本の歌手、ミュージシャンです。彼は1982年にシングル「雨のリグレット」でデビューし、その後「ドラマティック・レイン」や「クリスマスキャロルの頃には」などのヒット曲を生み出しました。彼の音楽はJ-POPやシティ・ポップのジャンルに分類され、特にバラードが多くのファンに愛されています。
カジュアル席でも9,300円という決して安くない、そんなライブに何故行ったのかというと、バックバンドにGOOD BYE APRILが出演するから。
なので、ほぼGOOD BYE APRILについての感想になります。
バンドメンバーの誰かがサポートは良くあるけど、バンド全員というのはなかなか聞かない。
GOOD BYE APRILはたまにアイドルのバックバンドやってるけど、それとは全く違う特別感。
だってだって、あの稲垣潤一さんのバックバンドですよ。ホントに凄いことです。
清水さんがYouTubeでGOOD BYE APRILの演奏を見て今回オファーしたと言ってましたが、EPOさんや林哲司さんとのお仕事やその他色んな事が巡り巡って見つけてもらえたんでしょうね。
稲垣さんは写真で女性がいるのは知っていたけど、前日のリハまで延ちゃんがなんの楽器を担当しているか知らず、ベースで驚いたと言ってました。
逆に私も驚きです。
バックバンドの演奏技術も知らず直前までいられるなんて。見つけてきた清水さんを信頼しているって事なんでしょうか。
会場に着いてドリンクを交換。
京都のジンと、抹茶リキュール、柚子が入った本日のカクテルを注文し、席に着きました。
4階サイドのカジュアル席。
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開演まで後20分程あるのでキョロキョロと落ち着きなく周りを見渡すと、3階の客席に音楽プロデューサーの加茂啓太郎さんを見つけました。
加茂さんはGOOD BYE APRILのボーカル倉品さんを発掘し、バンド結成に一役買った大事な人。
今日の晴れ舞台を見届けに来たようです。
この間アイドルの文坂なのさんがGOOD BYE APRILの『missing summer』をカヴァーした曲をリリースしましたが、文坂さんも加茂さんプロデュースのアイドル。
倉品さん作詞作曲で『俯かないで』という曲もリリースされたばかり。
めっちゃ80年代アイドルを意識した曲。
南野陽子の『話しかけたかった』みたいな雰囲気がありました。
歌と向き合って欲しくて、彼女の曲はあえてボーカル補正してないと加茂さんのnoteに書かれていました。
そのおかげで80年代のアイドルの空気そのまんま。
New Jeansのハニちゃんなど、K-POPアイドルが日本の80年代の曲をライブやTVでよくカヴァーしてるけど、この時代を狙った令和の最新曲がウケるのかな?
普段の姿とは違うギャップを見せる曲だから選ばれてるのでは?と思うので、それ専門のアイドルはおじさんホイホイとしか思えない。
新たなパパ活ビジネスなのかな。
加茂さんは、私も25mプールにトマトジュース1滴垂らしたくらいの濃度がうっっっすい繋がりがあります。
デザインの仕事で色々相談していた方が加茂さんとお仕事されていて、16年の付き合いで、しかもバンドでメジャーデビューもされてたと!
今でもタワレコにCDが流通してるそうなんですが、バンド名教えてくれないし、検索かけても出てこないので不明。
「わー、加茂さんと薄い繋がりできた」と笑っていたのですが、「誰とどこで繋がってるか分からない世界だから、言動には気をつけろって事だよ」とアドバイスをもらいました。
確かに。
それから何度か同じような薄い繋がりで繋がってたという事があったので、出会う人は本当に大切にしていかなきゃなと肝に銘じてます。
あ、それならパパ活ビジネスとか書かない方が良かったのかな。
そんな出来事を思い返したり、写真を撮っていたら開演時間。
わー、なんか緊張する!
SNSのフォロワーさん達も書いていたけど、ホント授業参観の気持ち。
まず登場したのは主催の清水さんとGOOD BYE APRIL。すぐにボーカルの方を呼んで演奏が始まるのかと思いきや…話が…長い!!
え、なかなか始まらないと思っていたら、やっと安倍さんを呼び込む。
そしてここでもやっぱり…話が…長い!!
しかもBillboard東京って演奏の音響優先のようでMCがボワンボワンしてMCが聞き取りづらい。
正面の人からは笑いが起こっていたのでサイドがダメなのかも。なんて残念な席なんだ。
やっと歌い始める雰囲気に。
いよいよだ!
演奏を聴いてすぐに、「あ、大丈夫だ」と思いました。
全然緊張してる感じは無いし、普段通りのGOOD BYE APRILの音がした。
強いて何か言う事があるとすれば、倉品さんの動きが何かオタクっぽい。
独特な雰囲気でそれを言葉で表すのは難しいけどとにかくオタクっぽい、そんな倉品さんを見るのも、また一興。
この方達と演奏出来るのが嬉しい!という感情が体中からこぼれてる。
清水さんのキーボードもすごく好みでした。
ジャズピアニストみたいな、そんな演奏でした。
カッコイイ。
続けて次の曲、とはいかず、また…話が…長い…!!
この感じなら曲数かなり少ないと察しました。
制作もゴリゴリしていて、Billboardツアーもあって、すぐにこのバックバンドだったのでGOOD BYE APRILの皆忙しくて追い込まれてないかな、大丈夫かななんて心配してたんです。
普通なら断るようなタイミングだと思うのに、断る選択肢がない程働かされてるんだと思った。
何十曲もやるのかと思っていたけど、全体にしても10曲。これでも大変だとは思うけど90分のステージでこれは少ない。
これでカジュアル席9,300円、いちばん高いデラックスシートDuoが24,000円かぁ。
私はずっとGOOD BYE APRILが見られたので納得の価格でしたけど、安倍さんファン、稲垣さんファンの方はこのトーク多めが通常なんでしょうか。
皆さん大人の方達だからこれで納得されてるんだよね。私ごときが心配することじゃないか。
この少ない曲数でも稲垣潤一さんの選曲は秀逸でした。まさか9月に『クリスマスキャロルの頃には』が聴けると思っていなかったので感動です。
そんな名曲をご本人の歌で演奏してるGOOD BYE APRILを見たら、えも言われぬ感情の昂り。
つのけんさんのドラムと延ちゃんのベース、倉品さんのギターとコーラス、タカシのギター。
私はGOOD BYE APRILが懐かしい懐かしいと言われるのが良く分かってなかったけど、確かにこの曲達に馴染む演奏は懐かしいと言われるのかも。
私は80年代のシティポップより、アイドルの曲が好きだったのでこの界隈の曲を聴いてこなかったけど、確かにGOOD BYE APRILはそっちなんだろうなぁ。
でもあまり80年代シティポップやニューミュージックに傾倒し過ぎていくと多分私ついていけない。
言葉選ばずに言うと、まだ30半ばの彼らは老い先短いファンを多くつけるより、もう少し若い世代のファンをつけて欲しいと思ったりします。
その辺離婚伝説とかYONA YONA WEEKENDERSとか上手くファンの世代をバラけさせてるなと思う。
稲垣潤一さんはご年齢が71歳だそうだけど、見た感じファンの方はそれより10~20歳下の方々。
アイドルのライブかと見紛う程の盛り上がりでした。
GOOD BYE APRILも稲垣さんのように息の長い愛される存在になれると思っているので、今より80年代をあまり感じさせる曲を作らず、これまでのGOOD BYE APRILにしか出せない曲を作ってほしい。
それにしても稲垣さんの変わらぬあのお声は凄いです。盛り上げ方も流石だし、たった5曲の選曲もいいし、上質な物を見たなという満足感でいっぱい。
私も20、30年後もこんな風にGOOD BYE APRILのライブを観られてるといいな。
この日は意識飛ぶほどの強い薬で足の痛みを抑えてやっと歩けていたので、内蔵にもかなりの負担。
10年どころか数年後には死んでるかもしれないなぁなんて不安に思う日々。
長生きできても体が動かなきゃライブに行けないつまらない人生だし。
アーティストもファンも、体も精神も健康でいたいものだな、と強く思った色々考えさせられるライブでした。
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