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rega × YONA YONA WEEKENDERS × LIBRO 2024年6月9日(日) 吉祥寺WARP

伝説的なインストバンドrega。
現役なので伝説というのはおかしいかな、若手のインストバンドが憧れ尊敬している存在。

そんなインストバンドregaがYONA YONA WEEKENDERSと対バン。
意味が分からない、YONA YONA WEEKENDERSとregaが全くハマらなかった。
同じ名前のバンドがいるんだと思ってた。

店頭紙チケットから優先入場なので、吉祥寺WARPにチケットを買いに行った。
 チケットを手にして、"rega"の文字を見てもあのregaと思っていなかった。

しかし翌週のSYNCRONICITYのトークショーでYONA YONA WEEKENDERSの磯野くんがおすすめする、SYNCRONICITYで見た方がいいアーティストは?の質問に、「そうですね、今度対バンが決定してるregaは外せないですね」みたいな事を言って、「あ、やっぱりそのregaなの!?」とやっと受け入れた。

あまりに音楽性が違うけど、両方好きな私がココに実在してるので、かけ離れてる訳でもない。
これを聞いた後も何度もYONA YONA WEEKENDERSのメンバーに会って話はしてたけど、何故か「rega好きなの!めっちゃ楽しみー!」みたいな事は言えなかった。
何か言葉にしてしまうと、その気持ちが嘘くさくなってしまいそうな気がした。

SEQUOiAのタカシからは「今度WARPでYONA YONA WEEKENDERSとrega対バンするなぁ」と声をかけられ「そうなん!ホンマに嬉しい!」なんて事を言えたけど、対バンする当人達にrega好きなんで楽しみ!なんて言っても意味があるように思えなかった。

ライブハウスの入口で必ず聞かれるアレ。

「お目当てのバンドは?」

「レ、regaです」

受付のお姉さんがチケットの半券をregaと書かれているBOXに入れるのを見届ける。

YONA YONAのみんな、ゴメン。
変な罪悪感。

可愛らしい小学生の女の子がregaの物販に立っていた。
メンバーさんの娘さんかな?
Tシャツを丁寧に畳む手つきが可愛らしかった。
YONA YONAのキイチ君も近い将来娘さんを物販に立たせてそうだな。
想像するとしっくりきて、ちょっと楽しみになった。

regaのエンジ色のTシャツを買うと決めていたけど、最前を確保するのが先。
ライブ後に買おう。

トッパーはHIP HOPのLIBROさんだろうと予想していたのにregaだった。

「一歩ずつ前に詰めてください!」スタッフさんが後ろから叫ぶ。

ベースの青木さんがフロアの混み具合を見て「まぁ、そんな詰めんでも大丈夫やろ。ゆったり見てや。」
と言う。
関西弁なんだ。

「始めよか」
青木さんがメンバーに声をかける。

え!待って心の準備がまだ…とワタワタしている内に演奏が始まる。

SYNCRONICITY でも見れず、先週の下北でも見れず、他のライブと重なりタイミングが合わず、今日初めて見るrega。

カッコイイ、楽しい!
手が触れてしまう近すぎるステージ。

SEQUOiAで何度もWARPに来てるけどこんなにステージに寄って見たことない。
YONA YONA WEEKENDERSが出るのだからフロアは混んで前を詰めるしかない事情もあるけど、初めてのregaをこの距離で見てしまって、今後もこの距離じゃないと満足出来ない体になってしまったら大変だ。

SEQUOiAの次のライブでこれだけ寄って見てたらタカシは何て言うだろう?
「近いねん!まぁいいけど。」って笑ってそう。

たった3人でこの音を出してるとは思えなかった。
元々はツインギターだったけれど2019年に1人脱退され、そのまま3人でregaを続けている。

何で音がスカスカにならないんだろう?
この間ツインギターで4人いるのに音がスカスカの大学生の演奏を動画で見たところだったので尚更思った。

ドラム?
ドラムが隙間を埋めてるのか。
手数がやたらと多いわけでもないのに、この重厚感のあるサウンド、さすが!

途中のMCで、
「俺(ベースの青木さん)とギター(りゅうじさん)、ヘルニアなんすけど、この中でヘルニアの人おる?」
と言われ、
「はい」
とそろりと手を挙げた。

「マジで?最前大丈夫?」
と心配される。

「どうやったら治るんやろうねぇ」

同感。
良くなったかと思うと再発。
この日も調子悪いにも関わらず日比谷音楽祭と3時間立ちっぱのライブ。
よく立ってられるよなぁ自分。
好きな音楽が支えてくれてるから病気に負けてないとこある。

ギターのりゅうじさんがヘルニアなのにピョンピョン跳ねてるのが信じられない。
アドレナリン出てるからだろうけど、後で症状悪化しないといいなぁ。

カッコよかったライブを終え、私はもう大満足。

3組全てのステージが終わった後にバーエリアで飲んでいる青木さんと三宅さんを見つけ、持ってきた色紙にサインをお願いすると快く書いてくれました。

「あー、ヘルニアの人やん!ホンマに大丈夫やった?」

「これ以上飲めない薬の量飲んで、それでも痛いんでお酒で痛み飛ばしてます」

「あかんやん、でもそれ好きやわ笑」

「サインにregaってちゃんと書けよ」と三宅さん。

すると青木さんが私の手に持っているYONA YONA WEEKENDERSからもらったセトリ表を見て
「YONA YONA WEEKENDERSって書こか?」とイジワルを言ってくる。

「違うんです、今日お目当てのバンドregaで来たんです。」
焦って答える。
どっちも好きって言っていいのかな?失礼になってしまうかな。

「わかってるよー、こんなちゃんと色紙持ってきてくれて、ヘルニアやのにあんな楽しんでくれて。regaにファンおったなーって感動したわ。」
優しい返し。
ファンはたくさんおりましたやんか。

「りゅうじのサインもいるよな?待っとって、もらってくる」

自分でもらってきて、ではなくもらいに行ってくれる青木さん。
めちゃめちゃ優しい。

その上りゅうじさん連れてきてくれた。

「さっきのヘルニアの人ー。りゅうじお礼して」
いやいやいや、お礼はこちらがする事です!

りゅうじさん笑顔で、
「ありがとう!ってか足大丈夫?」と心配してくれる。

「お酒で飛ばしてます!」

「見た目と違ってロックだねー」と言う誰かの声が聞こえた。

regaさんとは他にも色々お話しさせていただいて、私が好きなregaさんに憧れているバンドのお話もしました。

「あの、これそのバンドのグッズのライターなんですけど。QRコード書いてあって読み込むと曲聴けるので是非聴いてください!」
と青木さんに渡す。

「あー、俺電子タバコ」

「わ!すみません、じゃあいらないですか?」

「あー、でもそのバンドさんの為にそれもらっとく。もらっていい?」

「押し付けちゃってすみません!」

「そのバンド知ってるよ。前やってたバンドもよく知ってる。」と三宅さん。

「え、ご存知だったんですね。余計な事しちゃったかなぁ」
(後で知ったんですけど、その前やってたバンドとすでに8年前に対バンしてました。
ここ2年くらいの新規ファンだったので知らずで、本当に余計な事でした)

すると青木さんが笑顔で
「そのバンドさんと出来たらええね。その時はまたライブ来てな。」

そんな風に言ってもらえて大感激で泣きそう。
それが実現しなくても必ずregaのライブまた行きます。

「あ、SYNCRONICITYでregaの『VIP』演奏したQOOPIEって知ってますか?あの日『VIP』で客席めちゃくちゃ盛り上がったの忘れられません」

「それ聞いたよ、なんか俺らの事めちゃめちゃ尊敬してくれてるらしいね」

「あの、QOOPIEもさっき言ってたバンドと仲良くて何度も対バンしてて、3組で対バンとかだったら最高です」
まとめて皆幸せになれ!と図々しい要望を伝えてしまいました。

「へー、そうなんやー。俺らずっとキューピーや思って可愛い名前やな思ってたけどクーピーやねんな、覚えた覚えた。」

「なんか、図々しくてゴメンなさい。」

「いやいや、ほんま嬉しかった。ありがとねー、またね。」

こちらこそですと深々と頭を下げる。

そりゃ皆が憧れるはずだ。
ベテランバンドで、こんな良い人達なかなかいない。

よくバンドマンはロクな奴がいないと言うけど、私が出会う人皆良い人。
その人柄を知ったらより音楽が大好きになる。

人と音楽は別と言うのは分かってるけど、でもライブハウスで出会う人が最低だったらもう二度とライブ行かないというのも事実。
それでファン辞める人たくさん見てきた。

幸い私は音楽と人柄がイコールの人達に出会えているのでファンを辞めたことない。

ちなみにQOOPIEがカバーした演奏はこちらです。
アップしている方がいないようだったので、もったいないと思いアップしてみました。(2024.7.5追記)

regaの事でいっぱいで、LIBROさんとYONA YONA WEEKENDERSのレポまでちょっと筆が追いつかない。

まぁ、YONA YONA WEEKENDERSはまた来週も行くのでいいか。
セトリをキイチ君からもらっといて、これは大変申し訳ないけど、もう最高のライブだったね!というのは間違いないです、はい。

この日のセトリと、キイチ君手刷りのTシャツ。XLしか残ってなかったけど、もう二度とこんな手間かかったの作らないだろうから買った。コーディネートいっぱい教えてくれたスタッフのお姉さん、いつも素敵な笑顔でありがとうございます。

後、このライブで痴漢にあった話も書きたかったけどregaとの楽しい思い出で終わらせたいので、これはまた機会があれば書こう。
痴漢よりも周りの男達の反応に幻滅した怒りがまだおさまらない。
この騒動のせいでregaのグッズ買いに行けなかったんだから!

大切に大切にお部屋に飾ってます。






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