GOOD BYE APRIL 2024年11月3日(日) 昭和記念公園『東京蚤の市』
快晴が過ぎるほどの秋晴れ。
立川にある昭和記念公園で大規模な蚤の市が開催される。
飲食の屋台やミュージシャンによる演奏もあり、お祭りのようなイベント。
10時50分からという朝の時間に我が推しバンドのGOOD BYE APRILが出る。
早い、早すぎる。
朝が苦手な私はしっかり寝坊をしたけれど、何とか10時前には会場に着く事ができた。
まだ時間もあるのでLafuzinのミカちゃんが働くお店が出店しているのでそこに向かう。ミカちゃんは来ないと言っていたけれど、以前お店に行った時ホットサンドが食べられなかったのでそれを朝ごはんにしようと決めていた。
朝ごはんにしては少しヘビー、時間も時間だしブランチというべきか。
スコットランドの伝統料理、ミンチ肉のハギスをチーズやハーブでサンドしたものを注文。
このホットサンドを持ってメインステージへ向かうとGOOD BYE APRILがリハーサルですでに演奏していた。
トップバッターだから開場前にサウンドチェックは済ませていると思っていたから見られてラッキー。
用意してきた折り畳みの椅子とレジャーシートを広げホットサンドに齧り付く。
美味しい!
肉肉しいかなと不安だったけれど、ハーブのおかげで臭みもなく食べやすい。熱々で伸びていくチーズも濃厚だった。
そしてそんな美味しいホットサンドを食べながら、この快晴で気持ちの良い気候の中で聴くGOOD BYE APRIL。最高に贅沢!
リハーサルだけで、来て良かったと思えるほどの満足感。
なんて素晴らしい人生なんだろうと人生にまで想いを寄せるほどの気持ちの良い風が吹いていた。
数えると私が今年行ったライブはこれが112本目、GOOD BYE APRILだけで言えば17本目。
その中でも断トツの清々しさのシチュエーション。
ピンクシャドウの間奏で、らっしーさんがメンバーに振るソロ回しがハチャメチャで、演奏してる方も気持ちいいんだろうなぁと感じた。
そしてこの日のタカシのギターが6曲目の『君は僕のマゼンタ』あたりから歪みまくっていた。
それはそれは笑ってしまうほどに。
ピンクシャドウの演奏前に何か機材トラブルっぽい様子があったのでそれの影響かな。
使っているギターはYAMAHAのPacificaで太い音が出るギターみたいなので本来はこの歪みで合っているけど、らっしーさんの声にこの歪みが合わないと、普段は極力歪ませないクリーンな音作りをしていた。
一度浜松町のフリーライブで思いがけず歪んでしまった事があって、それもいいなと思ったから、ほんとにらっしーさんの声に合わないのかなぁ?一度思い切り歪ませて欲しいという密かな願望を持っていた。
それでも最近は以前より歪んでいる音を使用している気がする。
でも今日のライブは気がするレベルじゃなくて、確実に歪んでいた。
いやー、どっちがいいとかない。
どっちもカッコイイ。
はらかなこさんのキーボードも、音がパチパチと炭酸みたいに弾けていた。ぬましょうさんのパーカッションとこの人の音合うだろうなぁ。
6人で演奏したらシティポップ業界無双できるんじゃないかと思う。
演奏終わり、楽器を片している所にタカシに声をかける。
「タカシ、おはよーっ!」
朝のタカシは初、だと思う。
「あぁ、おはよう!」
「ただタカシにおはようって言いたかった、それだけ」
「確かに、おはようやな、こんにちはではまだないわ」
この返しが何ともタカシだ。
初めてタカシにおはようを言えるこの喜びを打ち消してくるこの返し。
延ちゃんやつのけんさともご挨拶してしばし雑談。
みんなから今日の服可愛いね!と褒められたのが嬉しかった。
レトロリロンのぬま君が教えてくれた古着屋さんで一目惚れして買った上着。
今度ぬま君に会ったら「エイプリルのみんなに褒められた!!」と報告しよう。
「もう帰るん?」とタカシに聞かれ、「んー、ご飯も食べたし帰ると思う」と答えたけど、この後結局なんだかんだと最後の曽我部さんのライブまでしっかり見た。
私は推し仲間というものを作らない主義なんだけど、物販列でご一緒したエイプリルファンの方達と一緒に回ってご飯食べたりお茶したりライブ見たりと、思いのほか満喫していい休日になった。
特に今日みたいにいいライブを見た時は感想を語り合えたのが嬉しい。
感想は本人達に直接伝えるスタンスだけど、ファンの方達と色んな意見を言って貴重な情報を教えてもらって気づきがあったり。
後80年代のシティポップシーンに疎い私には有り難かった。
全ての好条件が揃った奇跡みたいにいい日だったな。
数年後もあの時のライブ楽しかったーってファンの人達と語り合いたい。