Alaska Jam 2024年10月27日(日) 日本橋三越屋上庭園 『ビアフェスタ「Beer or beer?」』
先週の心言さん生誕祭からわずか1週間で再会できた。
心言さんのライブは何故だか先に予定が入ってる事が多いから、続けて見られるなんてごく稀な事なので幸せ。
日本橋のクラフトビールのイベントで、屋外で、しかもフリーイベント!
お酒の曲が多いAJにピッタリなイベント。
生憎曇り空で、時折雨が降ってきたりもあったけど屋根もあるし中止の心配はない。
到着すると物販にギターのたけまささんがいた。
キーホルダーとステッカーとラババンを買う。
「先週、心言さんのイベント行きました。急遽アラスカのライブがあって、めっちゃ嬉しかったです」
「楽しいイベントだったよねー!」
「そこでJUGERのギター弾いてたじゃないですか?あれ癖があって慣れるまではいい音出せないらしいんですけど、たけまささんは、まるで自分のギターみたいに弾いてて流石だな、プロとは凄いものなんだなとしみじみ思いました」
「あ、そう?ちゃんと弾けてた?ギター詳しいんだね」
「全然詳しくないです。後で調べたんです。硬くて鋭い音が出るって」
「そうそう、硬い音出るんだよ。あれ欲しいんだよねー。そんな所まで見てくれてありがとう、嬉しい」
物販も購入して立ち去ろうとすると、たけまささんが両手を差し出して、
「今日は来てくれてありがとう、いっぱいビール飲んで楽しんでってね!」
と力強い握手をしてくれた。
しっかりと大きな目で見つめてくるので、この目に捉えられる感覚になる。
ちょうど心言さんも物販にやって来て、
「あー、来てくれたんだね、ありがとう!」
と心言さんもまた目をしっかり見つめて力強く握手をしてくれる。
さすがに1週間後だと覚えてくれていた。
また忘れられないよう間を置かずライブに来よう。
ライブの前に買った『ミラージュ・ビアー』というクラフトビールがとても美味しかった。
Czecho No Republicというバンドがリリースしたアルバムにあわせて醸造したとの事。
苦くなくてフルーティーでぐびぐびいけそう。
桃や葡萄を思わせる香りとあったけど、私はよく分からなかったが、フルーティーである事は間違いなかった。
「缶は無いんですか?」と2杯目におかわりに行った時聞くと、ちょうど昨日今日あたりに通販限定で販売開始されたとの事だった。
サイトを見てみるとビールにしては高額だったので購入は見送った。
AJのリハーサルが始まり、ステージ前に行く。ステージと言ってもフラットな場所なのでステージ感はなく、フロアライブのよう。
AJ目当てのお客さんは身につけてるグッズなどを見るとそこそこいるようだけど、集まっては来なかった。
本番が始まれば皆来るんだろうか?
1人こんな目の前で見てたら「邪魔」と文句を言われないだろうか?と不安に思っていると「皆さん良かったら前にお集まりください!」と開演直前にアナウンスがされる。
良かった、と安堵したのも束の間、AJファンの皆さん気づかいがありすぎて前列の方が、後ろも見えるようにと座り出した。
「えええ!!!」と困惑。
ヘルニアの私、こんな所で座れない。
2列目の方と替わろうかと思ったけれど、その方達は「2列目で良かったね」と話しているのが聞こえたので声をかけなかった。小心者。
仕方なく座るけれど、30分過ぎたところで痛みに耐えかねたので立ち上がって観てしまった。
本当にすみません。
ハロウィンが近いという事で1曲目は『ゴーストピーポー』。振りが楽しいし、好きな曲。
ちなみに私がAJで一番好きなのは『ゴーストピーポー』の前に連続リリースされた『Howling』。
この日は演奏されなかったけどめちゃめちゃカッコイイ。
クラフトビールのイベントということもあって、お酒の曲中心で焼酎をビールに変えて歌ったり。
たけまささんがクイズを出したりジャンケン大会したりと大人に付き合わされて遊びに来ていたちびっこ達も大盛り上がり。
その場の客層に合わせた見事な対応力。
たけまささんのアコギを初めて聴いたけど、途中アコギなのを忘れてしまうくらい派手な音がして華やかだった。
たけまささんそのものの音がした。
私、失礼ながらたけまささんのもう1つのバンド、KEYTALKを聴いた事がないんだけれど、多分そちらの方が有名なんですよね?
ライブの盛り上げ方と対応力を見ても、楽しい音がするバンドなんだろうなぁと容易に想像できた。
「もしかして解散しちゃうんですか?」と思わず心言さんに聞いてしまった事があるほど凪のように静かな活動をしていたAJ。
ベースの石井さんとドラムの賢さんがあまり間をあかずに脱退してしまいどうなるのかな?と思っていたけど、今の方が活動量が多い。
どうやらKEYTALKの方も8月で活動休止しているっぽい。
その活休の影響か、AJがたくさんライブがあって嬉しい反面、KEYTALKファンの方にはツラいだろうから手放しで喜べないけど、AJ続けてくれて私は本当に嬉しい。
12月のワンマンチケットが手売りであると言うので、ライブ後にもう一度物販に立ち寄る。
そのチケットに、たけまささんがサインをしてくれる。
「名前なんて言うんだっけ?」
「さおりです」
「さおりちゃんね!ありがとう!」と言いながら私の名前を書いてくれる。
「紙のチケット可愛いくていいですね」
「ねー!いいよねコレ!」
SHELTER仕様のレトロなチケット。
もぎられるのが惜しいくらいの可愛さ。
「さっきもしたけど、はい、もう1回!」と言って両手で握手してくれるたけまささん。
そしてまた大きな目で真っ直ぐ見つめてくる。
最初はすべて見透かしてくるようなこの目が怖かったけれど、段々慣れてきて今は笑顔で返せるようになった。
続いて心言さん。
「今日も最前でありがとうね!」
「心言さんは近くで絶対見たいですもん」
「松田くんとは近々会う?」
SEQUOiAのベース、松田ナオトと仲良しの心言さん。この間も朝まで飲んだと言っていた。
以前、心言さんとナオトのもうひとつのバンドが対バンした時に行ったライブの時の事を覚えてくれている。
「あ、この後ナオトのライブがあるんで会いますよ」
「そうなんだ!またどんなカタチでもいいから一緒にしようって、ヨロシク言っといて」
「はい、こちらこそ是非是非見たいので絶対伝えます」
「ありがとうね!」
と言ってまた握手をしてくれる心言さん。
AJの2人はとてもファンを大切にする。
この気持ちに応えられるほどの熱心なファンかは分からないけど私はAJが好きだ。
なかなかタイミングがあわなくてくいけるライブも多くはないけれど、ずっとずっと応援していきたい。