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YONA YONA WEEKENDERS × COME BACK MY DAUGHTERS 2024年7月11日(木) 渋谷WWW
何や?"COME BACK MY DAUGHTERS"って。
YONA YONA WEEKENDERSとの対バンが発表された時のバンド名見た時の第一声。
ライブにはよく行くけど、本来打ち込みサウンドが好きなのでバンドをあまり聴かないため掘り下げていかない。
皆が知っていて当然と思うバンドすら知らない。
SUPER BEAVERなんて今年初めて知った。
そんな私なのだから当たり前にCOME BACK MY DAUGHTERSは知らない。
チケットを取った後、Spotifyで早速聴いてみた。
私ジャンル分けがものすごく苦手で、これが何ロックなのかどうか分からない。
YONA YONA WEEKENDERSとやるのだからシティポップなのかな?と思っていたらそれとは違う。
だけど心地いいサウンドだった。
これ、ライブで聴いたら絶対好きになっちゃうやつだ。
絶対いいライブするでしょ。
その光景が簡単に想像できた。
ライブ前日にYONA YONA WEEKENDERSのギターのキイチ君が「明日楽しみ過ぎてCOME BACK MY DAUGHTERSのプレイリスト作った」とSNSにあげていた。
キイチ君おすすめの曲が聴けるのは助かる。
口で「楽しみ」なんて言うのは簡単だけど、プレイリストなんて手間なものを作っちゃうほど演者が楽しみにしてる対バンライブに行けるのはテンションがあがる。
よくキイチ君が対バン相手のライブをフロアで一番楽しそうに盛り上がってる姿を見かけたりする。
純粋にファンの1人に戻っちゃうその姿を見られるのはヨナヨナファンとしても嬉しい。
YONA YONA WEEKENDERSのライブは毎週くらい何処かしこでやっている。
加えてメンバーはそれぞれのバンドもあるのでライブ三昧。
好きなタイミングで、思った時にいつでもヨナヨナのライブに行ける稀有な存在。
COME BACK MY DAUGHTERSはMCでボーカルの方が言っていたけどライブはほとんどしないそう。
あんまりやっても皆来なくなるし、疲れるし、1本のライブに思いを込めていると言っていた。
その言葉通りにCOME BACK MY DAUGHTERSのライブはとても良かった。
ファン層も幅広く、楽しそうに踊っている人もいれば、泣きながら聴いてる人もいた。
20年以上やっているとバンドも色んな事があって、ファン側も色々あるんだろうと、その姿を見て思いにふける。
「滅多にライブをやらないバンドのライブ情報をチェックして足を運んでくれてありがとう」
ボーカルさんがお客さんにお礼を言う。
あまりライブをしないバンドはファンの立場で考えたら寂しい。
でも自分にとっては替えがきかない存在のバンド。
『HUNTER × HUNTER』の再開を待つファンの気持ちに似てるのかもしれない。(私はHUNTER × HUNTER読んだことないけど)
若いバンドには絶対出せない味がある。
この人達にしか出せない音がある。
すごくいいバンド。
居酒屋の店主みたいなMCをするのに、歌い出すと人の心に何か訴えかけてくるボーカルさん。
「じゃあ終わろうぜ」とメンバーとファンに声をかける。
全て言いたい事は言った、いい演奏ができた、そんな気持ちが込められた言い方だった。
笑顔と涙が入り交じるフロアのお客さんを見て、このバンドが歩んできた20年を全く知らないけど、愛されてるんだなと思った。
愛されて必要とされて、そのファンの人達に気持ちに段々気づいてまたライブをやろうかなと思い始めたんだとMCで語ってた。
尖りまくってた俺を皆は変えてくれたと感謝していた。
バンドって本当に続けていくのが大変。
何十年と続ければ続けるほどにその大変が多方向に渡っていく。
YONA YONA WEEKENDERSもこれからまた色んな事があるんだろう。
その度に仲間とファンと一緒にそれを乗り越えていけたらいいなと強く願った。
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