DOBEATU × 横浜ReNY beta presents 「The Eve of ReNY」 2024年7月17日(水) 横浜ReNY beta W)ChroniCloop/ブライアン新世界(Band Set)/SEQUOiA/asayake no ato
大好きなSEQUOiAのライブが発表された時絶望した。
その日は別のライブのチケットをすでに取っていた。
こういう事は年間100本以上行ってるのだからしょっちゅう。
別にこの日だけの話ではない。
ただSEQUOiAなのだ。
これは他のバンドとは位置付けが別格に違う。
じゃぁSEQUOiA一択じゃんという単純な話にもならない。
すでに取っているチケットのミュージシャンもかなり好きで、しかも特別なイベントだった。
出る時間帯によってはもしかしたらどちらも行けるのでは??とSEQUOiAのドラムの克也君に出演時間を聞いてみると、19:10からの出番だと返事がきた。
19時から開演の渋谷と19時の横浜に自分を同時に存在させるのは、どこでもドアがあったとしても不可能な話だった。
SEAUOiAのライブに行った私と行かなかった私。
ライブ前日まで何度も考えてSEQUOiAに行くと決めた。
そんな時、このライブ前日に行ったduoのイベントで、観に来ていた渋谷のライブのミュージシャンに会ってしまった。
duoの出演者を見たら関係性が深いので絶対来てると予想はできていたけれど会うとは思わなかった。
「あ、さおりさん」
と手を振ってくれ、私も振り返す。
SEQUOiAに行くと決めていた私はとても気まずい。
行くとは一言もその人に言ってないけれど、明るく声をかけてくれたその人に対して非常に自分が罪深い裏切り者に思えた。
リセールなんて気の利いたシステムもなく、SNSで知らない人に譲るなんてしたくないので息子に譲った。
別にその人のファンでもないけれど、楽曲もいいし演奏もアホみたいにうまいから行ってもいいと言ってくれた息子。
ただ今回はバンドセットじゃないよ?アコセットだよとは伝えたけど、ライブから帰ってきた息子はとても楽しかった、良かったと言っていたので、若い男子のファンを増やす事に成功したので結果オーライだろう。
ただ歌ではなく、ポケモンの話が面白かったと言っていたのだけが気になるところ。
とにかくチケットの譲り先も決まり、SEQUOiAを存分に楽しめた。
私の職場の最寄駅近くにReny αというライブハウスがあるが、新しくできた横浜のReny βは間違いなく系列だろうという分かりやすいネーミング。
αと同じようにモニターが左右に設置されていて、ステージの端が見切れる場所にいても、モニターでステージ全体を観ることができる親切仕様だった。
電車が遅延してSEQUOiA前にギリギリ到着できたので1組目のasayake no atoは2曲くらいしか聴けてない。
めっちゃノリのいいお姉さんたちがいて、このバンドのファンかと思っていたら次のSEQUOiAのメンバーの友達だった。
友達?本人は自称彼女と言ってた。
本当に彼女かどうかは分からないけど面白いお姉さん達だった。
めっちゃ熱狂的でアイドルのライブみたいで、いつもと違って新鮮。
クスリでもやってんのかなくらいの熱狂ぶりだったので笑いを堪えるのが大変だった。
面白いから次のライブも是非来てほしい。
ただ撮影した動画が無駄になってしまうので声量はもう少し控えていただけると助かる。
この日は悲鳴しか録れてなくてそこをカットしちゃうとあまり残らずSNSにあげるのは難しくなってしまったので。
3組目はChroniCloopというバンド。
オルタナティブでダンサブルな曲調。
自然と体がノッてしまう。
今日のライブはディスクユニオンの音楽制作レーベルDOBEATUのあきよさんのブッキングだけど流石だな。
ジャンルが偏らないようにしているし、どのバンドも上手い。
以前あきよさんおすすめのバンドを教えてもらったけど海外のバンドをよく聴くと言ってた。
Spotifyでそのバンドをフォローしたけど、今となってはフォローに埋もれてどのバンドか行方不明。
今度改めてまた教えてもらおう。
4組目はブライアン新世界さん。
ブライアンさんソロとしては2度目まして、奥さんのミカちゃんとのユニットLafuzinを合わせると4回目。
バンドセットのブライアンさんは初めて。
サポートはお馴染みのドラムの神林祥太こと神ちゃんと、(神ちゃんに会うのは1年振り!)5月にGOOD BYE APRILとultramodernistaとのパーティーでブライアンさんも出られていた時に遊びに来ていたギターのハイボルテージさん、ベースはハミルトンさんという方。
コーラスにはミカちゃん。
ブライアンさんの誠実な嘘偽りない感じが歌に出ていてとても楽しく、意図せず最前ドセンで拳突き上げて聴いてた(笑)
いつの間にかやっちゃってたわという風にお客さんを仕立てられるミュージシャンはなかなかいないので、ブライアンさんの歌には力がある。
PIGGSというアイドルグループをプロデュースしていて、そのPIGGSの『フォーエバー・ヤング』もセルフカバー。
1曲演奏したところでハイボルさんのギターの弦が切れてしまった。
そこへSEQUOiAの純平さんが素早く自分のギターを貸す。
普段ゆっくりおっとりしているのに、こういう場面で誰よりも早く行動できちゃう純平さんはさすが!
他人のギターとは思えないくらいに弾き鳴らすハイボルさんもさすが!
ブライアンさんもミカちゃんもなかなか癖のある楽曲なので私の好みからは外れてしまうけど、二人とも人柄が大好きなので心から応援していきたいと思うミュージシャン。
きっと色んな人からサポートを受けて活動が続けていけると思う、ほんとに素敵な二人!
大好きな音楽を、大好きな人達と過ごす事ができてとても幸せでした。
(追記)2024.8.14
YouTubeアップしました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?