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access 2024年12月30日(月) LINE CUBE SHIBUYA『TOUR 2024 immersive arc』
最後にaccessを見に行ったのは握手会?サインのお渡し会?だったと思う。
多分19年前。
こどもの頃から好きだったaccess。
その影響でシンセを始め、初期3作のアルバムの楽曲は全て打ち込みでコピーした。
高校生で始めたバンドではaccessも演奏していた。
どハマりしているさ中、accessはわずか3年でHIROの卒業という体で終わった。
その数年後に復活したけれど『そもそも解散とか、もうやらないとかそう言った明言はしていないので』と復活後の大ちゃんのインタビューを読んで私はかなり苛立った。
はあぁぁぁっ!???
いや、卒業ってハッキリと言うてましたやん!
それはもうやらないって事じゃなかったんですか!?
私はその解散?卒業?にめちゃくちゃショックを受けてマジで何も信じられなくなってた。今でいうガチファン。
思春期真っ只中だったのでかなり拗らせていたと思う。
二人の噂とか色々あったけど、音楽が好き過ぎたのでそれはどうでも良かった。
突然の卒業の理由も、あまりここで書きたくない理由が真相だと後々知り、裏切られた気持ちでいっぱい。
それも真相かは分からないけど、当時の私はその理由にかなり心を痛めたのは事実。
それでも復活はやはり嬉しくて、モヤモヤしながらファンを続けていたけど、その最後に行った接触ライブでaccessに対してあの情熱的な気持ちが残ってない事が分かって聴くのを辞めてしまった。
今年サカノウエヨースケ君に会えた事や、職場に入社してきた方がまさかの現役accessファンだったという事もあって私は再びaccessを聴くように。
やっぱり好きは変わらない。
私がファンをしていた頃の初期楽曲満載のライブ。
"immersive" =没入というタイトル通りかなり音に没入できた。
さすが大ちゃん、シーケンスのアレンジやリフレインする音を使って没入する音作りをしていた。
ただ残念なのは色が統一されていないペンライト。これは没入の妨げにかなりなっていたので、無線コントロールしているKポアイドルのように演出してほしい。
もしくはこの色でと統一する必要があると思う。
カッコよくマッシュアップされた楽曲達。これぞ浅倉大介!という音とフレーズは顕在。変わらずショルキーでステージをかける大ちゃんに感動していると、今はギターも弾くようになったようで赤いギターをさげて客席を煽る。
その懐かしさと新しさがちょうどよくMixされてimmersiveできた。
何より驚いたのは『Loving you』を今でも歌ってくれていた事。
これは音源化されておらずライブでしか聴けない。
それを32年間歌い続けているという大ちゃんの言葉に胸がつまる。
歌詞もメロディも覚えていて、一緒に歌えている自分にも驚いた。
学生時代歌詞を書き起こして弾き語りした。
次のライブで、「あ、ここの歌詞とメロディが違った」と気付くと家に帰ってすぐ修正。
楽譜は読めるけど書き起こす才能はなかったので全て打ち込みで苦労した。
accessが大好きで大好きで、大ちゃんの弟子にしてくださいと手紙を書いた事も思い出した。
若かったんだなぁ、あの頃の勢いを思い出して恥ずかしくなる。
記憶の糸が、一本一本、心に張り巡らされ、その糸は懐かしいメロディによって震え、心に波紋を広げる。
そして私の心は過去へと旅立つ。
ラストの曲も当時と変わらず『LOOK-A-HEAD』。
そういえば、HIROが投げたタオルをゲットして喜んだのも束の間、帰り際に隣りのお姉さんに奪って走り去られた嫌な思い出も甦った。
色んな事があったなぁ。
懐かしいメロディに心が瞬時にタイムスリップする不思議な体験だった。
その一つ一つを思い出すと鮮明なのに、accessのライブに来るまではそんな事すっかり忘れていたのだから不思議だ。
あまりにも変わらない二人。
いつ来ても歓迎してくれる、そんな気持ちになれるライブだった。
「大ちゃん、HIROー!ありがとうーー!!」
3階から2人に向けてありったけの思いを込めて叫んだ。
間違いなく、今年この日まで行ったライブ142本の中で、一番歌って踊って叫んだライブだった。