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Local Green Festival 2024年11月17日(日) 赤レンガ倉庫

Omoinotakeの出演が発表されてチケットを取った後、YONA YONA WEEKENDERSも出演すると発表された。

やった!!

2組が同じフェスに出るのは一昨年の大阪のりんくう以来。
私はそれには行けなかったので、推し達が共演するお得なフェス。
YONA YONA WEEKENDERSも出てくれないかなと期待していたので、同日に出演が決まって大変喜ばしい。
しかも28年振りくらいに見るウルフルズ、好きだけどライブを見た事がない電気グルーヴもいる、しかもDE DE MOUSEやニコタンも!

HARVESTのHana Hopeと春野以外全部見ました!

一緒に行くはずだった友人が前日にキャンセルになり、一人で不安だったけどいつも通り思い切り楽しめた。
 
11月だというのに半袖で過ごせるくらいの快晴と気温。
フェス日和!!
見渡せば海!!
そして混みすぎてない飲食店の列!!
もう最高。

YONA YONA WEEKENDERSの出番にOmoinotakeのラジオ公開収録と、GOOD BYE APRILの桜木町フリーライブが被るという悲劇があるものの、ここはYONA YONA WEEKENDERSに全てを捧げると決めたからには考えない。
考えないとは思いつつ、一年は365日、一日は24時間あるのに何で被るんだろうなぁと何度もチラリと頭をよぎる。

それを振り切るために全力でYONA YONA WEEKENDERSを楽しんだ。
バックスクリーンに映し出されるライブ映像が綺麗で、今回ローカルグリーンお金かけてるなぁと思っていたら、どうやらこれはYONA YONA WEEKENDERSだけだった。
という事はYONA YONAがお金をかけてこの映像を出していたという事だろうか。
遠くにいる人にも演奏するメンバーの顔がアップで届けられいい演出だった。
やっぱり押さえるポイントがシッカリしていて外さないYONA YONA。その楽しさが会場中に伝わる。

ただ1点、ギターのキイチ君がいつもメンバーの方を向いて演奏するのに、この日は反対ばかり向いていた。海が見えて気持ちいいのかな?
でもお客さんの方もあまり向かない。
それがキイチ君らしくなくて少し気になった。
(この2週間後キイチ君は脱退を発表。感じた違和感は間違いじゃなかった(泣))

-setlist-
01. SUI SUI
02. 行けたら、行くわ
03. 君と drive
04. Work Hard Play Hard
05. 寿司と酒
06. 泡沫の夢
07. Orange Moon feat. 大塚 愛
08. R.M.T.T
09. SUNRISE
10. Long Ride

フェスだというのに40分たっぷりのロングセット。
何より大塚愛さん登場に会場は沸いた!
先日のZeppにも来られてなくて、一緒に歌う姿は見られないのかな?と思っていたら、フェスに出演してくれるんだと大興奮。
スタイルが良くて、お顔が小っちゃくて洗練された雰囲気に一目で芸能人!!というオーラを放っておられる。
メディアで見るより1億倍可愛かった。
最前列でいいもの見せていただきました。

お昼ご飯にタコライスを食べつつHARVESTステージのmuqueを見て、SOLステージへ。
Nobel Coreが大盛り上がりで終了。
続いて、お向かいのCACTUSステージでRHYMESTER

そしてSOLステージでお待ちかねのOmoinotake!!

サウンドチェックでは『雨と喪失』を3回と、『So Far So Good』を演奏。

肝心のセトリをメモしたデータが書き起こす前にぶっ飛んでしまってないんですよ。
公式さんもいつも教えてくれないしね、記憶のみ。

By My Side
幸せ
EVERBLUE

ラストノート
モラトリアム
心音
幾億光年
トニカ

3曲目まではこの順番で間違いないけど、それ以降はかなり怪しい。
ロングセットだったからもう少しやった気もする。
そして『モラトリアム』入ってた??
これも怪しい。
毎回やらなかった時はないからやったと思う。
本当に覚えてない。
メモ書いたら安心してそこで記憶リセットされちゃう。

この日はOmoinotakeメジャーデビュー3周年記念日!
「青い空、青い海、まさにEVERBLUE!」というMCをしたエモさん。
こんな素敵な日に「おめでとう!」と直接お祝いの言葉をかけられるなんてファンとして幸せすぎる。
あ、ファン呼称にKUBITTAKEというのがあるんですが、私これが嫌いなので絶対使いません、なのでファンという言葉であえて書きます。

EVERBLUEをプロデュースしてくれた蔦谷好位置さんが ”おもいびと” というファン呼称を以前提案してくれたんですが、私はこっちが好き。
何故こっちにしてくれなかったのか、KUBITTAKEはFM横浜のアナウンサーの方がつけた記憶がありますが。
絶対蔦谷さんの方がセンスあるでしょう。

『蕾』は聴くたびに好きになっていく曲。
歌詞がね、本当にいいんですよ。

どうしたって僕らは ひとつになれない
それぞれが 違う心で生きている
だけど君の痛みに 僕の胸が泣くんだ
わかちあえなくても 寄り添わせてくれないか
並び咲く未来
その花は 決して今を諦めない 僕の蕾

最後の

”決して今を 諦めない 僕の蕾”

で拳を高らかに挙げて泣きながら聴く羽目になる。
それが『蕾』という楽曲。

エモさんの書く歌詞は語尾の一文字にも血が通っていて大好きだ。

本当に血を吐きながらエモさんから絞り出される言葉。
その想いはちゃんと歌詞にあって、私はOmoinotakeの歌詞は読み物だと思っている。
Omoinotakeに出会うまではJ-POPの歌詞なんて好きだ嫌いだの恋愛脳の歌詞ばっかりで意味がないものくらいに思っていた。

最新曲の『ラストノート』も、
”すべての嘘が揮発したなら 最後に残るのは誰の香り”
なんて、どういうことよ。
ラストノートって書くノートじゃなくて香水のラストノートなんですね!天才か!と安直で恥ずべき語彙力で称賛しまくってしまった。

あまり恥ずかしいファンになってはいけない。
こんな素敵な言葉とメロディを紡ぎ出すOmoinotakeなのにファンがこんな幼稚ではいけない、もっと知性のある発言をしなくては。

今回はパーカッションのぬましょうさんは不参加だけど、サックスの後藤天太さんは参加。
気持ちよく音が突き抜けてた。
いつまでもウジウジしててもしょうがないけど、心の中にいつもレナちゃんのサックスがあって、その違いを聴くといつも心が痛くなってた。
でもこの日の天太さんのサックスは私の心に真っ直ぐ届いてきた、少しは吹っ切れたのかな私の心。

いつもこんな素敵な演奏をしてくれてたんですね、天太さん。心が拒否して、ちゃんと聴いてなくてゴメンなさい。

40分のロングセットもあっという間に終わり、すぐにCACTUSステージでジャズのセッションが始まる。
ジャズは4AcesやSASE BANDくらいしか聴かないけど、大人数のステージでお客さんも湧き上がってた。

私の目の前にサックスの天太さんがやって来た。
とても楽しげに見ておられるので声をかけるかどうか迷ったが、声をかけた。

「ご迷惑だったらゴメンなさい」と断りを入れると「全然大丈夫ですよ!知り合いの出てるステージなんで見に来ただけなんで」
笑顔で対応してくれる。

天太さんは何のこっちゃだろうけど、私は今天太さんに会えた事が意味のある事の気がしてとても嬉しかった。
レナちゃんを引き摺る面倒くさいファンから、ようやく卒業出来るかもというタイミングだったからだ。

サインをお願いすると快く書いてくださった。
Omoinotakeのステッカーをいつもスマホに挟んで持ち歩いていて良かった。

すでにOmoinotakeの3人とぬましょうさんとレナちゃんには書いてもらっていた。

「今日、天太さんのサックスを聴けて良かったです」とサインをしてくれている天太さんに声をかける。

「Omoinotake初めてですか?」

「いえ、もう5年くらいファンしてて、ライブも数え切れないほど行ってはいるんですけど」

「そうですよね、このステッカーのサイン、全員ありますもんね(笑)」

「レナちゃんのもあるんです」

「ですね、すごい、これで揃いましたね!」

「はい、ありがとうございます」

少し雑談をして、次回のまだ告知されていないライブにも良かったら来て下さいと言ってくれた。
とても気持ちのいい素敵な人だ。
分かってはいた、だってあんなに素敵な音を出すんだもん。

Omoinotakeでもきっとレナちゃんはまた音を出してくれるんじゃないかと、そんな予感がした。

最早これは最強の御守りに変化しました

続いてNIKO NIKO TAN TAN
好きなので何度かライブに行ってるバンド、ユニット?今年は予定が合わずまだワンマンには行けてない。5月にVIVALAで観て以来すっかりご無沙汰。
当初知らなかったけど SEQUOiAのギター純平さんがサポートをしていた。私は純平さんがサポートを外れたあたりから通い始めたので純平さんがいた時代を知らず大変悔しい。
しかもニコタンのボーカルOCHANはSEQUOiAのもう1人のギター、タカシの大学時代の同級生。
好きという物は必ず繋がってるもんだ。

運良く最前に入れて楽しんで、残り15分のところで後ろ髪引かれながら気になっていたPENTHOUSEのステージへ。
ステージが被らないのがLocal Greenのいい所だと思ってたけど、外のステージと被っちゃうという盲点があった。
2年前に来た時はなかったし、フリーで見られるステージがあるとも知らなかった。
飲食店も並び、横浜のロケーションに盛り上がるステージが用意され、いいプロモーションをしているフェスだなぁ。
本祭もつい見たくなってしまうラインナップだし、損して得取れみたいなマーケティングだ。
賢すぎる。

Penthouseの後はウルフルズ
スピッツとウルフルズと奥田民生が境港でフェスみたいなものをやってたのを、スピッツファンの友達に誘われて行った記憶がある。
あの日はめちゃくちゃ暑くてツラかった。
それなのに熱々の激辛ホットドッグを友達が食べて「私の目の前でそれを食べんといて」「暑い時に熱いものを食べるのがインド流やで」「日本人が日本で何言うとん」という会話をしたなというしょうもない記憶がある。
調べると1996年の7月。
実に28年振りのウルフルズ。

1曲目がなんと『バンザイ』。
 懐かしい。もう少しで前で見ようと移動しているとYONA YONA WEEKENDERSのシンゴ君に会う。
なんかその勢いで2曲くらい一緒に聴いていた。
多分会えるかもとCDを持ち歩いていたのでサインもしてもらったり、大塚愛さんとのコラボステージでは緊張した話をしたり。
シンゴ君はステージの上の人という感じじゃなく、いつも自然体で優しく接してくれるので「友だち?」とたまにその感覚に陥ってしまう。
 でもベース弾くとやっぱり尊敬すべき(?)ミュージシャン。

シンゴ君と一緒にウルフルズを見た、という貴重で贅沢な思い出ができた。

その後はYONA YONA WEEKENDERSの壮史君がドラムを叩くのでDE DE MOUSEのステージへ。
この日の前日の深夜に「DE DE MOUSEとぷにぷに電機が出演するオールナイトのクラブイベントがあるけど行かない?」と息子から誘われた。
フェスがあるから行けないと答えたけど、「え、待って?DE DEさんそのフェスに出るよ?」「マジか、体力オバケやん」と笑いあった。
いくら夜からの出番とはいえ、オールナイトは体力が昼間よりも消耗するのでキツいだろうと思う。
バンドセットでの出演となると一人でDJを回すよりも何かと準備も必要だろうし、売れっ子も大変だ。

DE DEさんを数曲見て、SOLステージに戻ってm-floを見つつ夕食。
以前SOMETIME'Sのライブで行った横浜のサムズアップが出店していたのでハンバーガーを注文。
肉々しいジューシーなものが苦手なので、臭みのない少しパサっとしたパティが食べやすくて美味しい。
m-floのステージもchelmicoCrystal Kayをゲストに招いて豪華。
おしゃれなロケーションの中音楽と食事に大変満足したとても有意義で楽しい時間を過ごす。

そしていよいよラストの電気グルーヴ

昔シンセでShangri-laをカバーした事がある。
今でも色褪せない、歌い継がれていく名曲。
あの浮遊感のあるストリングスのメロディライン、ここだけは打ち込みじゃなくてリアルタイムで悦に入って弾く。ライブでいつかできたらなと思いつつ結局出来なかったな。
そんな思い出がある曲。

一度も電気グルーヴのステージを生で見た事がなかったので心待ちにしていた。

開演時間を5分過ぎたところでお客さん達が「もう、出てきてもええでしょう!」と野次を飛ばす。
瀧さんの出演していドラマ『地面師たち』の名セリフ「もうええでしょう」に掛けたものだ。
笑いが起きる、和やかな雰囲気だった。

今か今かと待ちわびる観客たち。
そして『鬼』というライティングされた文字が浮かび上がる。
よく分からないけど、年に1回11月17日に電気グルーヴから電"鬼"グルーヴになるご開帳の日らしい。
この日限定と思われる凝ったVJがバックスクリーンに映し出される。

凄いな、スティーブアオキよりも凝った映像で見応えがある。

エンターテイナーだなぁと深いため息が出る。
瀧さんのパフォーマンスも流石だ。
中華鍋を振って、エアチャーハンを炒めて観客にぶちまけて行く。
文字にするとそれの何が面白いの?と思うかもだが、瀧さんのパフォーマンスだと表情、指先一つの動きにも笑いが起きて最高の演出に変わる。さすがは役者で成功した人だ。

一人一人に目を合わせていくようにステージの端から端を存分に使い、観客を巻き込んでいく。

とにかく楽しくてあっという間だった。
今年はもうライブがないそうなので、来年あれば是非行きたい。
電気グルーヴの楽曲はいつまでも色褪せない。卓球さんのセンスがその時代に合わせてアップデートされてるからなんだろうなぁ。
カッコイイぞ、電気グルーヴ。

気候もいいし休憩できる場所もあるし混みすぎてないし、とても快適に過ごせて今年もめいっぱいLocal Greenを楽しんだ。

来年はどんなアーティストが出るかな?と終わった直後から楽しみにしている。
GOOD BYE APRILがとても似合うと思うので、来年の出演に期待。

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