240906

涼しい!最高!って言った翌朝、情報番組を見ていたら聞きなれた気象予報士の声で「最高気温35℃の猛暑日」の予報が聞こえてきてリアルにハァ?って声が出た。やる気が終了して早々に日記をサボりました。対戦ありがとうございました。

弊社はフレックスタイムもリモート勤務も基本的には認められていないんだけど、弊部署のボスは自主的にフレックスタイムを導入しているし朝一の打合せは自宅からの参加である。週末社長とするための純白のゴルフバッグは会社の倉庫に置いてあるし、毎日の健康を保つためのサプリメントは経費で落としている。己の働き方を貫くために強固な自主性って大事だ。ちくちく言葉です。昨日も事務所にいなかったがどこで何をしているのかは部署の誰も知らない。いつ開催されるかわからない上に開催されると数時間に及び、脱線に脱線を重ねて有益な結論が出ないままボスにフレックス退社されてしまう打合せのために私たちは割と綿密に資料を作成するのだが、95%は日の目を見ない。不憫な資料たちである。暇だし他の仕事を進めていると誰がそんなことをしろと言ったって怒られるから準備だけ粛々と進める。粛々粛々。

大学生のとき私は建築学科に通っていて常に設計実習に追われていた。現役建築家でもある担当教員によるエスキースが毎週実施されていて、準備した構想も模型も心もバキバキに折られては再構築を繰り返していた。私たち学生は愚かだったので準備が整わないとエスキースをバックレる。バックレるやつは居るが、大抵は40人いるクラスの半分くらいはエスキースに出す。でもその日は5人くらいしか出さなかったし実習室にも10人くらいしかいなかった。担当教員が静かにキレた。

「僕たちは君たちの学費から給料を貰っている身ではあるが無駄な時間を過ごすためにその給料を貰っているわけではない。君たちは時間が無限にあるように思っているかもしれないが、時間は等しく有限であり僕たちにとっても君たちにとってもそうだ。君たちのために時間を捻出することは君たちの先にいる僕たちの義務であり、賃金を貰っている身としての勤めだ。最大限に時間も機会も与えられている今を大切にしなさい。と、いない子たちに伝えてくれ。次回もこの感じなら今日いる君たちのエスキースも実施しない。」
ニュアンス的にはこうだ。途中まではそうっすよね……って聞いてたんだけど、いや何でちゃんと準備してる私まで次回見てくれんのや~って当時はふてくされていた。まぁ当たり前に話の本質はそこではない。社会人になると何かを進めるために時間を割くことはまぁまぁ大変なのである。言うても、当時から私は絶対に学費の元取ってやるからなという気概で学生やってたので当時もはぁそうですねわかってますよへぇみたいな顔で聞いていたのだが、実際自分が給料を貰い、それより高い給料を貰っているであろうボスの仕事ぶりを目の当たりにすると、そのことを理解していない人間の下で働くのってだるいなというのが昨今の心境である。だるいなりに仕事を細々と進めているので私の給料自体はまぁ悪くはないんだけど、不憫な資料作成のために1日に8時間かけるのもなぁ。どうかなぁと思うのである。
昨日は上手く捌けてない他部署の業務を5時間くらい捏ね回す打合せをしてそのまま帰った。今日もまた大した説明もなく「この日いないから!」の言葉通り出社しなかった。昨日打合せで使うはずだった手元の資料が日の目を見る日は来るのかね。わかってるよ、不憫だね、よしよし。

2.5次元舞台を中心にいろいろ観劇。感想を少しずつ書いていきます。