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美術と美術教育のhorizon

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美術と美術教育とつくることの中で、言葉になってそうでなってないことをどうにかして視覚化(いろんな方法で)していこうという試みです。優しくて明るい言葉が目標。
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#arteducation

ロゴデザインをミニトライアルで--iPadと美術の授業--

 さて、デザインといえば実は世の中デジタル化されて久しいのです。  シンボルマーク、ロゴ…

つくるということ・つくる構造〜なぜつくる行為は忌避されるのか

ゴッホの映画、『永遠の門 ゴッホの見た未来』やっと見ました。 ゴッホの精神状態に合わせて…

つくるということ・デッサン〜みんなどう見えているのか検証はできない上での見る練習

 前に書いた「見る練習をしていると見えるようになってくる」話はとてもおもしろいのですが、…

びじゅつやってみよ その6 まなざしの先

はじめに 前回の記事で、お子の才能を伸ばしたいパパママさんへと言うおはなしを書きました。…

びじゅつやってみよ その5 「子どもの絵の才能を伸ばしたい!ママやパパにできるこ…

はじめに 今日はプリントじゃないです。ちょい番外編かも。ママさん向けに。 小学生のママさ…

つくるということ・主題と発達(敏感期)と空間

 この間学校で、美大受験の話を聞いていて、2000時間デッサンしないといけないという話が出て…

びじゅつやってみよ その4「おっきな紙とちっさな紙と感覚統合の話」

1、自分をちょっと拡げるお絵描き方法  腕をぐるぐると準備体操をしてからいつもと違うカレンダーの裏紙や大きな紙に描くをするのはとても世界がパァッとなりますパァッと。  大きな紙やキャンバスにいつも描いている人はポストカード十番勝負をすると世界が内側に入っていきます。キラキラっと中に見えてきます。  あったりまえのことですが、上記の二つは使っている筋肉は違います。 付随して、使う脳も変わります。だから、固まってきたなって思ったら画材や支持体や大きさを変えると予想外の自分に

つくるということ・美術と先生

 4月ですね。これから美術の先生をはじめるという方、これから美術の勉強を始めるという方も…

つくるということ・養生みたいな

 「興奮して創作する」とか「欲しい作家さんの絵をどうにかして手に入れる!」とか「ストレス…

コロナ禍での美術・図工のプチまとめ〜美術室じゃなかったらなにが変わるんだろう〜

 こんにちわ。  今日はコロナ禍での美術・図工のプチまとめをしてみました。  緊急事態宣…

つくるということ・前書き

手を動かしたり、何かを生み出すこと、「つくること」がひとりの人間にとってどんなことなのか…

トラウマとその周辺

こんにちわ。 美術教育法という大学の授業で課題図書だったマヤ・ヴォイチェホフスカの『闘…

鉛筆以外、美術館で使っちゃいけないのはなんでだろ

「美術館では鉛筆しか使えません」 と言うことについて、中学校の美術の授業の隙間時間で話し…

えのぐとのりを足す

 仕事柄、絵の具の補充や色鉛筆の長さチェックがどうにも好きでたまらなくなった。  どの色がどのくらい減ったのかしら。どんな風に鉛筆を削って準備するのかしら。鉛筆が尖っていないと描きたくないクラスタかしら。  我が子の教育にはならんなぁと思いながら、学期末にお道具箱が持ち帰られると嬉々としてあたしが開けてしまう。  後天的にこういう作業が好きになるということはあるもんだなぁと思う。 (なお、自分は鉛筆をとんがらせてスタンバることはできず、いつも私の色鉛筆セットの中は長さまちまち