#20 #21 瀬織×建築 (2週連続)
「瀬織」とは
三次市向江田町にある小さな浄水場。
三次を流れる馬洗川の水をろ過し、三次市内の約3500世帯の家庭に送っています。 ろ過の課程で生まれるゴミとして捨てられていたミネラルや微生物たっぷりの天然泥を 太陽と風、人の手によってゆっくり乾燥させます。
できあがった泥は「瀬織」と名付けられ、土壌改質や水質改良の資材として活用。 現在、日本でもこの向江田浄水場だけが、2009年からこの技術を使い、浄水の過程でゼロウェイスト(ゴミゼロ)を実現しています。
「瀬織」という天然のミネラルの恵みに 衣・食・住の世界で様々なアイデアをプラスしローカルブランドのサポートを行います。
「瀬織×〇〇」にて 双方のブランド価値を高め、サステナブルなメッセージを発信し、地域課題や社会課題の解決の糸口を一緒に見つけていきます。
Stand.FM 「瀬織の声」
天然泥「瀬織」×〇〇で生まれるローカルブランドの確立をテーマに
パーソナリティ生原誠之さん(生原商店店主)とファシリテーター沖田仁美が
瀬織に関わるゲストと一緒にサステナブルなメッセージを発信するラジオ
「瀬織の声」。ファシリテーターの沖田です。
ここでは毎回ラジオに出演いただいたゲストについて、
もっと知っていただきたいことを発信していきます。
第20&21回ゲストは
建築家 ure代表 岩竹俊範さん
「建築って土地の、地面の上に立つんですけど
地面のことは考えたりすることが普段なくて
改めて瀬織を使って畑をつくったりすることで
地面とか土地のことを考えようかな考えたいな
というきっかけを作ってくれた (岩竹さんにとって瀬織とは)」
「建築家ではなく新しい言葉が合いそうな
目線が違うんですよね
生きてる建築をこれから創られていくのかなという感じ
(生原さんが思う岩竹さん)」
≪岩竹さんと生原さんが協力して作られた商品「せとうちコンポストwood」
収録はちょうど販売開始から1週間後、発表ほやほやのタイミングでした≫(ウッドコンポストの開発・公開について)
生原さん:
プロセスありながら自然の時間に沿って物事進めていきましょう
というのが二人の中にあってゆっくりと
岩竹さん:
始め方も大々的にリリースもしないので
扱うものが土を作るというものだから
こっちがあんまりせかせかしても…購入してもらう人にも
やっぱり土に向き合ってもらうという意味でも
そういう空気間を共有しておきたいなと思ったりして
≪岩竹さんが考える建築の未来≫
岩竹さん:
建築とかは仕上げとかも石とかタイルとかも製品化されて
言ってみると
どこでも同じような建物が造れる時代になってるんですね
経済の効率性とかもあって
そういう世の中になってきてるんですけど
昔に全部帰っちゃえばいいかっていうとそうではないけれども
土壁もその土地の田んぼとかそこで採れる土でしかその場所では塗れなかったりするような時代というか文化というか
そういう形式もあったりするので
そこの土地じゃないと造れないみたいなものが
今後広まるのがいいなというか
そういうものを目指したいなというのがありますね
生原さん:
その場所でしか作れない 昔の家も土に帰ってましたもんね
≪せとうちコンポストを考える中で「町を耕す」というイメージについて≫
岩竹さん「
みんなが関わっていくことで…
耕すって土がふかふかになっていくからそういう空気感が
身の回りにあふれていくような社会が形成できたらいいなと
自分ごとになっていく
自分で植物育てなくても知り合いの農家さんに使ってもらうと
そこで出来た野菜ってちょっと自分にとっては
特別なモノになったりするじゃないですか
そういうことで都市と中山間の農業されている方と
つながっていったり
そうしていくとどんどんどんどん土を介して
人がつながったりモノがつながったりしていくのがいいかも
( 2023・7・1 / 8 瀬織の声#20 / #21 )
岩竹さんの活動
ure(ユール) HP
ure Instagram 岩竹さんのデザインはここから
https://www.instagram.com/ure_design/
瀬織
製造場所 向江田浄水場
商品
HPより購入できます
生原商店HP
Instagram
https://www.instagram.com/seori.01/