奇跡とか運命だって言うけれど

「奇跡とか運命だって言うけれど 掴み引き留めているのはぼくだ」

アイドルを推していると、「2人が出会うのは運命だった」「このメンバーが出会ったのは奇跡」「タイミングが少しずれていたら」「偶然こんなことがあって」、そんな話がたくさん出てきます。

本当に奇跡だなと思うこと、その偶然がきっかけになるなんてすごいなと思うこと、たくさんあって、結成日とかデビュー日とかまんなかバースデーとか記念日には「奇跡」「宿命」「運命」…そんな言葉でTLが埋まります。

この歌を詠んだきっかけは、ふぉ〜ゆ〜です。
メンバーの名前が「ゆう」から始まって、みんな同い年、1998年に入所して(※2022年6月、福田くんが1997年入所だったことが発覚)、なんとなく一緒に仕事をすることが多くなって、涙なしには聞けないグループ結成感動秘話を経て、ふぉ〜ゆ〜として今も活躍する4人。

「名前にゆうがついててよかったよ」と笑う4人や、テレビ番組で「奇跡だね」と言われるたびに、本当にゆうが付く名前でよかった、この4人でよかったと思うと同時に、でも偶然とか運命で来たチャンスを、ダメにしないで今日この日まで4人でいることを選んだのは紛れもなく彼ら自身だと思うと、そっちにグッときてしまいます。

出逢いはもちろん奇跡だったかもしれない。偶然だったかもしれない。出会うのは必然で、一緒にいることは天が決めた運命なのかもしれない。
でも、「一緒にいる」と決めて、今日までバラバラにならないように、離れないように歩いてきたのは、彼らがその意志で続けてきたことなんだと思うと、グループやメンバーが甘いも苦いも全て飲み込んでやってきたこの長い時間を「奇跡」の一言で済ませたくないと勝手に思ってしまうのです。

最初は偶然でも、その先は4人が4人でいることを選んできたということが一番嬉しいです。


そしてきっとどのグループでもこういう話はあると思っていて、だからこそそれぞれのグループの奇跡と運命と意志を、尊んでいたいと思います。

これからの4人にも幸あれ!

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