息子との朝まとめ
こんにちは。tsumuguyaです。
登校を拒否したい息子との朝をレポしています。マガジンでもまとめましたのでそちらからでもどうぞ。
今日は息子(小2)との朝を振り返って、まとめに入りたいと思います。うちの息子の場合は深刻なイジメや担任の体罰などといった問題ではなく、気持ちの問題だったのでとことん付き合うしかありませんでした。Google先生に不登校について聞いても大抵がイジメや学力の問題、幼稚園児のお休み明け対策などなど、的外れな答えしかなく…本当に困りました。
今になって冷静に考えると、うちの息子のようなケースは圧倒的に少ないからなんですよね。私のように悩むお母さん、未来のお母さんも…何かのご縁でこの記事にたどり着いて、ヒントになってくれたらいいな。と思います。
本当にどうしたらいいかわからなかった
始業式の日から、泣きわめくほど「行きたくない」と主張していました。手が付けられないほど、わめいていました。こちらも怒ってみたり、諭してみたり、テンションを上げようとしてみたり。どれも合っているようで、しっくりはきていませんでした。
『思う存分お休みしたら行きたくなるのかも知れない』と考えもしましたが息子の性格上、楽な方楽な方に流れてしまうんではないかという懸念がありました。「なんだ、行かなくても良いんだ!」となったら、事あるごとに"「行かない」と泣けば学校や学童に行かずに済むんだ!"という考えになりそうだな。と。
自分が息子と同じ年の頃、そんなに「学校いきたくねぇ!」って暴れた経験もなければ発想にもなかったのでどうしたらいいのか本気でわかりませんでした。
それから、孤独な戦いになりました。
なぜ学校に行きたくなかったのか?
これは本人にしかわからないので、私の推測です。
シンプルに「家でゴロゴロしたい」だと思います。大人もそういう気持ちになりますよね。私だって毎日思います。夏休みのはじめの頃は宿題キッチリやって、外遊びもやって、かき氷作って、お手伝いもして、やることいっぱいありました。親も頑張って付き合いました。後半になってくると、親も息切れしてきてだらだらタイムがどんどん延びて1日YouTube三昧なんてことも。8月雨が降り続いたのもありますね。コロナのせいにしたくなりますが、きっとコロナがあってもなくても同じ状況になったんじゃないかと思います。特に息子の場合は、嫌なことはなるべく後回しにしたいタイプなので"やりたくないことはできるだけ避けたい"という気持ちが強いように感じます。
「皆学校で授業してるのに、俺は家でゴロゴロしてるぜ」
という優越感も感じたいんだと思います。1年生から一度も学校を休んでいないのが彼には面白くないのかもしれません。そこはキチンと「誰でもそうなんだ。そこを我慢して皆生きているんだ。」という話しは何度もしました。
健康であることの素晴らしさ、ありがたさ、これは本当に知っておいて欲しかったです。身内に障害児のいる私にとって息子の発言に怒りを覚えることもありました。怒りにまかせて、泣きながら説教したところで理解はしてもらえないと判断したのでそこは強くは言いませんでした。できれば自分で気づいて欲しいものです。
息子と話し合ってみた
どうしたら学校に行けるようになるか息子と話し合ってみました。当初はなぜ泣いてしまうのか上手く説明できなかった息子。もちろん、イジメや苦手な人がいるなどのシビアな内容のことも聞いてみました。答えは全てノー。
では、どうしたら泣かずに学校に行けるのか。
「ママと一緒に登校したら行けそう?」と聞くと小さくうなずく。そこからレポにあるような毎日がはじまったのです。そこからは、泣きわめいて手の付けれれない状態からは改善されたように思います。歩いて登校は出来るようになりました。
私1人で考えていても仕方のないこと。息子も1人の人間なので一緒に考えるという作業は、して良かったかなと思います。
他人のアドバイスはあってないようなもの
本気で悩んで、子育てをある程度終えた人や同じ経験のある人からの助言、突破口になる考えが欲しかったのでいろんな方に相談しました。
職場の先輩方も、登校班のママさん達もいろいろ励ましてくださいました。「いつかは親から離れるんだから」「一緒にいてほしい時にはいてくれなくなるんだから」「大きくなったら、あの頃大変だったなぁ…くらいに思えるから」「お母さんが好きなのねー」などという言葉をいただきました。
ぜんっっっっっっっぶ響かない。
今!私は"今"困っているのです。この状況から早く抜け出したい。泣きわめく息子との朝なんかない方がいいに決まってるんだから、そこから抜けられるヒントをくれよ。
帰ってきたら「学校楽しかった!」って言ってるのに朝になったら、振り出しに戻るなんて…その喪失感を毎日味わって頂きたい。ゴールが見えないのに、ゴールのかなた先の話をされても何にも励みにはなりませんでした。
話しを聞いてくれるだけでもありがたいですが、他人のアドバイスはあってないようなものです。しかし、同じ経験のある作家さんからのお話しはすごく心を軽くしてくれました。状況や環境もその子によって違うので、もしかしたら母に必要なのは解決策より共感なのかも知れません。
旦那のことはあてにしない
旦那さんが子育てや家事に協力的で、親身になって一緒に悩んでくれる場合は別です。我が家の場合は"子育て=ママ"という考えの旦那なので、どこか他人事でした。そんな態度が相談する気持ちを削いでいくんですよね。話しても「なんか大変そうですね」みたいな返しだと、「1人でがんばろ」と いつの間にか相談しなくなってました。思い返したら、赤ちゃんの時からそういう人でした。
だからといって、夫婦不仲ではないですよ。期待するとこちらの心がガサガサしてくるので諦めただけのことです。息子のことですでに辟易としてるのに、さらに旦那の態度でイライラしたくないので。たまに「最近、朝はどう?」と聞いてくれるだけで「へぇ、覚えてるんですね」と少し株が上がるくらいになると、とても気持ちが楽です。
旦那がいる朝に大泣きした時は旦那が無理矢理、家から出そうとして逆に大変なことになったので実はいないほうが良い事もあるのは事実です。ただ、うちは息子1人なので成立するだけなのかもしれません。3人子供いてワンオペじゃ限界ある!てこともあるでしょうから、無理は禁物です。
だからといって、息子も旦那もお互いを思い合っていないわけではないので私の中で自己防衛として"旦那のことは諦める"というアイテムをゲットした感覚です。
先生に相談は一応しておくくらいの心持ちで
担任の先生には連絡帳で息子の状態はお知らせしていました。初期の段階では本当に手の着けられない状態だったので、何か対策して下さるかと思ったのです。とは言え、学校では元気な息子。先生には深刻な状況が伝わらないですよね。結局、何か助かったことはありませんでした。お電話をくださった時も当たり障りないことしか言わないし、私の心が軽くなることもありませんでした。
「ま、一応お知らせしておくか。」という気持ちでしておくのがいいんだな。と学びました。「その後どうですか?」もないので、信頼度が低くなるのは仕方ないのかと。先生もお忙しいでしょうから、別にこちらは何も求めません。こちらも、"諦め"が肝心なのかも。
もちろん、学校や先生によって対応も全然ちがうと思います。これも運のうちだろうと思うしかないですかね。
結局、何が良かったのか悪かったのかはわからない
1ヶ月ほど経った今のところ、とりあえず休まずに登校している息子。『泣かずに行けた!』と思っても、次の日にはまたテンションが下がり「ママと一緒に行きたい…」と泣きそうな顔しているのでまだまだです。
来年、再来年、夏休み明けに同じことをくりかえしているかもしれません。なんなら、ずっとこのまま3年生になるのかも。
なぜ、今日は行きたくないのか。なぜ、今日は頑張って行けるのか。
本人にしかわからない気持ちです。もしかしたら、泣きわめくだけいいのかもしれない。嫌な気持ちが大きくなって自殺をしてしまうくらいなら、学校なんか行かなくてもいいと思っています。今回のことで息子の中に「この親は無理にでも学校に行かせる」ってすり込まれてしまっては困るのですが…
私のできる精一杯はやったつもりです。
①どうしようもない日は息子の重い気持ちを軽くするために車で送って登校しました。
②母と登校する楽さに甘えないように、車登校から少しずつ登校班に戻るよう一緒に歩いて登校することにしました。
③登校班で行けるよう、列の後ろから母も付いて行きました。
学校に行くことに慣れてきたら学童にも行けるようになっていきました。職場にも相談して、なるべく遅い出勤、手が空いたら早退、をさせてもらい家で出来る仕事は帰ってからやりました。なるべく、息子といれるようにしてくれた職場には本当に恵まれていました。
それが息子にとってどうだったのか、今はまだ気持ちを上手く話せない息子。いつか洗いざらい話せるようになったら聞いてみたいと思います。
母も無理はしない
一進一退の毎日の中で、私の気持ちも持たない日もありました。朝だけお腹が痛くなったり、胃が痛くなったり。息子のせいにしたくはないけど、曇った表情の息子を見るとお腹がギューッとしてくるのです。
そんな時は無理をしないと決めました。
泣きながらも支度をしている時は「後ろから付いて行くね」と言い、付いて行かない。ダメそうな時は車で送る。
卑怯かもしれませんが"こちらも人間なので、付き合いきれないんです。"という息子へのアピールでもありました。伝わったかどうかはわかりません…最悪、学校にさえ行ってくれればいいのです。うちの息子の場合はですが。
これからも。
いつか終わるであろう子育ての途中で、これからも思わぬ壁にぶち当たるんだと思います。今回は学校に行きたくないという問題ですが、これからは対人、身体の悩みなどなど変化していくんでしょうね。
子育ては修行ですね。
私はnoteなりTwitterなりで思いを書き殴ることで、状況の整理やストレスの解消になるのでこれからも書いていきたいと思います。またその時はお付き合いくださると嬉しいです。
それでは、またお会いしましょう。tsumuguyaでした。
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