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契約書との戦いに終止符
契約書、めんどくさい問題
設計事務所を経営していると、避けて通れないのが「契約書の作成」。
平成27年の改正建築士法で「延べ面積300㎡超の設計または工事監理業務の契約の当事者は、所定の事項を記載した書面に署名または記名押印し、相互に交付しなければならない」と決められました。
…わかってる、わかってるんです。でも、これが毎度のことながら億劫で仕方がない。
「そろそろ契約しないとまずいよね…」とギリギリまで後回しにしてしまう。結果、仕事そのものまで後回しにしようとするという、ダメダメな経営者っぷりを発揮しています。
契約書の作成、なぜこんなに面倒なのか
もちろん、昔に比べたら楽になっています。
契約書の書式はネットでダウンロードできるし、手書きする必要もなし。
だけど、それでも面倒くさい。
特に、このあたりがネック。
・ 約款はコピー禁止なので別途購入が必要
・そして 契約書と約款を綴じて押印するという謎の儀式
・ 収入印紙の値段を毎回確認&購入(そもそも普段使わない)
「そんなに大変な作業じゃないでしょ?」と思われるかもしれませんが、こういう 事務作業 がとにかく苦手。
契約書関連になると、もう途端にやる気が消滅します。
電子契約という希望の光
そんな中、最近の業務では 先方から電子契約で書類が送られてくること も増えてきました。
「これ、設計契約にも使えないのかな?」と思い、改正建築士法を確認してみたところ…なんと! 令和3年の改正で「書面の交付」に加え、建築主の承諾があれば電子契約が可能になっているではありませんか!
さらに、 重要事項説明もテレビ会議でOK に!
そういえば、図面の押印が不要になったのもこの頃でしたね。
4年も私は一体何をしていたのか…
これからは電子契約一択!
「建築主の承諾を得て」とあるので、すべての案件で電子契約が使えるわけではないけれど、私の中ではもう 電子契約一択 です。
・ 契約書を綴じる手間ナシ!
・ 収入印紙の値段を確認する手間ナシ!
・ そもそも収入印紙が不要!(電子契約では非課税)
これだけの手間が省けるなら、やらない理由がない。
長年の 「契約書面倒くさい問題」 にようやく終止符を打てそうです。
まだ調べなくてはならないことは残っているけれど、さあ、これから ジャンジャン契約するぞー!
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