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サッカー強豪校での部活動を3年間通して気づいたこと
こんにちは、「NPO法人つむぐ」です。
今回は私の高校生時代のお話をしたいと思います。
私は幼稚園生の頃に始めたサッカーを高校卒業まで続けていました。
誰もが学生時代に夢みた「プロサッカー選手」になること。
その夢を叶えるために私は全国大会を目指せる高校に入学し、3年間をすべてサッカーに打ち込みました。
1.はじまり
高校のサッカー部の活動は中学生の頃から始まりました。
中学生の冬から入部が決まっている学生は週末にトレーニングがありました。
それは春休みになると毎日行われ、InstagramやTwitterで中学校の頃の友達がディズニーランドや旅行に行っている投稿を横目に私たちはグラウンドに通い始めました。これが後にグラウンドが「夢の国」と呼ばれるようになった所以です。
そして入学前にもかかわらず合宿が行われ、入学直後には既にチームが出来上がっている状態でした。
普通の部活よりかなり早いですよね笑
2.日々の練習
サッカー部経験者あるあるなのですが、ボールを使わない=きついトレーニングを意味します笑
私が所属していた部活では、毎週火曜日にボールを使わない「フィットネス」と呼ばれるトレーニングがありました。
内容は大きく分けて二つあります。
1.走り
走りはグラウンドの周りであったり往復ダッシュ、様々なメニューが組み合わされ10km程は走っていたと思います。
基本的に全力ダッシュなのでかなりしんどかったです笑
2.筋トレ
提携しているジムのトレーナーを招き、下半身、上半身満遍なく負荷をかけます。中でも腹筋と懸垂はかなり多くの数をこなしていた記憶があります。
懸垂をたくさんやると豆ができ、それで回数ができないと罰ゲームでさらに科せられるという負のサイクルに陥っていました笑
そのほかにも日々のトレーニングの中に走りや筋トレが取り込まれていました。
例えば紅白戦をやって負けた方は走りもしくは筋トレ
そのため日々の練習から常に120%でバチバチに削りあっていました笑
3.食事トレーニング
部活動ではサッカーだけでなく、”食事”のトレーニングもありました。
日々の弁当は必ずタッパにご飯をパンパンに詰めなければならず、不定期にコーチからのチェックがありました。
パンパンに見せかけて中身スカスカにご飯を入れるのが上手い人も何人かいましたね笑
合宿では毎食大盛りのご飯(元々お茶碗も規格外のサイズです笑)を時間制限がある中で3杯食べなければならず、残してしまったり3杯に届かなかった人はその後実費でおにぎりをコンビニまで買いに行き、それで補填します笑
こうした生活を続けていると自然とご飯を食べる量が増え、スピードも周りと比較すると段違いに早くなります。
特に役に立つことではないですね笑
4.振り返ってみると
毎日が地獄のような日々だった3年間
思い出したくもない辛いことばかりでしたが、後悔しているかどうかと聞かれたら後悔はしていません。むしろ感謝しています。
何度も辞めたいと思い、早く卒業したい、とばかり考えていた現役時代。
しかしその日々をやり切ったことで今後に役立つスキルが身につきました。
1.耐久性
厳しい活動を3年間続けたことで心身ともに耐久性がついたと思います。常に怪我寸前、吐く寸前のような状況を何度も経験したためちょっとのことではへこたれなくなりました笑
2.少しのことでは慌てない落ち着き
朝4時に起こされてすぐ10kmダッシュ、ラストと言われたにもかかわらず終わらない筋トレ、授業中寝ていたら後ろに監督がいる(自分の責任です笑)
など動揺してしまう経験は日常茶飯事でした。そのような状況を一定数経験すると慣れるもので、喜怒哀楽がかなりなくなります。
そのため周りからは「感情を失っている」とよくいじられます笑
きっとまだあると信じたいです笑
3.半端ない自信
これが一番大きいと思います。
「あの3年間を乗り越えたのだから大丈夫だろう」
「あれより辛いことなどそうそうない」
「あれができたのだからこれもできる」
何かにチャレンジする際に私は常にこれを思っています。
これは辛い日々を経験した一部の人しかもつことの出来ないものではないでしょうか。
最後に
誰しも人生において「やりたくないこと」、「大変なこと」、「逃げたいこと」に直面したことがあると思います。
そこから目を背ける前に、
それを乗り越えた未来の自分を想像してみてください。
成長できる新たなチャンスとしてワクワクするに違いありません。
それを乗り越えることでまた一つ成長し、新たな挑戦をする。
そういった好循環にハマった人は強いものです。
最後までありがとうございました!
*この記事を書いた人*
Kami
前向きに